兵庫県宝塚市生まれ。大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業。卒業後、同写真学科研究室勤務を経て現在フリーランス。写真家・高田誠三氏に師事。日本の風景・自然界の「色」を求めて作品を撮影し続けている。EOS学園など写真教室でのアマチュアの指導にも定評がある。楽しいトークと、きめ細やかでわかりやすい指導は、幅広い年齢層に支持されている。
はじめまして! 写真家・山本学です。秋の風景写真の撮り方を3回にわたってお届けします。世界中で四季の変化がはっきりしているのは、この日本だけです。世界には東西に広い国はありますが、日本列島は南北に長い国。そんな自然豊かで恵まれた日本の四季のなかでも、もっとも「彩り」豊かなのが秋です。秋の風景写真の撮り方を学んで、ぜひいい写真を撮れるようになりましょう!
第2回では、みなさんの撮影スタイルにプラスとなるお話を深めていきましょう。
いまだに「デジタル写真は画像調整でどうにでもできる」と思っている人がいるとしたら、「それは大きな間違いですよ!」と教えてあげたいです。
写真には、あとからでは絶対に変えられない3大要素があります。
それは「ピント位置」「シャッター速度」「絞り」の3つ! あとで変えられないからこそ、撮影するときのピントや露出には徹底的こだわりたいのです。
撮影データ:EOS 6D・EF24-105mm F4L IS USM(焦点距離28mm)・絞り優先AE(F16・0.5秒)・-1/3補正・ISO100・WB太陽光
撮影地:岡山県総社市 豪渓
豪渓(ごうけい)とは、そびえ立つ奇岩絶壁がつくりだす岩石の風景と、清流と紅葉の調和した渓谷が見事な景勝地。川に向かっていくような紅葉した木立。ゴツゴツとした岩場を流れていく流水を表現するために、シャッター速度を遅くして流動感を表現しました。風があり木立が揺れていたので、岩にピントを合わせてシャッターを切りました。
初めてEOSを購入した初心者の方から、さらにレベルアップを目指している方まで、写真を学びたい多くの方々にご満足いただける写真教室です。丁寧でわかりやすい講義と、実践的で楽しい撮影実習の両面から写真の上達を目指します。
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