「レンズにもカビが生えるって……本当ですか?」
ハイ、残念ながら本当です! 機材の使用状況や保管状態によっては、機材にカビが発生して、撮影画像に影響が出てしまうことも……。そこで今回は、レンズのカビを防ぐ方法、カビが発生してしまった場合の対処法をご紹介します。
レンズにカビが発生すると、レンズにクモの巣状の曇りが現れることがあります。 カビがひどくなってくると、写真の写りにも影響が出てきますよ。解像度が低下したようなボンヤリした写真になってしまうのです。
レンズにカビが発生しないようにするには、その原因を取り除くことです。少なからず空気中には、カビの胞子が浮遊しています。そのカビがレンズに付着し、温度が5℃~35℃前後の条件で危険信号。レンズ表面の栄養(ホコリやゴミなど)と水分を利用し、カビが時間をかけて発育します。 つまり、カビの発生には、温度、湿度(水分)、栄養(ゴミ、ほこり)、時間が必要。それらを取り除くことが、カビ対策のポイントとなります。
カビが生えてしまったらどうすればいいでしょう? レンズ表面の軽度のカビは落とせても、レンズ内部に生えてしまったカビや、ガラス内部まで根を張ってしまったカビは、レンズを分解してのクリーニングや、場合によってはレンズの交換が必要になってしまいます。放置してもカビが自然に消えてなくなることはありません(人間の虫歯と同じです)。
カビに気がついたら、すぐに対応しましょう。早い段階であるほど、かかる費用も少なくて済みます。
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