DPPでカンタン写真編集 《第4回》「詳細設定」でバランスのとれた階調再現に

本コンテンツは「キヤノンフォトサークル」との
特別タイアップ記事です。

DPPでカンタン写真編集《第4回》「詳細設定」で
バランスのとれた階調再現に

GOTO AKI

GOTO AKI

EOS学園講師

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GOTO AKIプロフィール

1972年、神奈川県生まれ。上智大学、東京綜合写真専門学校卒業。1993年、世界一周の旅へ。現在、日本の風景をモチーフに地球的な時間の流れをテーマとした作品に取り組んでいる。写真展に『terra』(キヤノンギャラリーS)ほか、写真集に『LAND ESCAPES』、『LAND ESCAPES-FACE-』、『terra』がある。2015年版キヤノンカレンダー写真作家。EOS学園東京校講師。

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キヤノンフォトサークル
2019年7月号より

前回は「明るさ」調整について解説しましたが、この調整で「中間的な明るさの部分」はうまくいくのに、「明るい部分」や「暗い部分」は納得がいかない……ということもあるかもしれません。そんなときに効果的なのが「ハイライト」「シャドウ」の調整です。今回はその使いこなし方をご紹介いたします。

「ハイライト」「シャドウ」の使い方 「ハイライト」「シャドウ」を使って写真の中の
明るい領域と暗い領域を
それぞれ調整しよう

1 「基本的な画像調整」から
「詳細設定」の「ハイライト」と
「シャドウ」を
使います

1 「基本的な画像調整」から「詳細設定」の「ハイライト」と「シャドウ」を使います

写真の暗い部分を調整したいときはシャドウを、明るい部分を調整したいときはハイライトのスライダーを動かします。スライダーは右に動かすと明るく、左に動かすと暗くなります。シャドウもハイライトも「-5」から「+5」の範囲で調整可能です。

2 「ハイライト」のスライダーを
動かします

2 「ハイライト」のスライダーを動かします

「ハイライト」のスライダーは、写真の明るい部分を調整します。スライダーを右に動かすとさらに明るく、左に動かすと暗くなります。大きい数値になるほど、コントラストが低下して軟調になる傾向があります。

3 「シャドウ」のスライダーを動かします

3 「シャドウ」のスライダーを動かします

「シャドウ」のスライダーは、写真の暗い部分を調整します。スライダーを右に動かすと明るく、左に動かすとさらに暗くなります。シャドウの階調をどこまで出すか、写真全体の雰囲気を見ながら調整しましょう。

「ハイライト」「シャドウ」調整のコツ 「明るさ調整」と組み合わせて思い通りの作品に仕上げよう

調整前、調整後の画像

この写真は、調整前が明るいため全体的に少し落ち着いた夕景の描写に近くなるよう仕上げました。全体の明るさを調整してから「詳細設定」という流れで進めていきます。

1 全体の明るさを調整

1 全体の明るさを調整

まずは、全体的な明るさを決定していきます。「明るさ調整」のスライダーを左に動かして、全体を少し暗くします。(ここでは数値を-0.67(-2/3)に調整)

2 「詳細設定」の「ハイライト」を調整

2 「詳細設定」の「ハイライト」を調整

ここからは細部の調整をしていきます。「ハイライト」のスライダーを左に動かして、太陽周辺の明るさを抑えます。(ここでは数値を-3.0に調整)

3 「詳細設定」の「シャドウ」を調整

3 「詳細設定」の「シャドウ」を調整

「シャドウ」のスライダーを左に動かして、夕景の暗くなる雰囲気を出すために、黒をしめます。(ここでは黒をしめるために-3.0に調整)

今回押さえたいポイント 「ハイライト」と
「シャドウ」を
どう仕上げたいか、
よく考えて
調整しましょう

調整しすぎに注意しながら
ベストの明るさにしましょう

いい雰囲気の写真が撮れても、露出を見るとハイライト部分が明るすぎたり、シャドウが暗すぎる場合があります。そんなときは、DPPで程よい度合いに調整して完成度の高い作品に仕上げましょう。「基本調整ツールパレット」の中に、前回ご紹介した「明るさ調整」のほかに「詳細設定」の中に「ハイライト」と「シャドウ」という項目があります。これらは、スライダーを左右に動かすことで明るい部分を明るく(暗く)したり、暗い部分を明るく(暗く)したりすることができる機能です。

まずは、前回でお伝えした「明るさ調整」で、全体の明るさを決めてから、「ハイライト」と「シャドウ」の個別に調整していくことをおすすめします。

「ハイライト」と「シャドウ」は写真を見ながらスライダーを左右に動かしていきますが、ここで注意することは、過度の調整です。「ハイライト」も「シャドウ」も、スライダーの数値を+5もしくは-5など、極端に設定すると写真のコントラストが失われて軟調になる傾向があります。それに伴い、トーンも崩れやすくなりますので、やりすぎず、ヒストグラムを見ながら調整することが大事です。

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