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レッスン8

Exifを読み解いて写真上達|フォトテク・レッスン

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デジタルフォトに記録されている「Exif情報」には、思いどおりに写真を撮るためのヒントが隠されています。
Exif情報を読み解けるようになるのが、写真上達への近道!
この企画では、Exif情報※の一部を空欄にした“パズル”を題材に、フォトテク・ティーチャーの出水惠利子先生が優れた作品の背後にあるExif情報の秘密を解き明かしていきます。

フォトテク・ティーチャー 出水惠利子先生|1971年、東京都生まれ。東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)卒業。広告を中心にフリーランスで活動中。海やテトラポッドの作品をライフワークとしている。EOS学園講師としても活躍中。

※Exif情報とは…デジタルカメラで撮影した画像に含まれている情報のこと。撮影日時、カメラやレンズの機種、ISO感度、
絞り値、シャッター速度、ホワイトバランスなどの各種設定が記録されています。

2015.2/13 更新

Let's TRY!Exifパズル フォトテクの秘密を解き明かす「パズル」にチャレンジ!

Q
水族館のウミガメの動きを止めて撮るときのISO感度は?水族館の水槽で優雅な泳ぎを見せてくれるウミガメ。トップからの光が入り明るく見えますが、水槽越しの撮影となると、かなり暗くて撮影には苦労します。さて、ストロボを発光させずに、ウミガメの動きを止めて撮影するには、ISO感度をいくつに設定すればいいでしょうか。選択肢の中から答えを探しだしましょう!
  1. ISO100
  2. ISO400
  3. ISO1600
  4. ISO12800

画像サイズ(ピクセル)
5760×3840
ファイルサイズ
27.0MB
撮影日時
2013/08/03 14:42
カメラ機種
Canon EOS 5D Mark III
Tv(シャッター速度)
1/125
Av(絞り数値)
6.3
露出補正
-2/3
レンズ
EF24-105mm F4L IS USM
焦点距離
100.0mm
ストロボ
非発光
ホワイトバランス
オート
ISO感度
?

Exif情報から読み取る!問題を解くカギ
Exif情報によると、シャッター速度は1/125です。
ISO感度は上げるべきでしょうか、下げるべきでしょうか。

これがヒント!

まずはExif情報を確認してみましょう。シャッター速度1/125というのは、通常よく活用するシャッタースピードですね。これなら優雅に泳いでいるウミガメの動きをピタッと止めて撮ることができます「ISO感度」を設定する目安としては、天気の良い屋外での日中はISO100ぐらい、外光が入る室内などはストロボを活用してISO400~800ぐらい、夕暮れ~夜景はISO800以上にするのがオススメです。 手持ち撮影でストロボを発光せずに明るさを調節するには、絞りやシャッタースピードだけでなく、ISO感度設定が重要です。また、細かくISO感度を調整することで、撮りたい写真のねらいにふさわしい「絞り」と「シャッター速度」を導き出してくれます。

パズルの答え合わせ

選択肢1のISO100だと、水族館内の暗い場所では厳しそうですね。
選択肢2のISO400でも、同様です。薄暗い水族館の展示室からウミガメをねらおうとしても暗すぎるのではないでしょうか。1/30ぐらいにまでシャッター速度が遅くなってしまうと、ウミガメが動いてブレてしまいます。
選択肢4は思い切ってISO感度を12800まで上げています。使用カメラEOS 5D Mark IIIは、高感度での撮影でもノイズが少ないカメラですが、シャッター速度をほどほどに速い1/125以上にしたい状況では、これほど感度を上げる必要ありません。いくらEOS 5D Mark IIIといえども、ノイズが気になってくる場合があります。ということは、残りの選択肢は?

A
ISO1600選択肢4の「ISO1600」が正解です。手持ちで水族館など、暗い場所で撮る時は、ISO感度を上げて、撮影の楽しみの幅を広げてくださいね。ただし、必要以上にISO感度を上げてしまうと「ノイズ」で画像がザラザラしてしまうことがあるのでご注意ください。
水族館で被写体の動きを止めるなら、ISO感度1600が目安!

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