お手入れ定期便 Vol.3

お手入れ定期便 Vol.3 TOPICS 大切なカメラをキズから守ろう!カメラ、レンズの「保護対策」 行楽シーズン到来!カメラの出番が急増するので、大切な機材をキズつけたり壊したりするリスクも急上昇。そこで今回は、カメラ、レンズをダメージから守る「保護対策」を教えちゃいます!

CONTENTS01 機材にダメージ!?ありがちパターンとは?? カメラやレンズを落とすなどして傷つけたり、壊してしまったとき、「もうちょっと注意しておけば!」と悔しい思いをします。皆さんにはそんな思いをしてほしくないので、「カメラやレンズにダメージを与えてしまいがちな場面」を洗い出してみました。

パターン1 屋外では注意! ストラップの「肩掛け」

カメラのストラップは、首や肩からカメラをつり下げるためのアイテム。でも、とくに「肩掛け」は不安定です。肩からスルッと抜けると、カメラが急降下! 腰の高さぐらいにある固いテーブルなどや、サイアクの場合は、地面にガチャンと衝突してしまいます。

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パターン2 歩きスマホならぬ「歩きカメラ」で激突!

1枚撮ったら液晶モニターで確認……。でも、「歩きスマホ」が危ないのと同じで、歩きながら画像を確認すると、人やモノにぶつかった衝撃でカメラを落としたり、つまづいて転んだりしてしまうかもしれませんよ。

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パターン3 「絶景」に見とれてうっかり……!

普段は用心深くカメラを扱っている人でも、カメラの扱いがザツになる瞬間があります。それは絶景や名場面との出合いの瞬間。「すごい!レンズを交換しよう」と思ったときが最大ピンチ。本来はレンズ交換すべきではない状況(物を置く場所がない、悪天候など)なのに、外したレンズを脇にはさんで別のレンズを取りだし……そのとき「悲劇」は起こるのです。

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パターン4 トレッキング休憩中のカメラが危険!

紅葉が見ごろの山歩き。食事やトイレ休憩のとき、よく見かけるのが地面の上に置いたリュックに、カメラを乗せている人。地面に置いたリュックは不安定で、その上に重いカメラを乗せていると落としやすいですよ。

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パターン5 「三脚」に足を引っかけてケガ!

混雑している登山道に三脚を立てる…。ちょっとぐらいいいかなと思っていると、三脚に気づかず足を引っかけて倒してしまうことも。カメラが壊れるのはともかく、相手にケガをさせてはいけませんね。

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パターン6 リュックの中で機材同士が衝突!

リュックやバッグにカメラやレンズを入れて持ち運ぶ場合、タオルなどにくるんで保護したつもりでも、歩いているうちに機材がむき出しになり、他の荷物とぶつかり、傷つけてしまうことがあります。故障とまではいかなくても、大切な機材がキズキズになるのは、悲しいですよね。

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パターン7 「はみだしストラップ」に引っかけ落下!

公園やカフェのテラス席でカメラを置くとき、テーブルからストラップがはみ出したり、垂れたりしていませんか? 遊び回る子どもやペットに引っ張られたり、引っかかったりしてカメラを落とすかもしれませんよ!

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CONTENTS02 大切なカメラ、レンズをキズや衝撃から守る対策 カメラを守る対策でもっとも効果的なのは、頑丈なカメラバッグに機材を収めることです。とはいえ、大きなバッグをフィールドに持ち出すわけにもいきません。ここでは意外と盲点となりがちな、正しいカメラストラップの付け方と、正しいカメラの下げ方を紹介します。

カメラ&レンズ「保護対策」。まずは基本からマスター

キヤノン公式!カメラストラップの正しい巻き方!

カメラのストラップの正しい付け方、ご存じですか? 「そんなの知ってるよ!」というあなたも、
ぜひいま一度ご確認を。ストラップは、長年使っているとゆるんでくる場合があります。この記事を読んだら、必ず点検してみてくださいね!

ストラップ(吊りひも)の取り付け方

ご購入時、ストラップの先は
留め具によってまとめられています。

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1.

下の図を参考に留め具をほどき
ストラップの先をまっすぐな状態にします。
留め具は図のようにストラップに通した状態に
しておいてください。

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2.

ストラップの先をストラップ取り付け部に通します。
ストラップの裏側を上にし、カメラの外側から
内側に向かって下から上に通します。

写真例10

3.

ストラップの先を折り返し、留め具に通します。

写真例11

4.

留め具の内側を通します。

写真例12

①~④の順番にストラップを繰り出し、たるみを取ります。ストラップヒモを引っ張っても留め具がゆるまないことを確認します。反対側のストラップも同じように取り付けます。このときストラップにねじれがないようにご注意ください。

写真例13

ストラップ肩掛け、たすき掛けでも、いつでもカメラは内向きに!

ストラップを使って首や肩からカメラを下げるとき、「カメラを外向き」に掛けていると、レンズの先端が周囲のものに当たりやすくなります。「レンズを内向き」にしておくことをおすすめします。少しでも「ぶつけ」など予期せぬ衝撃からレンズを守りたいですね。
さらに、「レンズフード」を装着しておくと、もしもの時にフードの破損だけで済むこともあります。

写真例14
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Topic カメラ&レンズ「保護対策」に! 便利なアイテム情報

衝撃吸収力に自信あり! 専用のカメラバッグを使おう

トートバッグ
カメラ・レンズ収納バッグ付き

普段は大容量のトートバッグとして、撮影時はバッグインバッグにカメラを入れてお使いいただけます。
収納機材の目安は、一眼レフボディー1台、中望遠レンズ(EF70-200mm F4L IS II USMなど)1本、ストロボ1台。

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便利なショルダーベルト付き

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機材を守るインナーバッグ付き


愛機をキズや衝撃から守ってくれる便利なアイテムを活用!

