フォトいろは - ヒエヒエ写真で涼をとる ‐ひんやり涼を誘う写真の撮り方‐

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ヒエヒエ写真で涼をとる ‐ひんやり涼を誘う写真の撮り方‐

残暑の厳しい季節
ヒエヒエ写真を楽しみながら「涼」を感じるひとときを

肌に冷たく感じるような「涼」をイメージさせる写真。ひんやりとした涼しげな印象の写真は、見るのも撮るのも気持ちがよいものです。涼しげなシーンや被写体を探して、そんな「ヒエヒエ写真」にチャレンジしてみましょう!暑中・残暑お見舞いに送れば、きっと「クールね!」と喜ばれるはずですよ。

“「ヒエヒエ」をイメージさせるモノ”

ひんやりとした涼しげなイメージといえば「水」。海、川、湖などはもちろんのこと、池や噴水、プールなど、身近な水辺も涼しく感じられますよね。水しぶきを写真に写すと、水の動きの瞬間をとらえることができます。公園にある噴水が、まるで氷の彫刻のように見えてきますね。噴水に限らず、ホースから飛び出す水などを被写体にして、水の瞬間の表情を写してみるのも、涼しげで楽しいですよ。

そして「風」。風が感じられる写真も、やはり「ヒエヒエ」なイメージです。風に揺れる草や葉、少しだけ開いた扉といったものからも風が感じられ、涼しげな印象をつくります。涼しいと感じた、心地よい瞬間を写しとることが大切なポイントです。

「色」によっても、印象が大きく違ってきます。「ヒエヒエ」といえば、やはり寒色系。ブルーや水色を写真にくわえることで、涼しげなイメージになります。晴天時の屋外撮影をするときに色をプラスする簡単な方法は、カメラのホワイトバランスを「電球」や「蛍光灯」に設定すること。そうすれば、青っぽい写真が撮れるんです。ぜひお試しくださいね。

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水しぶきなどの一瞬を写しとる場合は、タイミングによって形が変わるので、何枚か写しておくといいですね。カメラのホワイトバランスの設定を変えることで、雰囲気のあるフィルター効果が楽しめます。設定を変えたときは、元に戻すことをお忘れなく!

“あまくて美味しい「ヒエヒエ」”

夏といえば、冷たいデザートを忘れてはいけませんね。見た目にも涼しげで、とってもフォトジェニックな被写体といえます。暑い日の午後はテーブルフォトを楽しんでみてはいかがでしょうか。撮影のあとには、嬉しいデザートタイムも待っています。

デザートを盛るガラス製の器や涼しげな色の背景をスタイリングすれば、より一層ひんやりとしたイメージをつくり出せます。それから、かき氷やアイスクリームなどは、あまり時間をかけてしまうと形が変わってしまうので、撮るギリギリまでフリーザーにいれておき、手早くセッティングするようにしましょう。ケーキやゼリーといった洋菓子だけでなく、寒天や葛をつかった和菓子もおすすめ。デザートだけでなく、氷をいれたグラスなどを並べてもヒエヒエ感が出せますね。

テーブルフォトを撮影するときのコツは、窓からの自然光を利用すること。強い日差しがあたるときには、レースのカーテンを閉めることで光の調節をするようにしましょう。レースのカーテンがない場合には、シーツのような白い布で代用してもOKです。

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スイーツやデザート、フルーツなどをフレッシュで美味しそうに見せるには、明るく写すことが最も大切です。さわやかな雰囲気になるだけでなく、色鮮やかなフルーツがみずみずしく感じられるようになるからです。全体を写すだけでなく、見せたい部分をアップにすれば、目で味わうための質感もより伝わります。

“五感で感じる「ヒエヒエ」”

エアコンの効いた室内は、涼しくてとても快適。でも私たちの住んでいる日本には、エアコンに頼らなくても、涼しさを感じる工夫がたくさんあります。五感で感じる代表的なアイテムといえば、「風鈴」。風に吹かれて鳴る澄んだ音だけでなく、ガラス製のものなら、見た目も涼しげですよね。風鈴が揺れているタイミングで写せば、風をイメージさせることもできますよ。

また、夏といっても日が昇る前は、ちょっと涼しげなイメージ。早朝に開花するアサガオがとくに印象的ですね。朝の方が花に勢いがあるので、早起きスナップがおすすめです。

それから、道路や庭に水をまく「打ち水」は、見た目にも涼しげですが、実際に周囲の気温も1〜2℃下がるそうです。そんなエコな涼の「打ち水」シーンもぜひ狙ってみてください。ただ、「ヒエヒエ写真」を撮ることに夢中になりすぎて、熱中症などにかからないよう、くれぐれもご注意くださいね。

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ここでは夏の風物詩といえる風鈴・アサガオ・打ち水・金魚をピックアップしました。ほかにも五感で感じる「涼」はたくさん見つかるはずです。身のまわりにある「ヒエヒエ」アイテムで、涼しさを演出しましょう。「ヒエヒエ写真」は “写真の明るさ”がポイント。水などは明るく写すことで、透明感が表現されますよ。

© SUZUKI TOMOKO

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