愛知県生まれ。医療ソーシャルワーカーとして精神障害者のケースワークに従事。その後、自然写真家として独立。身近な自然から風景・オーロラと幅広いジャンルを手がけ、繊細で力強い独創的な作風を特徴とする。オーロラと風景を組み合わせた一連の作品は海外からも高く評価され、カメラ誌・アウトドア誌・カレンダーなど多くの媒体に作品を発表している。
日本写真家協会・日本自然科学写真協会 各会員
こんにちは。写真家・田中達也です。「冬は寒いし、写真を撮りに行く気分になれない」なんて思っていませんか? 冬こそ風景写真の季節! これから全3回にわたって冬にしか撮れない、冬だからこそ撮影できる風景写真の撮り方をお伝えしていきます。この時期にしか見ることのできないドラマチックなシーンの撮影を楽しみましょう。
冬の風景といえば、「雪景色」をイメージされる方が多いのではないでしょうか。しかし、雪の降らない地域にも冬の景色は存在します。約3カ月にわたる冬の季節には、初冬から晩冬にかけて、さまざまな冬風景が展開します。身近な冬景色を探して、自分にしか撮れないドラマチックなシーンとして撮影してみませんか?
撮影データ:EOS-1Ds Mark III・EF14mm F/2.8L II USM・F13・1/250秒・ISO100
撮影地:青森県 八甲田山
「冬晴れ」
冬に数日しかないこの地の快晴を仰ぎ見ると、吸い込まれそうな群青色の空。それをバックに尾根に並んだスノーモンスターたちが迎えてくれた思い出の一枚です。目を開けていられないほどまぶしい白銀と、忍び寄るスノーモンスターの影を雪面に這いつくばって撮影しました。ここはスキー場の一角なので、ロープウェイに乗ればどなたでも行ける意外にも身近な場所です。こんな別天地に出会えるのが、冬の風景写真の醍醐味です。
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