満天の星空に流れる天の川が本当に綺麗に写し出されています。現代においては都市部はもちろん地方でも市街地では星が見にくくなっていますが、光害の影響が全くなく、空気の澄んだベストロケーションですね。
ピントをマニュアルでしっかり合わせ、星がブレてしまわないように適切なシャッター速度とISO感度を選択されています。ほんの十数秒の間に、見事流れ星まで写り込んでいるのが凄い。また、場所が推測される風車も良いアクセントとなっていて、純粋に綺麗と思える作品です。
(講評:門井ゆりか)
茨城県の名峰・筑波山を題材に撮影された作品は秀作揃いですが、こちらは燃えるように真っ赤に染まった空がとても印象的な作品です。年に数度しか見られないということですが、日の出と共に現れた色を目にした感動がこちらにも伝わってくるようです。 さらに、前景の代掻き跡にまた興味を引かれました。朝焼けを映し込んだ曲線が画面に動きと奥行きを与えていて、視覚効果と同時にこの土地で暮らす人々の営みを感じさせる主題にもなっています。
(講評:門井ゆりか)
太陽の光を反射した湖面上に、羽を広げた白鳥のシルエットが見事に浮かび上がっています。顔から足にかけてのラインが優雅なS字を描き、そこから伸びる羽からは光が透けて見える部分もあり、立体感と繊細さを感じ取れます。他の白鳥や水鳥たちに動きがないぶん、ひときわ目立って視線を集中させてくれます。 雲が湧き出たおかげで空も焼けてくれ、素晴らしい一瞬をオレンジに染まった色彩がいっそう引き立ててくれました。
(講評:山﨑友也)
ずらりと丘に並んだコキア。普通は単調になりがちですが、紅葉し始めたころなので、さまざまな色のバリエーションがあり立体感が出ています。そしてこの作品を印象づけたのが、青空に縦に何本も伸びる筋雲です。 構図を3分割にし、加えて16mmという超広角レンズで切り取っているため、肉眼では見られない広がりと奥行きが表現されました。空の青さとコキアとのコントラストも伴って力強い一枚となっています。
(講評:山﨑友也)
道に張り出すように伸びる木々の独特な姿に、まず目を奪われました。そしてグリーンに色かぶりした淡い色調が、よりいっそう神秘さをかきたてています。絞りをF11まで絞ったことでパンフォーカスの仕上がりとなり、画面四隅や奥までしっかりと結像し、ピントが合っているので、木や葉の繊細さも表現できています。ここに道を歩く人のシルエットでも写っていたら、スナップとしては完璧ではなかったでしょうか。
(講評:山﨑友也)
「富士へ続く道」
KITA さん
(入賞)
「永い眠りに」
大森 茂樹 さん
(入賞)
「光芒」
新米じじぃー さん
(入賞)
「Poppy Field」
onotch さん
(入賞)
「蒼」
tiara さん
(入賞)
「筑波山麓・深夜の田園」
春君 さん
(入賞)
「郷愁」
masarin さん
(入賞)
「深緑のコキア」
のるりん さん
(入賞)
「オンブ」
きくじどう さん
(入賞)
「青の丘に」
過足 雅之 さん
(入賞)
「47都道府県の魅力新発見フォトコンテスト2017」に応募された作品をご紹介いたしました。
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