HOW TO メンテ - 【カメラを濡らすな!】雨のトラブル対策

【カメラを濡らすな!】
雨のトラブル対策

屋外で撮影中に、突然の雨! 大切な機材をちょっと濡らしてしまった……。
そんなとき、あなたはどのようなお手入れをしていますか? 今回は、「機材を雨から守る方法」「雨の日にちょっと濡らしてしまった機材のケア」など雨の季節に役立つカメラ&レンズのメンテナンス術をご紹介します。

まずは”濡れないようにする”ことが大切!

「今日はちょっと降るかも……」。天候の崩れが想定されるなら、レインカバーなどを使ってしっかり機材を保護しましょう。
想定外の雨に見舞われてしまった場合は、まずは撮影を中止すること。そして機材が濡れないように、持っているタオルや衣類で覆って保護しましょう。コンパクトに収納でき、さっと取り出してカメラを水滴から守れるプロテクティングクロスがあると便利です。カメラバッグなどにいつも用意しておきたいですね。
撮影に夢中になり雨の中で撮影し続けると、機材の故障の原因になりかねません。もしも修理となれば、想定外の出費になってしまうかもしれませんよ。

雨天の撮影後のセルフメンテナンス方法は?

防塵・防滴構造のカメラやレンズであっても、濡れたまま放置しておくと内部に水が入り込んでしまうことがあります。このため雨に濡れてしまった場合、まずは早めに水を拭き取ることが重要です。その上で、各部のチェックをしてください。

ポイント!

  • 水分を吸収する柔らかい布や綿棒などで濡れた部分を拭き取り、風通しの良い場所でしっかり乾燥させてから保管する。
アイカップやストラップ取付け部は見逃しがちなポイント。

アイカップやストラップ取付け部は見逃しがちなポイント。

ここも見逃しがち。ストロボが上がらなくなってしまうかも。

ここも見逃しがち。ストロボが上がらなくなってしまうかも。

濡れたままズーミングすると内部に水滴が浸入してしまうので注意!

濡れたままズーミングすると内部に水滴が浸入してしまうので注意!

水滴がスイッチから浸入すると、動作不良の原因に……。

水滴がスイッチから浸入すると、動作不良の原因に……。

拭き取り後の動作確認は、
次の3項目をチェック

外観の水分がしっかり乾いていることを確認したうえで、各動作を確認しましょう。

  1. スイッチやボタン類を押してみて、ちゃんと動いている?
    × スイッチの切り替えができない、ボタンやダイヤルが硬い・動かないなど
  2. 撮影してみて、これまでと大きな違和感はない?
    × レンズやカメラから、これまでと違う異音がするなど
    × カメラにエラー表示が出るなど
  3. 機材の結露やくもり、カビは大丈夫?
    × ファインダーをのぞくと白く曇って見える。撮影画像が白っぽくなるなど

どれか1つでも該当するようでしたら、そのまま放置しないで、必ずメンテナンスしてください。機材に入り込んだ水分は、カビや電気系統の故障などのトラブルの原因に!

もしもセルフメンテナンスが
不安だったら……?
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