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レッスン16

Exifを読み解いて写真上達|フォトテク・レッスン

Q
きれいなボケで自然な距離感を表現できるレンズとは?

今回は、Sagittarius八尾さんの「加賀てまり」を選びました。天井から吊り下げられた「てまり」を日本独特の雰囲気で表現されました。何気なく撮ってしまいそうなものですが、まりの丸みを見せつつ歪まない見せ方や、まわりの雰囲気も取り入れて写すには、「距離感」が重要ですよね。作品のキーポイントは「レンズ」です。名作の決め手となったのはどんなレンズでしょうか。考えてみてね。

  • EF200mm F2.8L II USM
  • EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
  • EF50mm F1.8 II
  • EF24mm F1.4L II USM

Sagittarius八尾さん
「加賀てまり」

サイズ(ピクセル)
5184×3456
ファイルサイズ
9.2MB
撮影日時
2015/04/10 13:01
カメラ機種
Canon EOS Kiss X5
Tv(シャッター速度)
1/15
Av(絞り数値)
1.8
露出補正
0
レンズ
?
焦点距離
50.0mm
ストロボ
非発光
ホワイトバランス
マニュアル
ISO感度
100

Exif情報から読み取る!パズルを解くカギ
カメラは「EOS Kiss X5」なのでフルサイズ換算でレンズ効果は1.6倍に。
絞りが「F1.8」ということは、かなり明るいレンズですね。

答えはこの下にあるよ!
mimozaさんの名作に学ぶ

負担にならない軽さで気軽な撮影に重宝するのが、EOS Kissシリーズのカメラに、レンズは軽くてコンパクト、しかも、きれいなボケ味が楽しめる明るい「標準単焦点レンズ」の組み合わせです。
「望遠レンズ」では、圧縮効果により背景との距離が縮まり、空気感やレンズ効果の歪みがなくなり、丸みのあるものが平面的に写ります。「背景や邪魔なものがあるのでボカしたい」「被写体までの距離が遠い」などの場合は、望遠レンズが活用しやすいです。
しかし、「標準レンズ」では、適度な遠近感が出るレンズ効果により、人間の見た目に近い距離感が表現できます。球体のふっくらした丸みや、その場の雰囲気を「立体的」にとどめることができます。
今回のように、てまりの丸みを見せるには、自然な距離感と雰囲気で表現できる標準レンズがおすすめなのです。「EF50mm F1.8 II」を使用し、適度な丸みと雰囲気を表現したことで「名作」になったと言えますね。

A

EF50mm F1.8 II

自然な雰囲気で見せるには標準単焦点レンズを活用!

皆さまからご応募いただいた「名作写真」を出水先生がセレクト。
「Exif情報」を読み解き味わい、講評コメントとともに発表します。

デジタルフォトの「Exif情報」には、使用カメラ・レンズ、絞り数値、シャッター速度、ISO感度など、思いどおりに写真を撮るためのヒントが記録されています。つまり、Exif情報を理解することが、写真上達の近道! 「フォトテク・レッスン」では、皆さまからの応募作品を題材に、フォトテクを学んでいただきます。 作品の募集は締め切りました。ありがとうございました。

※Exif情報とは… デジタルカメラで撮影した画像に含まれている情報のこと。撮影日時、カメラやレンズの機種、ISO感度、絞り値、シャッター速度、ホワイトバランスなどの各種設定が記録されています。

フォトテク・ティーチャー 出水惠利子先生|1971年、東京都生まれ。東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)卒業。広告を中心にフリーランスで活動中。海やテトラポッドの作品をライフワークとしている。EOS学園講師としても活躍中。