光がとてもいいですね。雲の隙間からのぞく強い太陽光がドラマチックで、黄金色に輝きを帯びたススキを照らしています。広角レンズでワイドに逆光で撮影され、カメラアングルをうまく調整したことで、ススキがより浮かび上がりました。画面の左手には、秋の景色に心ときめく人たちを写し込みました。人物が画面に入ったことで、作品にストーリー性を持たせることができました。着眼点と光の効果をうまく生かした作品です。
(講評:岡本豊)
まるで昔話に出てくるような世界だと感じました。遠くに見える自動車道の灯りに照らされて、画面手前の田畑に水が張ってあるのが写し出されています。この作品がわずかな期間で撮影されたことがうかがえました。これだけの街灯があるにもかかわらず、こんなにも星々が美しく撮影されています。夏の天の川。少ないチャンスのなかで、作者の世界観を写し出す挑戦をされた結果が生んだ作品だと思います。
(講評:岡本豊)
秘境ともいわれる瀞峡(どろきょう)ですが、特徴もうまく捉えながら撮影されました。切り立つ断崖間を流れる川を、見たときの美しさそのままに、作品にすることができたのではないでしょうか。構図的にも囲い込む岩肌を額縁効果としてまとめることにより、視線は作品の中に向けられ、集中して見ることになりました。船は水面が間延びしないアクセントになり、効果的でした。
(講評:椎﨑義之)
迫力を感じさせる構図に目を惹きつけられました。使用レンズで強調される遠近感が迫力です。また、空に広がるように2つの橋梁をシンメトリーに仕上げたことに加え、電車がすれ違ったタイミングのよさ、それが若干位置が違うことによってさらに広がりを強調できました。いろんな要素を味方につけた作品ですが、画面の隅々に気を配ったことも重要なポイントでした。
(講評:椎﨑義之)
6月15日は弘法大師の誕生日を祝う高野山最大のイベント「青葉まつり」が行われます。その中での稚児行列のようですが、行列の並びをうまく切り撮ることができました。ねらっていたのでしょうか。お稚児さんたちのそれぞれの様子が微笑ましく、逆にお母さんのほうが緊張しているように見え、そのコントラストが面白いですね。参加した側にも作者にも良い思い出になることでしょう。
(講評:椎﨑義之)
「立神社の春祭り」
むさし さん
(入賞)
「要塞・工場夜景」
鯉王 さん
(入賞)
「春日和」
イマル さん
(入賞)
「橋杭岩・夜明け前」
dolche さん
(入賞)
「朝日に映える六時の鐘 高野山」
UちゃんG さん
(入賞)
「棚田の満月」
山紫水明 さん
(入賞)
「青い森の誘惑」
鯛 さん
(入賞)
「釣り人」
こころちゃん さん
(入賞)
「ハート」
aroma さん
(入賞)
「夕陽を食べようとするカラス岩」
くんちゃん さん
(入賞)
「47都道府県の魅力新発見フォトコンテスト2017」に応募された作品をご紹介いたしました。
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