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写真で遊ぼうタネキヨのヨキネタ
VOL.07

きらきら光るナゾの発光体
「ヒカリ玉」をつくって遊ぼう!

講師:種清豊(写真家・EOS学園講師) プロフィール

写真家・種清豊先生

すぐに楽しく遊べるとっておきの撮影ネタを紹介する「タネキヨのヨキネタ」。第7回の遊びテーマは、きらきら光る「ヒカリ玉」をつくっての写真遊びです。ヒカリ玉って何? その正体とは? 子どものころよく遊んだアレですよ。このあと解説していきます!

写真家・種清豊先生

種清豊

1982年、大阪府生まれ。京都産業大学外国語学部ドイツ語学科卒業後、写真家・竹内敏信氏のアシスタントを経て独立。主に日本各地に残る明治、大正、昭和初期のクラシックな素材を求めて撮影中。また、人物撮影や、デジタルカメラ専門誌、カメラ専門誌での執筆活動も行っている。

東京駅に「ヒカリ玉」出現!?
このキラキラの正体とは?

東京駅に「ヒカリ玉」出現!? このキラキラの正体とは?

タネキヨ先生が解明!
ヒカリ玉の作り方&撮り方

  1. ここがポイント!
  2. いろいろ撮ってみよう
  3. ポイントまとめ

ここがポイント!

本来は背景に出るはずの玉ボケが、なぜ手前に!?

通常、背景の点光源や木漏れ日などによってもたらされる「玉ボケ」。いろんな場所で自由に「玉ボケ」をつくり出すには、もしかしたら「○○○○○」を利用すればいいのでは? という発想のもと、撮影にチャレンジしてみました。背景にボケが出る要素がほとんどない状況で撮影するのが、今回のポイントです。
種明かしをしましょう。「ヒカリ玉」の正体は「しゃぼん玉」です。しゃぼん玉を大きな光のボケにする要因は2つ。1つはしゃぼん玉そのものが大きいこと。もう1つはレンズの焦点距離を望遠側で撮影すること。標準ズームレンズでも撮影しましたが、しゃぼん玉の輪郭がはっきりと写ってしまいました。また、しゃぼん玉は、レンズの直前と、1メートルほど離れた位置の2カ所から吹いています。

手前のしゃぼん玉をぼかし、レンズの望遠側で撮る

2

いろいろ撮ってみよう!

マクロ撮影にヒカリ玉を入れて
ファンタジックに!

しゃぼん玉のカラフルな七変化を楽しんで
撮ろう

しゃぼん玉のカラフルな七変化を楽しんで撮ろう

こちらはマクロレンズで撮影した1枚です。焦点距離は160mm相当、やはり望遠での撮影です。撮影のポイントは、光(太陽の位置)。この写真は順光で撮影していますが、半逆光や逆光など差し込む光の状態によってもしゃぼん玉の輝きや色つき具合に変化が出てきます。またしゃぼん玉の色はしゃぼん液の厚みにもよるので、吹きはじめと終わりでも色の変化が出てきます。
ランダムに飛んでいくしゃぼん玉ですが、とくにマクロでの撮影の場合、無風での撮影がベストです。風があるときは風向きを確かめながら吹いてください。

ポイント画像

レンズのすぐ前でしゃぼん玉を吹いて
撮影しました

太陽の位置や角度によって現れる「色」の変化を見つけよう

ヒカリ玉の正体=しゃぼん玉ドームの瞬間写真

ヒカリ玉の正体=しゃぼん玉ドームの瞬間写真

不思議な天球と波紋のコラボレーション

こちらもしゃぼん玉を利用した一枚。水面に浮かぶドームがしゃぼん玉です。ドーム真上からスポイトなどでしゃぼん液を滴下させることで、ドームの中に水柱、水面に波紋を作っています。
じつはドームへの映り込みを防ぐために部屋を真っ暗にしているので、撮影中は水柱や波紋の様子は見えません。瞬間を写し止めるために高速シャッターが必要なのでストロボを利用しています。シャッターを切るタイミングが難しく、また、ストロボ、トランスミッター(もしくはシンクロコード)、レリーズ、三脚などの各種機材や道具のセッティングも必要です。
「割れにくいしゃぼん玉」をつくるために、しゃぼん液に洗濯のりや砂糖、中性洗剤を、種類や分量を変えながら加えたものを使っています。ちょっとこだわったしゃぼん玉撮影を楽しみたい方は、下記のしゃぼん玉レシピを参考にしてみてください。

[割れにくいしゃぼん玉レシピ](参考)
・ぬるま湯or水:100ml
・洗濯のり:60ml
・食器洗い洗剤:20ml
・お湯で溶かした砂糖(大さじ1ぐらい):20ml

しゃぼん液を滴下しシャッターを切るタイミングがポイント

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ポイントまとめ

  • 手前のしゃぼん玉をぼかし、レンズの望遠側で撮る
  • 太陽の位置や角度によって現れる「色」の変化を見つけよう
  • しゃぼん液を滴下しシャッターを切るタイミングがポイント

ぜひチャレンジしてみてくださいね!

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ありがとうございました。

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