フォトいろは - 「風景」をもっと印象的に!-風景写真の撮り方-

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「風景」をもっと印象的に!-風景写真の撮り方-

風景写真とは、「風景」を写した写真のことです。ネイチャーフォトといわれる山や海などの自然風景だけでなく、人工物などがある都市風景、建物なども風景写真と呼んでいます。今回は「風景写真の撮り方」のポイントを、ご紹介いたします。

「きれいな風景写真が撮れない」、「特別な場所に行かなければ撮れない」、風景写真をそんな風に感じていませんか?バランスのよい構図など、写真の基本的なことを覚えておくだけでも、見違えるような写真になるはずです。日々の生活やこれから出かける旅行先などで、目の前に広がる美しい!と感じた風景を、素敵な写真で残してください。大切な思い出の一枚になりますよ。

「風景写真」でつかえる構図

写真撮影において構図とは、とても大切なものです。何気なく撮るのではなく、意識をするだけでまったく違う作品に仕上がることもあります。風景写真では、まず横で撮るか、縦で撮るかを考えてください。「横位置構図」は、安定感があり、広がりを表現するのに向いています。「縦位置構図」は、高さや奥行きなどを表現するのに向いています。

一般的に風景写真を撮るとき、カメラを横に構えて撮ることが多くなります。そのため縦構図の写真が新鮮に見えることがあります。安定感や広がり感はなくなりますが、緊張感がある引き締まった構図になるので、同じシーンでも違った印象の写真になりますよ。

また水平線や地平線のあるシーンで、画面のどの位置に合わせるかで悩むことがあると思います。そのようなときは「三分割構図」を試してみてください。画面を三分割したライン上に水平線や地平線を入れてみましょう。ここでは水面2:空1の比率にしています。差をつけることで、どちらが主役なのかを強調することができます。空のドラマチックな雲があるときなどは、空2:海1にしても良いですね。

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同じ川でも「縦位置構図」と「横位置構図」では、少し印象が違って見えます。長さ、奥行きを強調するのに小川などは縦、一級河川などはスケール感を強調するのに横とイメージに合わせて変えてみましょう。三分割構図はもっともバランスが取りやすい構図パターンです。ぜひ活用してください。

カメラの設定とアングルをチェック!

一眼レフカメラをお使いの方は、仕上がり設定といわれる「ピクチャースタイル」をチェックしてください。デジタルカメラでは写真の色を左右する設定のひとつになります。いくつかの設定があり、通常は「スタンダード」になっています。これを「風景」に設定してください。「風景」では青が鮮やかで深みのある色、緑が鮮やかで明るい色に変わるので、写真が印象的になりますよ。

はじめに構図のことに触れましたが、構図とともに意識をしておきたいのがアングルです。いつも似たような写真になってしまう・・・、そのようなときは撮影アングルを見直してみましょう。何も考えずにカメラを構えると、目線の高さで写真を撮ることが多くなります。アングルには水平アングル、ハイアングル、ローアングルがあります。

ハイアングルは高い位置から撮影すること。画面に広がりを持たせることができます。風景の場合、見晴らしの良い展望台のような場所や、高い建物から見ると、ハイアングルになります。ローアングルは低い位置から見上げるようにして撮影すること。迫力を出したり、高さを強調したり、躍動感を出すなどの効果があります。アングルを変えることで、印象が大きく変わりますよ。

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下から見あげるローアングルは高さを強調するので、山道も険しく感じられます。水平アングルでも低いポジションから撮影した岩場の水しぶきからは躍動感が感じられるはず。高い位置から見下ろすハイアングルは、広大な景色などで試してみてください!

天気によって変えたい構図

冒頭にも書いているように、風景写真は都市風景も含まれます。自然風景だけでなく、橋や建物があるシーンにも挑戦してください。撮影に出かけた日が、いつも晴れているとは限りません。曇りや雨の日は、空の分量を意識してください。風景写真では空を入れることが多くなります。雲がかかった白っぽい空がたくさん入ってしまうと、殺風景で寂しげな印象になります。空の分量が少なくなるような構図を意識してみましょう!

そして天気だけでなく、撮影のベストな時間もあります。おすすめは、早朝や夕方。「マジックアワー」といわれる日の出と日没直後の時間帯は、ドラマチックな風景が楽しめます。太陽の方角なども合わせてチェックしておきたいですね。

また「ブルーモーメント」といわれる時間もあります。日没の直後、空が真っ黒になる前に青く見える時間です。空気が澄んでいる・晴天・夕焼けが赤いなどの条件が揃わないと、美しい青は見られませんが、ホワイトバランスを変えることで“青い世界”がつくれます。ホワイトバランスを白熱電球、蛍光灯などにすれば、ブルーな風景が写せます。

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曇りの日は、空が隠れるように木々を入れるなどの工夫をしてみましょう。ブルーモーメントは夕方頃ならば東の方向にカメラを向けましょう。ホワイトバランスは、ピクチャースタイルと同様に色を左右する機能です。青くするならば、白熱電球か蛍光灯にセットしてくださいね!

© SUZUKI TOMOKO

「フォトいろは」は、カメラ女子なら一度は撮りたいテーマや、トライしてみたい撮影テクニックをとり揃えたコンテンツです。カメラ初心者から、もっと上手くなりたい中級者まで、写真のヒントがいっぱい!

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