プロテクティングクロス

EOS 5D Mark Ⅳに標準ズームレンズを装着したまま、風呂敷のように包める保護クロスです。

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写真例19

機材をくるんでゴムで固定。しっかり保護します。


レンズフードはレンズを守るためにも必携アイテム!

レンズフード

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ゴーストやフレアを抑制するレンズフードは、衝撃でレンズが傷つくのを守る役目も!

レンズキャップ

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レンズを保護する基本アクセサリーは「キャップ」。レンズのサイズに合ったものを購入しましょう。

フィルターアダプター

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フィルターアダプターがあれば、PowerShotのレンズにも保護フィルターがつけられます。
※製品・対応機種はこちら


液晶モニター保護フィルムやインナーバッグなど、機材を大切にしたいあなたのためのアイテムは、キヤノンオンラインショップをチェック!


CONTENTS03 落下・衝撃でダメージ!?そんなときどうする? もしも大切なカメラやレンズが落下、衝撃などでダメージを受けてしまったときは、まず落ち着いて対処法を考えましょう。「故障かも!?」と思われる場合は、速やかにキヤノンにご相談ください。トラブル発生から修理依頼までの流れを見ておきましょう。

〈セルフチェック〉

まずはカメラ、レンズの動作をセルフチェックしよう!

カメラやレンズは屋外での使用を想定して作られているので、意外にも衝撃に強かったりします。「やっちゃった!」と思ったら、まずは正常に動作するかどうかを確認しましょう。

〈 セルフチェックリスト 〉カメラ編

外観にヒビや割れなどの破損はありませんか?

カメラの電源は入りますか?

シャッターボタンを押すと、シャッターは切れますか?

各種ボタン操作は正常に行えますか?

ねらった被写体がボケずに、ピントの合った写真が撮れますか?

〈 セルフチェックリスト 〉レンズ編

フィルターやフードに破損はありませんか?

外観にヒビや割れなどの破損はありませんか?

ズームリング、マニュアルリングは引っかかりやムラなく動きますか?

オートフォーカスや絞りは正常に動きますか?

内部からカラカラといった異音は聞こえませんか?

もしも異常を感じたら?

〈らくらく修理便〉 自宅にいながら修理できる!便利な宅配修理サービス

カメラやレンズが故障したら、持ち込み修理……? いいえ、キヤノンが提供する「らくらく修理便」をご活用ください。電話でお申し込みいただければ、ご自宅まで製品の引き取りにうかがいます。ぜひご活用ください。

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カメラやレンズは精密機器です。 修理料金が高額になってしまわないように落下や衝撃には 十分に気をつけて、大切に取り扱いましょう。 キヤノンからのお願いです。

らくらく修理便へ

大切なカメラ・レンズの保護対策、いかがでしたか?
カメラやレンズを守るのも大事ですけれど、
ご自身がケガをしないように、撮影を楽しみましょうね!

ご存知ですか!? 大切なカメラの点検や清掃をお手頃価格で頼めるサービス

手作業でのクリーニングはイメージセンサーを傷つける恐れがあります。
キヤノンのメンテナンスサービスのご利用をおすすめします。

カメラの基本的な点検と清掃を行う
あんしんメンテ スタンダード

サービスセンターにて、イメージセンサーの表面清掃を含む、カメラの基本の点検と
清掃を行うサービス。一律 3,300円(税込)。

あんしんメンテ スタンダード

対象商品
●レンズ交換式デジタルカメラ

各種精度確認等にも対応する
あんしんメンテ プレミアム

修理センターにて、「あんしんメンテ スタンダード」で行う基本の点検と清掃に加え、
専用の高精度測定器を使用して、画質にかかわる精度の点検を行うサービス。

あんしんメンテ プレミアム

対象商品
●レンズ交換式デジタルカメラ
●交換レンズ

分解して検査・清掃・再調整を行う
あんしんメンテ オーバーホール

製品を分解し内部の状態まで細かく検査・清掃、再調整を行い、製品本来の精度・機能を回復いたします。とくにカメラとレンズの使用頻度が高い方におオススメです。

あんしんメンテ オーバーホール

対象商品
●レンズ交換式デジタルカメラ
●交換レンズ
※エントリーモデル、ミラーレスカメラ、
EF-Sレンズ、EF-Mレンズは対象外です。

Column 入っててよかった!「損害保険」で破損や盗難に備えよう

買ったばかりのカメラをうっかり落として壊してしまった! どなたにでも起こりうるトラブルです。そんなとき役に立つのが損害保険です。「携行品損害特約」付きの保険に加入していれば、不慮の事故で撮影機材を壊してしまったり、旅行先で盗難被害に遭ったりした場合に損害保険が下りる場合もあり、修理費用やもう一度同じ商品を購入する資金の一部にあてることができます。自動車保険、海外旅行保険にも「携行品損害特約」が付帯している場合があるので、これを機会に加入している保険をチェックしておきましょう!
また、クレジットカードに「携行品損害特約」が付帯しているものがあるので、お手持ちのカードのサービス内容を確認しておきましょう。

タテ置き・ヨコ置き例画像

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