間接的に見つめた東京、という着眼点がユニークでお洒落ですね。丸く切りとられたビル街や歩道のラインには、デザイン的な面白さがあります。そして画面を引き締める、うつむき加減な男性の背中も効果的。都会的なクールさの中に、孤独の香りのようなものを感じ取ることもできます。メッセージ性があり、表現力の豊かさとセンスが光る作品でした。
(講評:佐藤かな子)
早朝からの場所取りの甲斐あって、素晴らしいポジションを確保できましたね。画面内に御輿と担ぎ手たちだけをぎっしり詰め込んだことで、集団の静かな興奮が満ち満ちています。出陣前のタイミングに注目したのも、一般的に多いお祭り写真との差別化に繋がったと思います。こちらまでドキドキと気持ちが高ぶってきました。
(講評:佐藤かな子)
ビル壁面のランダムな映り込みを利用して撮られた作品。デザイン的な面白さもありましたが、それ以上に拡張したイメージが都会の喧騒を現しているようでもあり、また目まぐるしく変化する多面的要素を表しているようでもありました。単に面白さをねらっただけでなく、何か現代を象徴するイメージを訴えてくる作品です。
全体に青味がかった色合いが実像と映り込みの区別を曖昧にし、非現実的な世界観を強めていて完成度を高くしたのだと思います。
(講評:門井ゆりか)
屏風のように見えるのは、金魚を用いて作られたアート作品ですね。幻想的な空間の中、1組のカップルがシルエットで浮かび上がり、まるでドラマのワンシーンのようです。
おそらく多くの来場者でにぎわっていたことでしょうが、よいポジションで2人だけを切りとられたのがお見事。薄っすらと見える浴衣や、ちょうど見つめ合っているようなタイミング、露出もシャッターチャンスも、すべてがドラマチックな演出効果ですてきな雰囲気に仕上がっています。
(講評:門井ゆりか)
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