広角レンズを利用し、遠景を近景で囲む「トンネル構図」によって、色づいた空を印象的に表現することができました。画面の縁を「黒締め」したことがとても効果的だったと思います。さらにスローシャッターによって打ち寄せる波をやさしく描写した「写真ならではの表現」によって魅力的な作品になりました。夕闇迫る静かな時間を感じます。
(講評・斎藤裕史)
夕刻の黄金色に染まる海でのカイトサーフィン、沖縄らしい光景ですね。画面全体の色調に、カイトの色がじつに印象的です。迫りくる波にも迫力を感じます。
レンズ、シャッター速度の選択が的確です。画面全体、無駄な空間なく捉えましたが、やや窮屈な感じもします。もう少しだけ空間に余裕をもたせてもよいかもしれませんが、ねらいそのものはお見事です。
(講評・斎藤裕史)
沖縄県の建物などに据え付けられるシーサー、石垣島の工房での撮影だそうです。ズラリと並んだシーサーの中に、猫がたたずむ光景。写真を見る人が思わず微笑んでしまう素敵な作品ですね。ただ、手前の朽ちた板は画面に入れないほうがよかったと思います。ネコが逃げないように、と焦る気持ちは分かりますが、画面に無駄がないかご確認を。
(講評・斎藤裕史)
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