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レッスン11

Exifを読み解いて写真上達|フォトテク・レッスン

Q
夜桜のアクセントとなった円形絞りボケの絞り数値(F値)は?

今回は、furukenさんの「灯里」という作品を選びました。ライトアップされた夜桜をブルーアワーで美しく表現。桜をメインとし、背景の点光源をレンズの円形絞りボケの形にこだわってアクセントとして入れたようです。作品のキーポイントは、「絞り」です。名作の決め手となったのは何か考えてみてくださいね。

  • F2
  • F2.8
  • F4
  • F8

furukenさん
「灯里」

サイズ(ピクセル)
1500×1000
ファイルサイズ
726.0KB
撮影日時
2014/03/16 18:13
カメラ機種
Canon EOS 5D Mark II
Tv(シャッター速度)
2.0
Av(絞り数値)
?
露出補正
0
レンズ
EF70-200mm F2.8L IS II USM
焦点距離
102.0mm
ストロボ
非発光
ホワイトバランス
自動
ISO感度
100

Exif情報から読み取る!パズルを解くカギ
Exif情報によると、レンズはEF70-200mm F2.8L IS II USMです。
絞りを開けるべきでしょうか、絞るべきでしょうか?

furukenさんの名作に学ぶ

「遠くの高速道路上の外灯や車のヘッドライトを光源ボケにした桜の写真です」とコメントを添えてくださったfurukenさん。薄暗くなってきたブルーアワーにライトアップされた夜桜です。ExifによるとISO感度100の設定で2秒というスローシャッター。三脚を活用して丁寧に撮影していることがわかりますね。また、スローシャッターでは背景の光が移動してしまうと、光の軌跡として表現されやすいです。しかし遠くの高速道路が渋滞していたのでしょう。スローシャッターにもかかわらず点光源が少ししかズレず、柔らかい輪郭として再現されています。
また、EOS 5D Mark II のフルサイズカメラにEF70-200mm F2.8L IS II USMで撮影。被写体と背景の距離にもよりますが、F2.8の開放では円形絞りボケの大きさが大きくなり、背景は柔らかい色としての表現になりがちです。また、絞りすぎてしまうと、円形絞りボケは小さくなりすぎてしまいますね。花のアップに、アクセントとなる円形絞りボケの配置と絞りの形にこだわったことで名作になったと言えますね。

A

F4

円形絞りボケのかたちで表現力アップ!

皆さまからご応募いただいた「名作写真」を出水先生がセレクト。
「Exif情報」を読み解き味わい、講評コメントとともに発表します。

デジタルフォトの「Exif情報」には、使用カメラ・レンズ、絞り数値、シャッター速度、ISO感度など、思いどおりに写真を撮るためのヒントが記録されています。つまり、Exif情報を理解することが、写真上達の近道! 「フォトテク・レッスン」では、皆さまからの応募作品を題材に、フォトテクを学んでいただきます。作品の募集は締め切りました。ありがとうございました。

※Exif情報とは… デジタルカメラで撮影した画像に含まれている情報のこと。撮影日時、カメラやレンズの機種、ISO感度、絞り値、シャッター速度、ホワイトバランスなどの各種設定が記録されています。

フォトテク・ティーチャー 出水惠利子先生|1971年、東京都生まれ。東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)卒業。広告を中心にフリーランスで活動中。海やテトラポッドの作品をライフワークとしている。EOS学園講師としても活躍中。