愛犬・愛猫をかわいく撮るにはコツがある!|ペット撮影のフォトテクニック

愛犬・愛猫をかわいく撮るにはコツがある!|ペット撮影のフォトテクニック

  • 講師:中村陽子(写真家・EOS学園講師)
  • 第3回〈月1回・全3回更新〉

基本テクニック講座

ペットの「きもち」を撮るコツ(その2)

コツ4「前ボケ」を入れて夢心地の表情を撮ろう

屋外の公園などで撮るときは、周囲をよく見渡して撮影に生かせるものを探します。私は「前ボケ」になるものを見つけたら、積極的に活用します。
前ボケが入ると、ふんわり優しい雰囲気に愛犬が包まれたようなドリーミーな写真になりますよ。

「前ボケ」を入れて夢心地の表情を撮ろう 写真

撮影データ:EOS-1D X Mark II・EF70-200mm F2.8L IS II USM・F3.5・1/2500秒・+2/3補正・ISO800・WBオート

少し体に前ボケがかかるように撮影すると、より柔らかい印象の写真になります。
ヨークシャー・テリアのユッキーちゃんの表情まで輝いているようですね〜!

コツ5「視線そらし」で表情をつくろう

人間のモデル撮影でも、わざとカメラ目線ではなく、視線をそらして撮ることがあります。視線の先にあるものを想像させることで、微妙なニュアンスの表情を写すことができます。いままで見たことがないようなワンちゃんの写真が撮れるかもしれませんよ!

「視線そらし」で表情をつくろう 写真例

撮影データ:EOS-1D X Mark II・EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM・F5.6・1/500秒・+1 1/3補正・ISO 500・WBオート・ストロボ使用

奇跡的に1本だけ花が咲いている梅の木がありました。
ひと足早い春の雰囲気をつくるために、みんなで力を合わせて撮影した一枚です。
手前の生け垣にストロボ光を当てて、明るい雰囲気の「前ボケ」をつくりました。

撮影シーン

【撮影シーンは、こんな感じ!】

ポイントは次のとおり!

  • ①愛犬を持ち上げ支える手が見えないように抱きかかえた!
  • ②視線をそらすためスタッフが造花の枝をシャンシャン振った!
  • ③愛犬が飽きてしまったら休憩するなどして粘り強く撮った!

家族やお友達の役割分担を決めて、「こうやったらいいんじゃない?」など、
みんなで相談しながら撮影してみると楽しいですよ。

コツ6ハイテンションな「声かけ」で生き生きと撮ろう

声のかけ方でペットの表情が変わります。元気がなくテンションが低めの子は、ハイテンションで声をかけます。「楽しい時間が始まるよ!」「いっしょに楽しもうね!」というこちらの気持ちを伝えるのがコツ。
逆に、興奮気味で落ち着かない子は、しばらく自由に遊ばせてから撮影するとよいでしょう。

ハイテンションな「声かけ」で生き生きと撮ろう 写真1

撮影データ:EOS-1D X Mark II・EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM・F5.6・1/1600秒・ISO 500・WBオート

ジャンプの瞬間を撮るコツは、同じコースを何度か走ってもらうこと。
少し起伏がある場所などで、犬が飛び上がる場所が読めてきます。
この写真では、落ちている枝をピョンと飛び越えることがわかったので、
そのタイミングに合わせてシャッターを押しました。

※ペットの動きを生き生きと撮るため、細いリードを使用しています。

ハイテンションな「声かけ」で生き生きと撮ろう 写真2

撮影データ:EOS-1D X Mark II・EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM・F5.6・1/2000・ISO500・WBオート

EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMは、最短撮影距離が0.98mと短いので
ペットが目の前まで近づいてきても撮影可能です。
近づいて撮ることで背景が大きくぼけて、主役の犬が浮き上がってきます。

撮影シーン

【撮影シーンは、こんな感じ!】飼い主のミキ様ご一家が見守るなか、シルフィーちゃんには何度も往復してもらって撮影。
カメラのほうに向かって走ってきてもらうには、おもちゃを見せながら呼び寄せます。
おもちゃめがけて駆けてくるところを連続撮影!

〈 ペットの「きもち」を表情豊かに撮るポイント 〉

写真家 中村陽子先生

ここが
ポイント!

  1. 1. 背景の雰囲気を生かして撮るなど作品の幅を広げる
  2. 2. ボケをつくる、視線を外すなどして雰囲気を演出する
  3. 3. 敷物や小物などのアイテムでカラフルな場面をつくる
  4. 4. ペットの元気の素=飼い主さんの愛情とかけ声を活用!

『イメージを膨らませてペットの「きもち」を撮るべし!』

今回は、キヤノンイメージゲートウェイ会員の皆さまの「ペットモデル」にご協力いただいて撮影しました。写真が大好きな方ばかりで、撮影していて私のテンションも上がりました!
レフ板やストロボを使用した少々ハイレベルな撮影もしていますが、難しく考えず、家族やお友だちと「こうすればもっとよくなるんじゃない?」などと相談しながら役割分担を考えて撮ってみると、ペットの撮影がますます楽しくなりますよ!

ご参加いただきましたワンちゃんと会員の皆さま、おつかれさまでした。
楽しい撮影会になりました。ありがとうございます!

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