空はあこがれ!「ヒコーキ写真の世界」

空はあこがれ!「ヒコーキ写真の世界」

  • 講師:チャーリィ古庄(航空写真家・EOS学園講師)
  • 第3回〈月1回・全3回更新〉
航空写真家・EOS学園講師 チャーリィ古庄先生

こんにちは! 航空写真家のチャーリィ古庄です。この講座では、作品をご覧いただきながら、誰もが楽しめる航空写真の撮り方を解説していきます。大空を飛ぶ飛行機へのあこがれやロマンを写真で表現してみませんか?
航空写真というと、超望遠レンズなどプロ用機材がないと撮れないと思いますか? いいえ、EOS Kissシリーズをはじめ入門機種でも楽しむことができます。では、始めましょう。

  1. 「ヒコーキ写真」撮り方の手順

  2. ヒコーキ撮影はタイミングが命!

  3. 「ヒコーキ写真」構図のポイント

※ 内容は予告なく変更される場合がございます。

「構図」でうまくなるヒコーキ写真

静的な風景写真とは違い、ヒコーキ写真の相手は動きの速い被写体です。でも、ただ飛行機を撮ればいい写真になるかといえば、そんなことはありません。大空や風景と飛行機を最高のバランスとタイミングで撮るには、どのように画面をつくるか、つまり「構図」づくりがポイントになります。今回は、ヒコーキ写真の構図について学んでいきましょう。

テイクオフするUPSの貨物専用機

MAP

撮影データ:EOS-1D X・EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM(焦点距離:390mm)・ 1/1000・F8・ISO 200・WBオート

「航空写真」この一枚への思い

重量感のあるUPSの貨物専用機がテイクオフする姿。テッド・スティーブンス・アンカレッジ空港周辺には、アラスカの豊かな大自然が広がります。この日は雪山を背景に、望遠レンズの圧縮効果を出してねらってみました(撮影地は航空写真地図→写真右下のMAPボタンをクリック!)。
この場所には何日か通って撮りましたが、空気が澄んだ状態で順光になるタイミングがベスト。背景の山々でアラスカらしい雰囲気を伝え、3つのエンジンから吹き出る排気によって、パワフルに離陸する飛行機の姿を表現したいと考えた一枚です。

では、ヒコーキ写真における
基本の「構図」から見ていきましょう。

次ページ 「基本構図」はヒコーキの動きで決まる!

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