春の風物詩である伝統行事ですが、もの凄い迫力に圧倒されます。大地だけでなく、太陽も燃えていますね! この太陽が入ったことで煙の高さがわかり、一層ヨシ焼きの規模の大きさが伝わってきます。煙の青みがかった色味は、炎の赤や黄色と互いに引き立ちますし、右上に入った穏やかそうな青空も、よいコントラストを生んでいます。恐ろしさと美しさとが、見事に表現されています。
(講評:佐藤かな子)
主題となりそうな鯉のぼりをあえて全て写さないことで、川を泳ぐ鯉たちが目に飛び込み、新鮮なイメージとして楽しむことができます。白っぽい空や、周辺の建物などをカットする効果もあったのでしょう。また半逆光になる位置から撮影しているため、ほどよい影ができて、舟や竹笠・竿といった形がより立体的に感じられ、画面が引き締まりました。
(講評:佐藤かな子)
森の中一面に群生した満開のミツマタ。それだけでも十分な迫力が感じられますが、さらに降り注ぐ光芒が神秘的な美しさを際立たせています。神々しいという言葉がぴったりの傑作に目を奪われました。
これだけくっきりとした光芒が現れるには気象条件がそろわないといけません。それが実現し写真に収められたのも実力のうち。太陽の位置や開花時期、土地の形状も計算しながら、早朝から場所取りをして待った努力へのご褒美となったことでしょう。
(講評:門井ゆりか)
素早い動きで肉眼で追うのもたいへんなカワセミを、見事ファインダーにとらえられた技術の高さに驚きました。獲物を捕らえた一瞬を逃さずしっかりピントを合わせられ、口にくわえた小魚や大きく広げられた翼、飛び散る飛沫の一つ一つまでがはっきりと見てとれ、躍動感あふれる瞬間が写し出されています。
きっと何度も通われ行動を観察しながら、何枚も何枚もシャッターを切って得られた中の一枚なのでしょう。写真への情熱と野鳥への愛情を感じる力作です。
(講評:門井ゆりか)
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