基本テクニック講座
EOS 5D Mark III・EF70-200mm F2.8L IS II USM・Avモード(1/160・F8)・+1/3補正・ISO100・WB太陽光
撮影地情報:福島県本宮市白岩字塩ノ崎
見上げるようなアングルで、さくらの背景に空を入れる構図にする場合、空は青空であることが大事です。また、空に浮かぶ雲の表情が加わると、写真に変化がつきます。ただのきれいな青空では、構図として落ち着きません。
さらに周囲にアクセントとなるような花や緑があれば、さくらとともに撮影できるアングルを探して、一緒にフレーミングして撮影してみましょう。主役=さくらの存在が輝くには、脇役の活躍が欠かせないのです。
筋状の雲やぽっかり浮かんだ雲など、雲の選び方や入れ方によって、さくらの表情も違って見えます。
さくらの木を見上げるアングルで、背景が雲ひとつない青空という写真をよく見かけます。これはこれで悪くはない写真ですが、構図としては今ひとつ。どこで撮っても同じような写真になってしまうからです。青空とさくらの花は一見きれいに見えますが、周囲の情景や背景を考えて撮るように、構図を工夫する必要があるのです。
冒頭でも述べましたが、さくらはほんのわずかな時期にしか咲きません。撮り逃しがないように、その時、その場所で撮れるベストなアングルや構図を探し、できる限り工夫して、たくさんのバリエーションを撮影しておくことが大切ですよ。
さくら撮影に限ったことではありませんが、カメラブレを防ぐための三脚は必須です。ブレを抑えるためだけではなく、カメラが固定できるので、構図をじっくりと考えて撮影することができます。
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