- チャーリィ古庄氏
- (写真家・EOS学園講師)
プロフェッショナルな写真家が実際に使用しているカメラやレンズ、そのジャンル必携の装備を紹介する「プロフェッショナル・ギア」。今回は、航空機写真の第一人者で、キヤノンイメージゲートウェイの写真講座「空はあこがれ! ヒコーキ写真の世界」や「写真の撮り方アーカイブ」で講師を務める写真家・チャーリィ古庄先生の登場です。

プロフェッショナルな写真家が実際に使用しているカメラやレンズ、そのジャンル必携の装備を紹介する「プロフェッショナル・ギア」。今回は、航空機写真の第一人者で、キヤノンイメージゲートウェイの写真講座「空はあこがれ! ヒコーキ写真の世界」や「写真の撮り方アーカイブ」で講師を務める写真家・チャーリィ古庄先生の登場です。
Accessories
撮影に欠かせないアクセサリー類はコレだ!動きの速い飛行機の流し撮りで活躍する一脚はマンフロット製で、底部のミニ三脚部分が滑らかに可動。雲台は同社のビデオカメラ用で、一脚と組み合わせる
ことで横方向、斜め方向への動きにも瞬時に、滑らかに対応。重心を低く保ち体全体でカメラを支え操るテクニックがすごい!
飛行機内やターミナルの窓越しに撮影するとき、カメラや室内の映り込みを防いでくれる「忍者レフ」(よしみカメラ)。穴を開けたレフ板(反対側は黒色)にレンズを突っ込んで使います。すると不思議! 忍者のように映り込みが消えてしまうというわけ。
日中の撮影では秒間3コマ程度の連写ができればよいので、メモリーカードの書き込み速度にはこだわらないそうです。しかし夜間撮影では、飛行機の機体で点滅する赤い衝突防止灯を撮るため高速連写が必要。そこで愛用しているのが、書き込み速度160MB/s のSanDisk Extreme PRO(64GB)です。
「皆さんは『エクステンダー』をご存じですか? 飛行機を撮るなら持っていたいアイテムで、私も愛用しています。1本持っているとお手持ちのレンズの用途が増え、豊かな写真表現が可能になりますよ。LレンズとEOS 7D Mark IIとの相性も抜群です」(チャーリィ古庄氏)。
※エクステンダーには、レンズによっては装着できないなど、ご使用についての制限があります。【詳しくはこちら】をご覧ください。
EXTENDER EF1.4×III(上下にキャップを付けた状態)
エクステンダーとは、レンズとボディの中間に装着するアイテムです。レンズの焦点距離を1.4倍に伸ばすことができるので、持っているレンズの望遠をパワーアップさせることができます。例えばEF70-200mm F4L IS USMに着ければ、焦点距離は最大280mmになります。
Field Gear
飛行機写真の撮影に欠かせない飛行機の撮影は一眼レフカメラと望遠ズームがあれば誰にでも楽しめますが、この世界のプロフェッショナルは、カメラやレンズ以外にさまざまな道具を駆使しています。チャーリィ古庄氏の愛用品を紹介しましょう。
「飛行機の撮影を充実させるには、航空無線を聞く無線機が必需品なのですよ」と語るチャーリィ古庄氏。ご自身は、アイコム製の無線機を愛用。無線を聞くことで風向きによる離発着の方向や、どの滑走路に着陸するか、また、次にどんな飛行機が飛んでくるのかも手に取るように分かります。ボーイング製のパイロット用革ジャンに無線機をかけて撮影するのが、秋冬の定番スタイル。
本格的に飛行機の撮影にのめりこむなら必携の情報源。「航空無線ハンドブック」(イカロス出版)は、周波数データの一覧など航空無線に関する情報満載の解説書。「日本発着国際線 旅客機アルバム」(イカロス出版)は、日本で見られる旅客機や貨物専門のエアラインまで網羅したフォト満載の年鑑です。
2014年3月、ギネス世界記録に「世界でもっとも多くの航空会社に搭乗した人」として認定されたチャーリィ古庄氏。それまでの108社を大きく更新し、世界156社のエアラインに搭乗した記録の保持者です(写真はギネス認定証)。
チャーリィ古庄氏の「プロフェッショナル・ギア」、いかがでしたか? 飛行機に関する豊富な知識と経験、そしてギネス記録に象徴される実績が、チャーリィ古庄氏最強の「ギア」なのかもしれませんね。
今回ご紹介したアイテムはキヤノンオンラインショップでもご購入いただけます。
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