1964年、東京都生まれ。小学生時代から星に興味を持つ。大学時代にコマーシャルフォトグラファーのアシスタントを勤め、10年間の一般企業勤務を経て天体写真家として独立。天文写真家のみならず微弱光撮影装置のエンジニアとしても活躍中。キヤノンのホームページのコンテンツ「中西昭雄の星空撮影講座」のほか、「デジタルカメラ星景写真撮影術」(アストロアーツ)、「夏の星空案内(よむプラネタリウム)」(共著、アリス館)など著書多数。
皆さん、こんにちは! 天体写真家の中西昭雄です。都会を離れた場所で、あるいはよく晴れた夜には、都会でも思いがけずきれいな星空が見えることがあります。星の光はとても繊細なので、写真に撮ろうとしてもなかなか思うように写ってくれません。フィルムカメラの時代とは違い、撮ったあとに画像が確認できるデジタルカメラを使えば、ちょっとしたコツを覚えるだけで、気軽に「星空写真」の撮影を楽しめるようになりました。ぜひ、星の写真を始めてみませんか?
「星空写真」の撮影テクニック講座の第1回目では、身近で明るく撮りやすい「月」にカメラを向けてみました。第2回目では、いよいよ星空に向けてシャッターを切ってみましょう。
撮影データ:EOS 6D・EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM・20秒・F4・ISO8000(ソフトフィルター使用)
(正方形にトリミングして掲載)
撮影地:チリ、チャナントール山
撮影協力:東京大学TAOプロジェクト
「チリ、チャナントール山頂の天の川」
南米チリのチャナントール山頂(標高5640m)での天の川は、それは見事な眺めです。南半球なので天の川のもっとも濃いところが天頂に輝き、まるで天の川が夜空を二分にしているかのような満天の星空です。
この写真、特別な機材や撮影テクニックを使っているわけではありません。皆さんがお使いのEOSとEFレンズで撮影が可能です。星空写真で大切なことは、星がよく見える場所で撮ることです。ですから私は、最高の星空を求めて世界中を旅しているのです。
初めてEOSを購入した初心者の方から、さらにレベルアップを目指している方まで、写真を学びたい多くの方々にご満足いただける写真教室です。丁寧でわかりやすい講義と、実践的で楽しい撮影実習の両面から写真の上達を目指します。
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