雨に濡れた石畳と暗い中に浮かび上がる八坂の塔が、絶妙なアングルで撮影されています。観光客でたいへん賑わう昼間の情景とは打って変わり、雨の夜には静寂な空間が広がっている様子が、ここを訪れたことがある方にも新鮮な映像として見えてきます。中央に視線が集まるような画面構成でまとめられていて、街灯の灯りの取り入れ方も見事です。
(講評:三島淳)
新緑の緑も鮮やかで、朱塗りの鳳凰堂の美しさを引き立てています。硬貨にもデザインされていて、現代の皆に馴染みのある風景ですが、創建当時の平安時代の人は初めて目にしたこの風景をどのように思ったのでしょうか? などと、いつもここを訪れると考えてしまいます。前景の新緑を取り入れたことで、画面に奥行きがうまく表現されています。
(講評:三島淳)
いたってシンプルに撮影された作品ですが、木に腰をかけ、レンズをスッと見つめるサルの表情。背中の丸みからも優しさを感じました。また前方に空間を持たせたポジション、全体の構図がよいですね。柔らかい自然光線が後方からサルの全身に当たることで、美しい背景の紅葉に、溶け込んでしまうことなく、自然な対比で主役のサルを引き立ててくれました。
(講評:岡本豊)
長時間露光によって黄金色に染まる立岩。その立岩の背後には無数の星が見事に描かれています。そして、きっと願いは叶ったでしょう。美しい情景のなか流れ星が見えます。ねらっていても出合えない瞬間を見事にとらえています。手前の水面に立岩が映り込んでいますが、画角に海面を少なめにして空を大きく入れたことで、願いを込めているという作者の想いが作品からより強く伝わりました。
(講評:岡本豊)
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