DPPでカンタン写真編集 《第7回》「ダイナミックレンジ」の調整で一括編集(後編)

本コンテンツは「キヤノンフォトサークル」との
特別タイアップ記事です。

DPPでカンタン写真編集《第7回》「ダイナミックレンジ」の調整で一括編集(後編)

GOTO AKI

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EOS学園講師

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GOTO AKIプロフィール

1972年、神奈川県生まれ。上智大学、東京綜合写真専門学校卒業。1993年、世界一周の旅へ。現在、日本の風景をモチーフに地球的な時間の流れをテーマとした作品に取り組んでいる。写真展に『terra』(キヤノンギャラリーS)ほか、写真集に『LAND ESCAPES』、『LAND ESCAPES-FACE-』、『terra』がある。2015年版キヤノンカレンダー写真作家。EOS学園東京校講師。

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キヤノンフォトサークル
2019年10月号より

DPPの「ガンマ調整」(ダイナミックレンジ)は、ヒストグラムを見ながら写真の明るさやコントラスト、ハイライトやシャドウの仕上がりを総合的に調整することができる機能です。今回は「ガンマ調整」とほかの機能を組み合わせて、一枚の写真を編集して仕上げた実践例をご紹介します。

「ダイナミックレンジ」の
実践例

「自動調整」+「微調整」で
思い描いた明るさやコントラストの再現ができます

「自動調整」+「微調整」で思い描いた明るさやコントラストの再現ができます

調整前は朝の光で全体的にフラットな描写でしたが、「ガンマ調整」の「自動」補正で岩肌などのメリハリと質感が描写されました。さらに、撮影した朝の落ち着いた光に近づけるため、ハイライトとシャドウ、色彩の微調整をしました。

1. 「ガンマ調整」を中心に調整します

1. 「ガンマ調整」を中心に調整します

「基本的な画像調整」の中の「ガンマ調整」を中心に調整を行います。

2. 「ガンマ調整」の自動補正を使います

2. 「ガンマ調整」の自動補正を使います

「ガンマ調整」の中にある「自動」ボタンをクリックすると、入力側のホワイトポイントとミッドポイント、ブラックポイントのバーが自動で動き、適度なコントラストとメリハリのある画像に調整されます。

3. ミッドポイントを調整します

3. ミッドポイントを調整します

「自動」は明るく(暗く)撮影した写真も、平均的な明るさになるように調整します。ここでは、撮影時の光の印象に近づけるための作業をします。この写真では、ミッドポイントを -0.14に調整して、撮影時の朝の光に近づくように、やや暗めに調整しました。

4. 「ハイライト」「シャドウ」をマイナス補正します

4. 「ハイライト」「シャドウ」をマイナス補正します

「基本的な画像調整」の中の「詳細設定」の「ハイライト」と「シャドウ」をそれぞれ -1に動かし、ハイライトを少しフラットに、シャドウを少し濃くなるように調整しました。

5. 色の補正をします

5 色の補正をします

彩度が少し高めで派手になったので、「詳細設定」の「色の濃さ」のスライダーを-1に動かして、目で認識した色彩に近づけました。

6. 「出力側ホワイトポイント」を下げます

6. 「出力側ホワイトポイント」を下げます

「さらに朝の光に近づけるために、「ガンマ調整」の「出力側ホワイトポイント」のバーを下げて、ハイライトが暗くなるように調整して、より撮影時の朝の光の状態に近づけました。

「出力側ブラックポイント」を
上げてねむくなってしまった例

「出力側ブラックポイント」を上げると、シャドウ部が明るくなりコントラストが低下します。全体的にねむい写真になるので、意図がないときは触らないようにしましょう。

明るさやコントラストが上げてねむくなってしまった例

「自動」ボタンで大まかに調整して、
微調整すると作業が楽になります

自動調整→微調整で
理想の仕上がりにしましょう

前回では入力側「ホワイトポイント」「ミッドポイント」「ブラックポイント」を調整しましたが、今月は「ガンマ調整」の中の「自動」ボタンを使って調整します。「自動」ボタンを使うことで、ハイライトからシャドウまでの全体的な明るさやコントラストが瞬時に整えられ、メリハリのある写真になります。さらに、今までに学んだ「ハイライト」「シャドウ」や「色の濃さ」などの詳細設定を併用することで、より撮影時の光や色に近づけることができます。

 今回の作例は、日の出前の早朝に撮影されたものです。ハイライトを少し抑え、シャドウを濃くし、さらに、色彩を自然な色味に調整します。そして、朝の雰囲気を出すために調整するのが、「ガンマ調整」の「出力側ホワイトポイント」です。「出力側ホワイトポイント」を下げるとハイライトが暗くなり、「出力側ブラックポイント」を上げるとシャドウが明るくなることを覚えておきましょう。

 「自動」ボタンを使って大まかな調整をしてから、それぞれに必要な微調整を行うことで、作業の手間が減り、スムーズに進めることができるので、積極的に活用してみましょう。

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