イルミネーションやディスプレイを被写体に、ロマンチックなクリスマスイメージの撮り方のコツをご紹介します!
クリスマスが近づくと、各地でイルミネーションが輝き、自然とワクワクした気分になりますよね。クリスマスシーズンならではの被写体をロマンチックに写し撮ってみませんか?お気に入りの写真が撮れたら、クリスマスプレゼントに添えて贈るのもステキですね。
綺麗なクリスマスディスプレイは、冬ならではのとても魅力的な被写体ですよね。まずは室内で撮るクリスマスイメージのコツを覚えておきましょう。室内が暗いと、カメラの設定によっては手ぶれをおこしがちなので、オーナメントやディスプレイは窓からの自然光をつかって昼間に撮影するほうが簡単です。
夜に撮影をすることになる場合は、手ぶれを防ぐために三脚を利用するか、ISO感度の設定を変えるようにしましょう。ISO感度は明るさに応じて自動設定されるISOオートにするか、大きな数値にすればOK。ただ、あまり高い数値にしてしまうと、ノイズによるざらつきが目立つようになりますから、ISO800くらいを目安に設定してくださいね。また、カメラやレンズに手ぶれ補正機能があれば、ONにしておきましょう。
グラスやガラスのキャンドルホルダーを写すときは、とくに光の方向を意識してくださいね。透明の被写体は、逆光で撮影するとキラメキが出しやすくなります。室内ならば、窓を背景にしたり、ライトが被写体の後ろ側にくるようにすれば、キレイに撮ることができますよ。
透明のグラスなどは背景が透けて写るので、シンプルな背景を選ぶようにします。逆光があたることでキラメキだけでなく、質感も伝わるようになりますよ。ジンジャークッキーなど、クリスマスをイメージさせる小物をつかって、テーブルフォトも楽しんでくださいね♪
クリスマスシーズンに街でキラメくイルミネーションはとくに綺麗ですよね。ここではちょっとした工夫でイルミネーションをさらに輝かせるコツをご紹介します。
よく見かける樹木やフェンスなどに電飾を取り付けたもの、これらの小さな電飾は写真に撮ると、見た目よりもおとなしく、寂しげな印象になってしまいます。ですから、一眼レフカメラやミラーレス一眼をお持ちの方は、電飾の光をぼかすようにしましょう。ぼかすことで小さな光を大きく写すことができるのですよ!カメラの撮影モードを絞り優先AEにして、絞りを小さな数値に設定してください。これでピントを合わせた前後がぼけるようになります。
イルミネーション撮影のタイミングとしては、雨上がりがオススメです。雨に濡れた路面にイルミネーションが映り込むため、光の数が増えて華やかな印象になるのです。水たまりがあれば、イルミネーションが映り込むポジションを探してみましょう。幻想的な世界がさらに広がっていきますよ。
映り込みは雨上がりでなくても、光沢のある壁面やガラスのウィンドウでも見つけることができます。また反対にクリスマスオーナメントのボールには、周りの風景が映り込みます。照明の多い室内にあるクリスマスツリーなら、天井のライトが映り込みキラキラ感が増しますよ♪
12月にもなると、街はクリスマスムード一色に。クリスマスイルミネーションだけでなく、ライトアップされた建物なども一緒に写してみましょう。期間限定のライトアップイベントもあるので、狙いたいときは事前に開催日を確認しておくとよいですね。
建物を一緒に写す場合は、イルミネーションを前ぼけにすると、光が大きく写るのでドラマチックなイメージになります。またイルミネーションだけでなく、お店の灯りや街頭、車のライトなどをぼかすと、カラフルで華やかなイルミネーションに見せることができますよ。
それから、デパートや商店街など、さまざまなスポットでクリスマスのディスプレイを見かけると思いますが、ウィンドウ越しにある被写体を正面から写そうとすると、自分が映り込んでしまいますから注意しましょう。そのようなときは、斜めから写すように心がけてくださいね。また、ピントがガラス面に合ってしまわないように気をつけることも必要です。彩りに満ちたオシャレな写真をめざしましょう!
クリスマスイメージとなる被写体はたくさんあります。ウィンドウ越しにあるクリスマスツリーなどのディスプレイも狙いめ。ガラスには周辺の景色が映り込むため、看板などが気になるようならば、空が映るようなアングルを探せば自然な雰囲気で写せます!
© SUZUKI TOMOKO
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