初心者のためのフォトレッスン

ゆりか先生が教える! 初心者のためのフォトレッスン 講師:門井ゆりか(写真家、EOS 学園講師) 撮り方レッスンを読んで、あなた自身が撮影にトライ! 先生に写真を見てもらおう! 第1回

Let's TRY!

「背景をきれいにぼかした写真を撮ってみましょう」

きれいでふんわりした「ボケ」の写真をレッスンした第1回を見て応募してくれた皆さんの写真を紹介します。ゆりか先生のコメント&アドバイスをお届けします。皆さんも応募してくださいね!

応募作品を見て分かった「ぼけ」写真のポイント

〈 今回おぼえたい撮り方のコツ 〉

1.「絞り数値」をできるだけ小さく設定する(重要!)

カメラのモードダイヤル(カメラ上部にある大きなダイヤル)を回して〈Av〉(絞り優先モード)に合わせます。ボケ度合いを調節するための数値(絞り数値)を自分で決めて撮ることができます。後ろをぼけやすくするには、絞り数値をできるかぎり小さくするのがポイント。シャッターボタンそばにあるダイヤル(メイン電子ダイヤル)を回して絞り数値を調整します。

ココ<Av>に合わせる

ダイヤルを回す

ココの数値を小さく

2.いちばん大きく見えるほうにズームする

お持ちのズームレンズの大きく写せるほう(望遠側)にすると、大きくきれいなボケがつくりやすくなります。

3.撮りたいものに近づく

撮りたいもの(被写体)に近づくほど、また、背景にあるもの(ぼかしたいもの)は被写体から遠く離れているほど、大きくぼけます。被写体に近づくときには、レンズごとに決まっている近づける限界の距離(最短撮影距離)に注意しましょう。

大きくぼかすための距離のとり方

近づきすぎるとシャッターが切れないので、そのときは少し離れてみてください。

おさらい! ここまでの説明「まとめ」

  1. ①「絞り数値」をできるだけ小さく設定する
  2. ②ズームはいちばん大きく見えるほうに回す
  3. ③撮りたいものに近づいてカメラを構える

NOTE - 覚えておこう 「絞り数値」で変わるボケ具合

絞り数値は、頭に「F(エフ)」の付いた数値で表されます。
絞り数値を小さくすればするほど、ぼけやすくなります。
逆に、絞り数値を大きくするとあまりぼけなくなり、画面全体にピントが合ったような写真になります。絞り数値を選ぶことで、ボケ具合をコントロールして撮ることができるわけです。

  • ボケる 絞りを開く F2.8

    背景のお花がふんわり柔らかい雰囲気でぼけている写真になりました。

  • 絞りをやや絞る F8

    F2.8 に比べるとお花のボケ感が弱まり、 はっきり見えてきました。

  • クッキリする 絞りを絞り込む F22

    全体的にピントが合ってくっきりしたイメージの写真になりました。

ここのボケ具合の違いに注目!

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