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レッスン18

Exifを読み解いて写真上達|フォトテク・レッスン

Q
青く美しい海とサンゴの浜、最適なISO感度は?

今回は、ミイメイさんの「空と海の狭間」を選びました。場所は沖縄県久米島・はての浜だそうです。全長5km以上におよぶサンゴ礁州島で、東洋一美しく青き秘境ともいわれる絶景ポイントです。燦々と照りつける太陽の下はとても明るいですね。晴天の海と白浜を表現した作品のキーポイントは「ISO感度」です。決め手となったのはどれか考えてみてね。

ミイメイさん「空と海の狭間」 ミイメイさん
「空と海の狭間」

サイズ(ピクセル)
5472x3648
ファイルサイズ
5.4MB
撮影日時
2015/06/16 08:49:03
カメラ機種
Canon EOS 7D Mark II
Tv(シャッター速度)
1/250
Av(絞り数値)
10
露出補正
0
レンズ
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II
焦点距離
55.0mm
ストロボ
非発光
ホワイトバランス
オート
ISO感度
?
  • ISO 3200
  • ISO 400
  • ISO 100
  • ISO 50

Exif情報から読み取る!パズルを解くカギ
レンズはF値が3.5-5.6の標準ズームレンズだからISO感度は高め?
でも、太陽光線の強さを考えると低め? どちらでしょう。

答えはこの下にあるよ!
ミイメイさんの名作に学ぶ

「沖縄、久米島のはての浜にて、印象的な一瞬です」とコメントを添えてくださったミイメイさん。思わず海に飛び込みたくなるような、気持ち良さそうな美しさですね。東洋一といわれる絶景ポイントを海側から撮影。適切な露出により、輝く海の色をメインとした「青い海」「白浜」「白い雲が浮かぶ青空」の3層の美しい色を導かれましたね。
Exif情報を拝見すると、焦点距離55mm(フルサイズ換算約88mm)を選択しています。水平線はレンズ効果により歪みやすいですが、歪ませないレンズ選択と、画面にすべてを入れ込もうとせず、切り取りすぎない落ち着いた作画により、素晴らしい作品になりましたね。
そしてもっとも重要なのが、燦々と降り注ぐ明るい光です。夏の日差しや明るい場所では、ISO感度を上げてしまうと、シャッター速度が速くなりすぎたり、絞りが深くなってしまいますね。日中など光の明るさによって適切なISO感度設定を意識したことで、美しい名作になったと言えます。

A

ISO 100

真夏の明るい日差しで輝く風景は低感度で撮る!

皆さまからご応募いただいた「名作写真」を出水先生がセレクト。
「Exif情報」を読み解き味わい、講評コメントとともに発表します。

デジタルフォトの「Exif情報」には、使用カメラ・レンズ、絞り数値、シャッター速度、ISO感度など、思いどおりに写真を撮るためのヒントが記録されています。つまり、Exif情報を理解することが、写真上達の近道! 「フォトテク・レッスン」では、皆さまからの応募作品を題材に、フォトテクを学んでいただきます。 作品の募集は締め切りました。ありがとうございました。

※Exif情報とは… デジタルカメラで撮影した画像に含まれている情報のこと。撮影日時、カメラやレンズの機種、ISO感度、絞り値、シャッター速度、ホワイトバランスなどの各種設定が記録されています。

フォトテク・ティーチャー 出水惠利子先生|1971年、東京都生まれ。東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)卒業。広告を中心にフリーランスで活動中。海やテトラポッドの作品をライフワークとしている。EOS学園講師としても活躍中。