すとろぼ・ふらっしゅ
ストロボとはカメラ用の発光装置のことで、フラッシュとも呼ばれます。暗い場所での光源になるほか、晴天時でも補助光として使用する場合もあります。
ストロボのおもな種類には、カメラ内蔵型と、カメラ上部のアクセサリーシューに装着するクリップオンタイプがあります。以前はストロボの設定は難しかったのですが、現在ではスイッチをONにしてシャッターを切るだけのカメラ任せで美しい写真を撮ることが可能な場合が多いです。
ストロボを使用して撮影するとシャッタースピード を速くすることができ、手振れを防ぐことも可能です。たとえば、写真1の花のクローズアップ撮影では、日陰に咲く花をマクロレンズを利用して最短距離で撮影しました。写真2は同じ状況で内蔵ストロボを使わなかった例で、ぶれてしまいました。
ストロボ使用時の注意点は、充電完了前にシャッターを切らないようにすることです。最近のストロボは充電時間が短くなってはいますが、シャッターを切る前にかならず充電完了を確認してから撮影するようにしましょう。充電が完了していないと発光しないので露出アンダー(暗い写真)になります。また、内蔵ストロボを使用する場合、レンズフードやレンズでストロボの光が遮られ、フレーミングした画面の下側に光が届かず、その部分だけ暗くなる場合もあるので気をつけましょう。
写真1:ストロボあり(フラッシュ発光)
写真2:ストロボなし(フラッシュ未発光)
クリップオンタイプストロボの形状
写真やカメラの用語にはちょっと難しい言葉も数多くあります。 この写真用語集では、よく耳にする写真の撮影方法やカメラに関する専門用語をあつめて、 初心者の方でもわかりやすく作例やイラスト入りで解説しました。
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