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こんなときどうする!?03|EOS流機能活用術

Q.あじさいのブルーをもっと生かしたいときは?

作例(ホワイトバランス「オート(AWB)」の撮影例)

ホワイトバランス「オート(AWB)」で撮影

梅雨時に咲く花といえば「あじさい」です。身近に咲いているので撮りやすい花ですね。でも、深いブルーのあじさいに魅了されて撮ったのに、周囲の葉のグリーンのほうが目立ってしまうことがあります。深いブルーで幻想的に表現したいときに活用したいEOSの機能とは?

↓

白いものが白く写るように色合いを補正する機能。

A.ホワイトバランス

White Balance

作例(ホワイトバランス「蛍光灯」の撮影例)

ホワイトバランス「蛍光灯」で撮影

ホワイトバランス(WB)は本来、白いものを白く写すための機能です。人間の目には、照明する光が変化しても、白い被写体は白に見えるという順応性があります。デジタルカメラでは、ソフトウェア的に色温度を調整して、色の基準となる白を決め、その白を基準に色の補正が行われます。これにより自然な色あいで撮影することができます。このホワイトバランス設定を意図的に変更して、いろんな色のフィルターがかかったような写真を撮ることもできます。

    注意ポイント
    • ●
    • とくに青色を強めに出そうとしてホワイトバランスを調整すると、色に「にごり」が出たり、画面がベタッと平板になることがあります。
    • ●
    • ホワイトバランスを変更したら、ノイズに注意しながら拡大表示で確認しましょう。拡大率は等倍(記録画像の画素を100%で表示)がおすすめです。
ホワイトバランスのアイコン

設定方法 設定方法

  • メニュー画面
  • →
  • ホワイトバランス設定

EOS 7D Mark IIを例に、設定方法を説明します。メニュー画面のカメラマーク「撮影タブ」2番目のサブタブから設定するか、カメラ上部の〈WB〉ボタンを押し、表示パネルまたはファインダー内を見ながらサブ電子ダイヤルで選択します。ホワイトバランスは、オート、太陽光、日陰、くもり、白熱電球、白色蛍光灯、ストロボ使用、マニュアル、色温度が選べます。

ホワイトバランス 使用例 ホワイトバランス 使用例

  • ホワイトバランス「オート」
  • ホワイトバランス「オート」
  • ホワイトバランス「くもり」
  • ホワイトバランス「くもり」
  • ホワイトバランス「白熱電球」
  • ホワイトバランス「白熱電球」
こんな場面で活用!
①

通常の撮影で、見た目に
近い印象で撮るならオート
(AWB)が便利です

②

夜景の光を赤などの暖色
系で強調したいときは
「くもり」「日陰」を選択

③

夜景の光を青などクール
な寒色系にしたいときは
「白熱電球」を選択

・登録している機材の取り扱い説明書はキヤノンイメージゲートウェイのサポートページでご覧いただけます。サポートページはこちら。

※CANON iMAGE GATEWAYにご登録されていない製品は表示されません。お持ちの製品の追加登録をお願いします。

プロ写真家 出水先生の撮影術

早朝の奥日光の湿原。温度差により朝もやが出るとき、一瞬、姿を見せる「小田代ヶ原の貴婦人」です。私の場合、光の具合にもよりますが、基本的に「太陽」や「オートホワイトバランス(AWB)」で撮影することが多い場面です。「AWB」は見た目に近い状態で仕上がりやすいですが、寒々とした雰囲気で見せたいときは、ホワイトバランスを「太陽光」や「白色蛍光灯」などに設定し、色温度を低くします。明け方の朝もやの金色に染まる風景を求めているときや、夕方の暖色系に仕上げたいときは「くもり」にするなど、色温度を高く設定するのが私のスタイルです。

出水先生作品 ホワイトバランス「太陽光」で撮影

ホワイトバランス「太陽光」で撮影

出水先生作品 ホワイトバランス「くもり」で撮影

ホワイトバランス「くもり」で撮影

「RAWモード」なら撮ってから調整

RAWモードライン01

ホワイトバランス「オート」で撮影して、後処理で仕上げる。プロ写真家はRAWモードを活用して、思いどおりの作品にしています。EOSのRAWモードで撮影したRAWデータなら、付属ソフト「DPP(Digital Photo Professional)」を使って、画質を劣化させることなくホワイトバランスを変更可能です。RAWモードではとりあえずオートホワイトバランス(AWB)で撮っておき、撮影時は構図や露出に集中、色あいは現像時に調整するのが効率的ですね。

※キヤノンのRAW現像ソフト「Digital Photo Professional4(DPP 4)」を使用している画面です。

・「DPP 4」の詳しい説明とダウンロード(無料)はこちらから。
※お持ちの機種が「DPP 3」対象の場合は、同梱されているCD(EOS Solution Disk)からインストールしてください。製品付属CDがご利用になれない方は下記よりダウンロードいただけます。必要なソフトウェアを選択してインストールしてください。

・「DPP 3」Windows版

・「DPP 3」Mac OS版

DPP4での調整
RAWモードライン02