アイスバブルが現れる気象条件がそろい、さらに見事な構図によって印象的な作品に仕上がっています。氷上を走るヒビが、山の稜線に沿うように見える撮影位置を、よく探しましたね。朝陽に照らされた赤城山と、湧き上がるアイスバブルとがつながり、自然と目線が誘導され引き込まれていきます。アングルやピント位置・露出などの選択も的確でした。
(講評:佐藤かな子)
日中の撮影ですが、ホワイトバランスで青みを強調したのでしょう。思い切った表現ですが、こうすることでラインの美しさや雪の質感を強調したかった意図が伝わります。暗めの露出によって影が引き締まり、立体感も出ています。どこか別の惑星を見つけたような面白さを感じました。
(講評:佐藤かな子)
湿原に陽が差し、ゆっくりと静かに明けてゆく朝の雰囲気が清々しいですね。やや青っぽい色合いが、爽やかな朝の空気感を表現しています。
特に良かった点が、足元の下草を前ボケに入れたひと工夫です。このおかげで朝露に濡れた緑の質感やきらめく光が強調され、また柔らかく優しい印象がプラスされています。さらに、距離感を与える要素にもなっています。そのままでは朝霧や光の印象がやや弱い状態だったと思いますが、この工夫でグッと全体の印象が引き上げられています。
(講評:門井ゆりか)
人が多く詰め掛け自由に動き回ることが困難ななか、バッチリいいポジションをキープできましたね。大釜から振り上げる笹から今にも飛沫が飛んできそうなこの迫力は、この距離感あってこそでしょう。一瞬、画面中に見える白い点は飛沫なのかと思いましたが、よく見ると桜吹雪! 荒々しい行事を一層盛り上げてくれた名脇役となっています。レンズ選択を含めたカメラ設定からポジション決め、さらに風が花びらを舞い上げてくれたこと全てが、ベストな状態で作り上げられた作品です。
(講評:門井ゆりか)
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