スッキリとした青空が、夏の始まりを連想させます。エメラルドグリーンの海を背景に疾走する列車がとても美しいです。車窓から見える景色を想像すると、このまま列車に乗って出かけたくなりました。シンプルに構成され全体の構図や列車の位置もよいですね。朝陽や夕景の作品が多いなかで、見る人が初夏の爽やかな空気を感じるすてきな作品です。
(講評:岡本豊)
日御埼に押し寄せる波の荒々しさ、岸壁は画面の左右で背景のトーンの明暗部分を切り取ってダイナミック感を表現しています。群となり一斉に翼を広げて飛び立つウミネコが、何と言ってもこの作品の主役。これらが重なって一枚の写真から発せられる力強さを感じさせてくれました。中望遠レンズを使ってある程度離れた位置から撮影された圧縮効果により、ウミネコが浮かび上がっています。
(講評:岡本豊)
樹々の生い茂る様子が幻想的な作品です。柔らかな緑には癒されます。実際に自分の目で見てみたくなります。靄のかかった状況や、水の流れをスローシャッターで白く流したことが、さらに雰囲気を増す要因となりました。自然の神秘さなども表現できたのではないでしょうか。じっと眺めてみたくなりました。ぜひプリントして飾っていただきたいです。
(講評:椎﨑義之)
個性的な作品ですね。なんとなく自然に心に入り込んできますが、夢の中で見たことがあるような感じです。画面の中央の強い光のにじみが、そういう感覚にさせます。対照的にほとんどの被写体がシルエットなのも印象的。タイトルからは優雅さも感じますが、僕には大きな優しさに包まれているようにも思えました。
(講評:椎﨑義之)
来年廃止になる三江線の駅だそうです。それを知って改めて見ると作品に感情移入してしまいました。ベンチの上の座布団は今まで訪れた人を温めてきたことや、照らす光と伸びる影は時間の流れを感じさせてくれます。そして人のいない駅舎は寂しさ、ひいては、消えゆく駅というところにつながっていきました。この一枚には、駅にお世話になった人たちの思いが詰まっているように思います。
(講評:椎﨑義之)
「幸」
izuoji さん
(入賞)
「神に沈む夕日」
用心棒 さん
(入賞)
「国宝松江城」
Gさんのお散歩 さん
(入賞)
「木次線トロッコ列車の旅」
フジやん さん
(入賞)
「美保関灯台」
笙子 さん
(入賞)
「特急列車が瑞風を追い越す」
SORA さん
(入賞)
「宍道湖嫁ケ島」
じんさん さん
(入賞)
「角の浦:島根県江津市」
mitsuzakura さん
(入賞)
「江戸時代へタイムスリップ」
mame さん
(入賞)
「二本桜」
875 さん
(入賞)
「47都道府県の魅力新発見フォトコンテスト2017」に応募された作品をご紹介いたしました。
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