秋の「彩り」を撮ろう

秋の「彩り」を撮ろう

  • 講師:山本学(写真家)
  • 第3回〈月1回・全3回更新〉
写真家・山本学先生

山本 学

兵庫県宝塚市生まれ。大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業。卒業後、同写真学科研究室勤務を経て現在フリーランス。写真家・高田誠三氏に師事。日本の風景・自然界の「色」を求めて作品を撮影し続けている。EOS学園など写真教室でのアマチュアの指導にも定評がある。楽しいトークと、きめ細やかでわかりやすい指導は、幅広い年齢層に支持されている。

写真家・山本学先生

はじめまして! 写真家・山本学です。秋の風景写真の撮り方を3回にわたってお届けします。世界中で四季の変化がはっきりしているのは、この日本だけです。世界には東西に広い国はありますが、日本列島は南北に長い国。そんな自然豊かで恵まれた日本の四季のなかでも、もっとも「彩り」豊かなのが秋です。秋の風景写真の撮り方を学んで、ぜひいい写真を撮れるようになりましょう!

  1. 第1回

    構図の基本ルールで切りとる秋の風景

  2. 第2回

    撮るときに守りたい3つの表現ルール!

  3. 第3回

    「秋の色彩」を表現する技術

  4. ※ 内容は予告なく変更される場合がございます。

イメージどおりに「秋の色彩」を表現する技術!

自然風景が華やかに彩られる季節は、何と言っても秋の紅葉ですよね。その華やかさを画像やプリントで再現するには? 一般的に好まれるのは、派手な発色で現実離れした色のようです。でも、本当にそれでいいの? 自然風景の美しさを写真で表現するのであれば、いま一度、色彩表現の見方や考え方、調整の仕方を研究してみよう!

秋の風景写真「この一枚への思い」

早朝の戸隠高原、鏡池

撮影データ:EOS 5D Mark IV・EF24-105mm F4L IS USM(焦点距離40mm)・絞り優先AE( F11・1/13秒)・-1補正・ISO200・WB日陰
撮影地:長野県長野市戸隠 鏡池

早朝の戸隠高原、鏡池。気温がかなり下がったおかげで、水面から靄(もや)が立ちこめる風景に。太陽はカメラの背後から上がってくる状況。だんだんと山々に日が当たり始め、風が止んで水面に神秘的な情景が現れました。山の露出と水面の露出が異なるため、ハーフNDフィルター(被写体の明るすぎる部分を減光させて明暗差を少なくするフィルター)を使用して、露出の差を弱めて撮影した一枚です。

次ページからは、
色彩表現のポイントを紹介しましょう!

次ページ:色彩を表現するには「理想の光」をつかまえよう!

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写真家・山本学先生

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