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写真で遊ぼうタネキヨのヨキネタ
VOL.02

「虫眼鏡写真」で遊ぼう!

講師:種清豊(写真家・EOS学園講師) プロフィール

写真家・種清豊先生

写真家・種清豊先生が、すぐに楽しく遊べる、とっておきの撮影ネタを紹介する「タネキヨのヨキネタ」(←回文)。第2回の遊びテーマは「虫眼鏡写真」。普段何気なく見ている身近なモノを虫眼鏡でのぞくように見てみると、おやおやっ! フシギな形や見たこともない美しい景色のような世界が見えてきますよ。

写真家・種清豊先生

種清豊

1982年、大阪府生まれ。京都産業大学外国語学部ドイツ語学科卒業後、写真家・竹内敏信氏のアシスタントを経て独立。主に日本各地に残る明治、大正、昭和初期のクラシックな素材を求めて撮影中。また、人物撮影や、デジタルカメラ専門誌、カメラ専門誌での執筆活動も行っている。

蒸気機関車の石炭? 鉱物採掘現場?
いいえ、テーブルで撮りました。

石炭・鉱物のような写真

さあ、何を撮った写真なのでしょうか?

  1. ここがポイント!
  2. いろいろ撮ってみよう
  3. ポイントまとめ

ここがポイント!

じつはインスタントコーヒーのクローズアップ撮影なのです!

面白い撮影ネタを探していて、試しにインスタントコーヒーを小皿に盛ってみたら、なんとなく炭水車(蒸気機関車の直後に連結される石炭と水を積んだ車両)が連想できました。アップで撮影したら一層石炭っぽくなるのではと思い、望遠レンズに「クローズアップレンズ」の組み合わせで撮影。マクロレンズは使っていません。花などをクローズアップするのは当たり前ですが、インスタントコーヒーを大きくしてみたことはないでしょう? それが虫眼鏡写真の面白さ。また、うずたかく積まれた石炭が、闇夜の月明かりに照らされた雰囲気に見せるために、逆光位置から懐中電灯で光を当てています。

インスタントコーヒーのクローズアップ撮影

拡大してみたことがないモノほど、意外な違うモノに見えてくる

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いろいろ撮ってみよう!

「虫眼鏡写真」のバリエーション

虫眼鏡で発見! 未来都市のランドスケープ

未来都市のランドスケープ

HDD(ハードディスクドライブ)裏側の基盤部分です。クローズアップレンズに加え、100円均一ショップで手に入れた拡大鏡(虫眼鏡)をレンズの前にかざして撮影しています。撮影倍率が上がることで、いっそう小さな世界を大きく撮影できます。ピントが合って見える範囲が狭くなるので、奥のほうと手前が大きくぼけます。そのボケによる奥行が感じられて、狭く小さな基板が広い風景に見える効果が出ています。基板の配線が、未来都市を走るハイウェイのように見えてきませんか?

HDD・拡大鏡(虫眼鏡)・カメラ

マクロレンズがなくてもOK。「百均」の虫眼鏡でも遊べる!

この花、何ていう花!? じつは……!

この花、何ていう花!?

写真はタングステンランプ(白熱灯)を真上からクローズアップ撮影したものです。発熱するフィラメントやアンカ、導入線と呼ばれる細い線が幻想的に光ります。背景を暗くすることでより光を強く感じさせています。ピントを合わせる場所を前後に変えていくと、電球内部の様子がいろいろ変化して見えてきます(レンズのフォーカスモードはMF=マニュアルに!)。ただ拡大するだけではなく、ピント位置によって変わってくる不思議な絵柄を楽しむのが、虫眼鏡写真のより深い楽しみ方です!

白熱灯を真上からクローズアップ撮影
白熱灯

ピント位置を変えていくと不思議な形を見つけることができる

見慣れたモノが不思議なモノに見えるのが
虫眼鏡写真の楽しさ!
では、おさらいです。

3

ポイントまとめ

  • 拡大してみたことがないモノほど、意外な違うモノに見えてくる
  • マクロレンズがなくてもOK。「百均」の虫眼鏡でも遊べる!
  • ピント位置を変えていくと不思議な形を見つけることができる

ぜひチャレンジしてみてくださいね!

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ありがとうございました。

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