暖かな春を感じる作品ですね。背景に光が当たらず暗く落ち込んだ山肌を背景にしたことで、景色に溶け込まず、主役である諸木野の桜がより強く堂々と浮かび上がっています。水面に映り込んだリフレクションですが、ほぼ画面の半分を占めているにもかかわらず、映り込みの強さがフワッとしたソフトフォーカスが掛かったような優しい色彩に。あくまでも上部にある桜が主役でバランスが取れています。
(講評:岡本豊)
写真には人に何かを伝え、未来に残していく素晴らしさがあります。この作品は親子それぞれの気持ちを表現し、これからも忘れることがない幸せを素直にとらえた一枚だと思います。愛を象徴するかのように夕陽が3人を照らしました。作者も同じように温かい気持ちでシャッターを切っていたと思います。鹿はそんな愛あふれるシーンに恥ずかしかったのでしょう。心を和ませてくれる微笑ましい作品です。
(講評:岡本豊)
高さ54メートルの谷瀬の吊り橋の上での揺れ太鼓。雄大な景色の中、響き渡る音が聞こえてきそうです。どうしても演者が主になりがちですが、橋の下の空間を大きく取り入れることで高さを強調できました。同時にタイトルの「天空」という言葉が意味を持ち、鼓動とつながりました。連想させることは重要です。意外に作品の内容と合わせるタイトルは難しいものです。
(講評:椎﨑義之)
神様に奉納する「風神花火」とのことですが初めて知りました。通常の打ち上げ花火と違い、人の手から吹き上げる火柱は見る者を惹きつけます。壮厳な雰囲気はもちろん、火の迫力、人の勇壮さまで伝わってきました。写真のテクニックとしては人物、火柱の配置などが素晴らしい。シャッタースピードを考えながらの火の表現も見事でした。
(講評:椎﨑義之)
神様の使いといわれる鹿ですが、まさにそのように感じさせる作品です。写真は光が大事で、その状況によってまったく違うものになってしまいます。この場合は背景に漏れる光や、緑の中を透過してくる光が神々しさを感じさせてくれます。背景をぼかすことにより、光がにじんで見えることもプラス要素でした。作者の感じた神聖が伝わりました。
(講評:椎﨑義之)
「明日香の早苗さん」
コウちゃん さん
(入賞)
「写る世界」
kenny さん
(入賞)
「藤原京跡の花ハス」
じゃっく さん
(入賞)
「桜花爛漫」
風林火山 さん
(入賞)
「野迫川鶴姫公園展望台」
夕焼け熊五郎 さん
(入賞)
「天平への思い」
ISAO さん
(入賞)
「牧場の晴れた空」
アチオ さん
(入賞)
「床青もみじ」
satuki29 さん
(入賞)
「神々の領域」
つちのこハンター さん
(入賞)
「海を行く」
kyoko750 さん
(入賞)
「47都道府県の魅力新発見フォトコンテスト2017」に応募された作品をご紹介いたしました。
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