- 並木隆氏
- (写真家)
プロフェッショナルな写真家が実際に使用しているカメラやレンズ、そのジャンル必携の装備を紹介する「プロフェッショナル・ギア」。今回は、花のマクロ撮影の第一人者で、キヤノンイメージゲートウェイの写真講座「マクロ写真の教室」や「写真の撮り方アーカイブ」で講師を務める写真家・並木隆先生の登場です。

プロフェッショナルな写真家が実際に使用しているカメラやレンズ、そのジャンル必携の装備を紹介する「プロフェッショナル・ギア」。今回は、花のマクロ撮影の第一人者で、キヤノンイメージゲートウェイの写真講座「マクロ写真の教室」や「写真の撮り方アーカイブ」で講師を務める写真家・並木隆先生の登場です。
Accessories
手軽にクローズアップ撮影が楽しめる
お手持ちのレンズに「エクステンションチューブ」や「クローズアップレンズ」を装着すれば、
マクロレンズを持っていなくても、気軽にクローズアップ撮影ができますよ。
もうちょっとだけ寄りたいときに使用するのがエクステンションチューブ(接写用中間リング)。カメラボディとレンズの間に装着することで、高倍率の撮影を可能にします。
※エクステンションチューブには、レンズによっては使用できないなど、ご使用についての制限があります。【詳しくはこちら】をご覧ください。
レンズ先端のネジに装着するだけで、撮影倍率がアップできる「クローズアップレンズ」。カメラバッグに入れておけば、マクロレンズがないときでも気軽に接写が楽しめます。
※クローズアップレンズには、レンズによっては使用できないなど、ご使用についての制限があります。
【詳しくはこちら】をご覧ください。
「Sandisk製のメモリーカードには全幅の信頼を置いています。いままでトラブルに見舞われた経験はありません。メモリーカードの容量や書き込み速度も大切ですが、最も重要なのは信頼性です」(並木先生)
メモリーカードはSandisk社製のSDカード Extreme Pro(64MB)を愛用。速い書き込み速度で、動画撮影のプロにも愛用されています。
Field Gear
マクロ撮影に欠かせないお役立ち道具!マクロ撮影のプロフェッショナル、並木先生の愛用ギアとは? 便利な撮影道具を紹介していきましょう。
①愛用の三脚は、ベルボン社製の三脚と雲台のセット(現在は販売終了)。カーボン製で軽量なのがお気に入り。気に入りすぎて3セット所有しているそうです。3ウェイではなく自由雲台なのは、マクロ写真の場合はそれほど水平を厳密に気にすることがないから。自由雲台のほうがコンパクトに収納できることもメリットだそうです。
②マクロ撮影では、三脚は小さな草花に合わせて、ローアングル・ポジションに対応していることが重要です。
③雲台から外したカメラを三脚の脚に乗せて使うこともあるとか。地面すれすれの超ローアングル!
某カメラ雑誌の付録だったミニレフ板を直射日光カット用に愛用。その効果はご覧のとおりです。
撮影のため片手にカメラ、片手にミニレフ板を持っていますが、きちんと撮るならレフ板は近くにいる人に手伝ってもらいましょう。
〈直射日光をカットした場合〉
花の直射日光をカットして花を適正な露出に。背景は露出オーバー気味にして、ふんわり明るく、優しい印象に仕上げました。
〈直射日光を当てた場合〉
日光をカットしなければ、全体的に適正な露出になりますが、花には強い影が出てしまいます。
フィールドに出るときは、服装の色に気を使うそうです。自然界にない色の服は着ない主義。遠くから風景をねらっている人の邪魔になってはいけないとの配慮からだとか。さすがです。
並木隆先生の「プロフェッショナル・ギア」、いかがでしたか? マクロ写真が生み出される「現場」を拝見する貴重な取材になりました。キヤノンイメージゲートウェイでは、並木先生の作品紹介や、撮り方テクニック記事を数多くご用意しています。そちらもご覧ください。
写真家の先生に
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