本薬師寺跡の一面のホテイアオイが夕焼けに照らされ浮かび上がっています。薄紫色の花が一面に咲く情景が見事ですね。日中もよいですが、この作品のように夕方、太陽が低くなって、夏の夕焼けに照らされる感じもすてきですね。雲間からの光芒も印象的です。ホテイアオイと光芒、明るさの違いもあり難しい撮影条件ですが、カメラの設定も適切で、的確に撮影されています。
(講評:三島淳)
長い登廊でずっと石段の続く様子を、奥行き感までもが感じられるように撮影されています。朝の柔らかい光によって石段が浮かび上がり、遠くに見える僧侶まで何段もの石段のある様子が、うまく撮影されています。灯籠にあかりが灯っているのも、どこか温かみや優しさまでも感じられる作品です。
(講評:三島淳)
春を感じる作品ですね。背景に光が当たらず暗く落ち込んだ山肌を背景にしたことで、景色に溶け込まず、主役である諸木野の桜がより強く堂々と浮かび上がっています。水面に映り込んだリフレクションですが、ほぼ画面の半分を占めているにもかかわらず、映り込みの強さがフワッとしたソフトフォーカスが掛かったような優しい色彩に。あくまでも上部にある桜が主役でバランスが取れています。
(講評:岡本豊)
写真には人に何かを伝え、未来に残していく素晴らしさがあります。この作品は親子それぞれの気持ちを表現し、これからも忘れることがない幸せを素直にとらえた一枚だと思います。愛を象徴するかのように夕陽が3人を照らしました。作者も同じように温かい気持ちでシャッターを切っていたと思います。鹿はそんな愛あふれるシーンを目の当たりにして、恥ずかしかったのでしょうか。心を和ませてくれる微笑ましい作品です。
(講評:岡本豊)
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