出羽三山とは、羽黒山・月山・湯殿山の総称。この作品は、その羽黒山の麓にある五重塔(国宝)から山頂の出羽三山神社に至る石段参道で撮影されたもの。作者がコメントされているように、荘厳で凛とした美しさです。
構図に関しては、上部を緑の葉で覆うことで「額縁効果」がはたらき、光の当たっている杉並木に自然と視線を導くように画面構成されています。この作品を眺めていると、その場の空気感が伝わってきて、心が穏やかになってきます。
(講評・阿南一夫)
上山市の奇習「加勢鳥(かせどり)」。蒼い空のもと、広角レンズによって手前の加勢鳥と奥の上山城の遠近感が効果的に強調されています。なお、加勢鳥は「稼ぎ鳥」、または「火勢鳥」に由来していて、商売繁盛や火伏せを祈願するための行事とのこと。
この加勢鳥のいでたち、水木しげるさんの作品に出てきそうで、じつにユーモラスです。「ゆるキャラの祖先」と言ってもいいかもしれません。こんな愉快なお祭りですから、もっと有名になってほしいですね。
(講評・阿南一夫)
米沢といえば、「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」の上杉鷹山公。なんと、米沢牛のはじまりにも縁があるとか。鷹山公が開いた藩校・興譲館の後の学校に、明治時代に赴任してきたイギリス人教師が米沢の地で牛肉を食べたのが、食用としての米沢牛のはじまりとのこと。
今や全国で知らない人はいないほど有名な米沢牛。じつに美しい霜降りです。ここまでくると、もはや芸術です。さぞや美味しかったことでしょう。
(講評・阿南一夫)
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