解決!Rのギモン 第4回

第4回 実際どうなの?「ドロップインフィルター
マウントアダプター EF-EOS R」。

著者

T.M

キヤノンイメージゲートウェイ編集部

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2019.2.13

「解決!Rのギモン」へようこそ。こちらは「EOS R」についての皆さまのギモン、モヤモヤをスッキリ解決する連載企画です。スペック的なギモンにはキヤノンが、実践的な検証が必要なギモンは、写真家・工藤智道さんがEOS Rを操りながらお答えします。

今回のギモン① Q.「ドロップインフィルター」
って何? 何の役にたつの?

【キヤノンからの回答】
ドロップインフィルター マウントアダプター EF-EOS R」とは、ドロップインフィルターホルダー機能を搭載するマウントアダプター(EOS Rシステム専用)のことです。

ドロップインフィルター

このマウントアダプターの主なメリットは次のとおりです。

  • フィルターをレンズの後ろに装着するのでフィルター径は問わない。
    複数のフィルターを用意したり、付け替えたりしなくてよい。
  • 1つのフィルターで対応のEFレンズ※1すべてにフィルターを使用できる。
    広角レンズや魚眼レンズなど、
    フロントのレンズ面が特殊な形状でも使用可能。
  • 可変式NDフィルター A」を使えば、
    調整ダイヤルでND3~ND500相当の濃度調整※2が可能。
  • ドロップイン円偏光フィルター A」を使えば、光の反射に合わせて
    ダイヤルでフィルターを回転させ、青空の強調や光の反射の抑制が可能。
  1. ※1 EFレンズ、EF-Sレンズであれば使用可能。EF-M レンズ、CN-E レンズ [EF シネマレンズ] は使用できません。
  2. ※2 調整ダイヤルの白線が見えていない範囲(MAX近傍)では、青みがかったり濃度ムラが発生するため、撮影後の画像処理が必要な場合があります。

《実際に撮ってみた!》

「ドロップイン可変式NDフィルター A」で幻想的な海を撮ってみた!

写真家・工藤智道さん

工藤 智道

写真家・EOS学園講師

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工藤 智道

1969年、横浜生まれ。 日本写真芸術専門学校卒。卒業後、風景写真家の竹内敏信氏に師事。4年間のアシスタントを経て独立。日本の自然風景、都市風景を撮り、夜景や花火の撮影もこなす。写真専門誌で撮影、執筆も数多くパソコン誌、デジタルカメラ専門誌でも活躍。日本写真家協会会員。

EOS学園 講師紹介へ

ドロップイン可変式NDフィルター Aを使用して撮影した幻想的な海

EOS R・EF24-105mm F4L IS II USM(焦点距離:55mm)・絞り優先AE(F22・25秒)・+1補正・ISO200

【写真家・工藤智道さんによる実践検証】
撮影地は神奈川県三浦半島の南端に位置する城ヶ島です。この日は風が弱く穏やかな海で、あまり波はありませんでした。しかし、岩に打ちつける波は多少あり、25秒のスローシャッターで撮影することで、雲海のように幻想的な海の表情を引き出すことができました。

通常のシャッタースピード(1/100秒)で撮影した写真と比べてみてください。その差は歴然でしょう!

通常のシャッタースピードで撮影した海

EOS R・EF24-105mm F4L IS II USM(焦点距離:55mm)・絞り優先AE(F8・1/100秒)・-1/3補正・ISO200

ドロップイン可変式NDフィルター A」が1つあれば、
何枚ものフィルターはもういらない!


明るい日中に25秒のスローシャッターで撮影するにはNDフィルターを使います。発色に影響を与えることなく光量を減らせます。水の流れなどをスローシャッターで幻想的に写したいときの必需品。これまでは撮影の目的に合わせて適切な効果が得られるNDフィルターを何枚も用意する必要がありました。でも、濃度を変えられる可変タイプのNDフィルターなら、かさばるフィルターを何個も持ち歩く必要はありません。

動画でわかる! 
フィルターの濃度が自在に変化。


ドロップイン可変式NDフィルター A」の濃度は、ND3〜500相当の濃度調整が可能。フィルターの濃度は、こんなふうに変化します。

可変式NDフィルターでフィルターの濃度が変わる様子

ダイヤルを回すと濃度が変化します(繰り返し再生しています)。

可変式NDフィルターの調整で、シャッタースピードを思いどおりにコントロールできるのは便利です。城ヶ島の写真のように「25秒ぐらいの長秒露光がしたい」と思ったら、NDフィルターの濃度を調整すればOK。手元の操作だけで撮影できるイメージの幅が大きく広がります。

この可変式NDフィルターは最大でND500相当の効果がありますが、あまり効果を強めすぎると写真全体が青っぽく写る傾向があります。でも今回は被写体が海だったので、青っぽい発色はむしろ効果的でした。また、液晶ビューファインダーを搭載したEOS Rでは、NDフィルターを装着してもファインダーは暗くなりません。これも撮影現場で実感したメリットです。

今回のギモン② Q. 可変式NDフィルターと
円偏光フィルター、
どっちも欲しかったら、
マウントアダプターを2つ
買うことになるの?

【キヤノンからの回答】
ドロップインフィルターは「単体」でも販売されています。
マウントアダプターは1つだけでよく、フィルターを差し替えて使用できます。

ドロップイン 可変式NDフィルター A

ドロップイン 可変式NDフィルター A

ドロップイン 円偏光フィルター A

ドロップイン 円偏光フィルター A

今回のギモン③ ドロップインの
可変式NDフィルターを外したら、
通常のマウントアダプターとして
使えるの?

【キヤノンからの回答】
通常のマウントアダプターとしてお使いいただく場合は、「ドロップイン クリアフィルター A」をセットする必要があります。

ドロップイン クリアフィルター A

ドロップイン クリアフィルター A

今回のギモン④ Q. フィルターは
2つ同時に使えますか?

【写真家・工藤智道さんによる回答】
ドロップインフィルターを使用しながらレンズの先端に通常のフィルターをつけることで、フィルターを同時に使用できます。フィルターの組み合わせによっては「色ムラ」が生じることも。注意しながら撮影してください。

フィルターの組み合わせによる「色ムラ」の例

これはこれで美しいかも!? フィルターの組み合わせによる「色ムラ」の例(ドロップイン可変式NDフィルターと 前玉に円偏光フィルターを使用)。

EOS Rに装着できるマウントアダプター用のドロップインフィルターは、「可変式NDフィルター A」「円偏光フィルター A」「クリアフィルター」の3種類です。これらのドロップインフィルターを使って撮影する場合、レンズの前面にほかのフィルターを装着することができます。

工藤智道さんが試してわかった「フィルターの組み合わせ例」

Q&Aは以上です! 今回はドロップインフィルターについてのギモンに、写真家・工藤智道さんの実写もまじえてお答えしました。いかがでしたか? 次回も皆さまからの質問・ギモンにお答えしていきます。お楽しみに!

ドロップインフィルター マウントアダプター EF-EOS R ドロップイン 可変式NDフィルター A付

ドロップインフィルター マウントアダプター EF-EOS R ドロップイン 可変式NDフィルター A付

ドロップインフィルター マウントアダプター EF-EOS R ドロップイン 円偏光フィルター A付

ドロップインフィルター マウントアダプター EF-EOS R ドロップイン 円偏光フィルター A付

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