愛知県生まれ。医療ソーシャルワーカーとして精神障害者のケースワークに従事。その後、自然写真家として独立。身近な自然から風景・オーロラと幅広いジャンルを手がけ、繊細で力強い独創的な作風を特徴とする。オーロラと風景を組み合わせた一連の作品は海外からも高く評価され、カメラ誌・アウトドア誌・カレンダーなど多くの媒体に作品を発表している。
日本写真家協会・日本自然科学写真協会 各会員
こんにちは。写真家・田中達也です。「冬は寒いし、写真を撮りに行く気分になれない」なんて思っていませんか? 冬こそ風景写真の季節! 全3回にわたって冬にしか撮れない風景写真の撮り方をお伝えしていきます。この時期にしか見ることのできないドラマチックなシーンの撮影を楽しみましょう。
ここ何年かの「絶景」ブーム。その場所に行けば誰でも「絶景写真」が撮れると思うかもしれませんね。でも、風景写真はそれほど簡単ではありません。素晴らしい風景写真には、撮る人が目を凝らして「発見」し、その感動を伝えるための「演出」が必要です。演出とは、感動を伝えるために写真としての見せ方を工夫すること。あなたは冬の風景をどんなふうに演出しますか? 自然風景からドラマを見つけ出し、奇跡の感動シーンを演出するテクニックをご紹介しましょう。
撮影データ:EOS 60D・ EF14mm F2.8L II USM・F2.8・6秒・ISO1600・WBオート
撮影地:スウェーデン
「光のシャワー」
勢いを増したオーロラが一気に明るく天頂に向けて光を放ちました。こんなシャワーのように光が現れると撮影は大忙しになります。オーロラという幻想的な光の現象。オーロラこそ誰もが憧れる「感動シーン」の筆頭に挙げられるではないでしょうか。
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