《プロが教える》カメラアクセサリーの選び方

《プロが教える》カメラアクセサリーの選び方撮った旬の写真の徹底活用をスピーディに。いま話題の「SSD」って何?

工藤智道

工藤智道(くどう・ともみち)

写真家・EOS学園講師

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工藤智道(くどう・ともみち)プロフィール

1969年、横浜生まれ。 日本写真芸術専門学校卒。卒業後、風景写真家の竹内敏信氏に師事。4年間のアシスタントを経て独立。日本の自然風景、都市風景を撮り、夜景や花火の撮影もこなす。写真専門誌で撮影、執筆も数多くパソコン誌、デジタルカメラ専門誌でも活躍。日本写真家協会会員。

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2019.11.28

「大傑作、撮れたー!」。超重要なのはそのあと。カメラのSDカードに入れっぱなし?
パソコンにコピーしておしまい? 画像データを安全に保管しつつ持ち運び、現像・加工、作品として発表するなど最大限に活用するには「SSD」が超おすすめ。「もうSSDが手放せない」と語る写真家・工藤智道さんに、プロの使い方を聞きました。

大量の画像データの「保存」で大切なのはストレージの選択。

Q1:画像データをバックアップする理由は?

撮影に出かけたら、一日の終わりに画像をバックアップします。撮影旅行中なら車や宿の部屋に戻ったら、カメラのSDカードを抜いて、パソコンのスロットに挿入し、内蔵HDD(ハード・ディスク・ドライブ)にデータをコピーします。
それだけでは不安なので、さらに外部記憶装置のSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)にバックアップします。これがそのSSD。信じられないくらい小さいでしょう?

サンディスク「エクストリームポータブルSSD」(250GB)

工藤さん愛用のサンディスク「エクストリームポータブルSSD」(250GB)。この小ささで、容量は最大2TBまでをラインアップ。

SSDにバックアップする理由? 写真って、その日その瞬間にしか撮れないからです。
すごく珍しい現象や、奇跡のように美しい風景に出合うことがありますが、ワンチャンス。二度と同じ風景は撮れません。だから、撮影したデータは確実に保存して持ち帰りたい。

富士山の作品

たとえば傘雲のかかった富士山の作品。雲の形と光の状態は、一期一会。

撮影旅行を終えて、仕事場に戻ってきたらSSDから据え置きのHDDにさらにバックアップします。HDDは基地とか母艦のようなデータの最終保管場所です。
すぐにSSDのデータを消すことはありません。ある程度の期間まではためておきます。
いっぱいになったら消去してリフレッシュする。その繰り返しですね。

Q2:バックアップした画像データの活用法は?

SSDを使う理由のもう1つは、ほとんど名刺サイズなのに大量の画像データを持ち運べるから。
撮影したばかりの画像データは、仕事部屋のパソコンで作業するときもあれば、ソファでくつろぎながら作業することもあります。SSDにデータを入れておけば、どこでも見たい画像データにアクセスして、セレクトや現像、加工などの作業ができます。デスクトップに縛られることなく、いつでもどこでも仕事ができる自由さがいい。

ポケットサイズで重さはたったの38.9g

SDカードとポータブルSSDの小ささ比較。このSSDで容量2TBまで選べるとは驚異的。

写真教室などで作品を見せるときや、写真展用のプリント制作をラボに依頼するときにも便利。教室では生徒さんの作品を預かるときにもSSDが活躍します。
ポケットに入れて歩いても苦にならない軽さ(ときどきポケットに入れているのを忘れそうなほど!)だし、多少ザツに扱っても壊れる心配はありません。
「この前こんな写真が撮れたんだよ」と写真仲間や生徒さん、雑誌編集者などに見せたい作品をいつでも、いくらでも見せられる。これは本当に便利です。手放せません。

Q3:なぜHDDではなくSSDなのですか?

以前はポータブルタイプのHDDを使っていました。いまHDDは安価になりましたが、欠点はSSDに比べると書き込みスピードが遅いこと。
HDDを使っていたころは、撮影を終えて宿に戻って食事をして、寝るまでの間にデータをバックアップするのですが、4~5 枚のSDカードをHDDにバックアップするのに何時間もかかることも。カードを抜いたり差したりしなくてはいけないから。寝る時間が5時間しかないのに、バックアップ作業に時間を奪われてしまうのはキツかった。
書き込み速度が速いSSDを導入してからは、バックアップ待ちのストレスがなくなりました。本当に助かっています。

ビジネスシーンで用途が広がるSSD

大切な書類の保存などビジネスシーンで用途が広がるSSD。

SSDのトップブランド「サンディスク」に聞きました!

SSDとHDDの違いとは?

SSDはHDDと同じくデータを保存するための装置です。
HDDは、高速で回転する磁気ディスクにデータを読み書きする仕組みです。SSDはフラッシュメモリー(電源を切っても書き込んだデータが消えない半導体メモリー)にデータを読み書きする仕組みです。
ディスクを回してデータを読み書きするHDDに比べると、回転させるモーターの駆動がないSSDは、ほぼ無音で衝撃にも強いという特徴があります。省電力で省スペース。読み書き速度はHDDに比べて2.5~15倍と高速。小型で大容量のデータが保存できるので、多くのタブレットやスマホに導入されています。HDDの代わりにSSDを内蔵ドライブに採用するノートパソコンも増えています。
SSDの性能は現在も進化中で、大容量化と高速化がますます加速しています。

長瀬陽子さんと清水絵真さん

サンディスク マーケティング部の長瀬陽子さんと清水絵真さん。

バックアップ用ストレージの特徴比較

速度 サイズ コスト
(容量単価)
耐衝撃性
SSD
HDD × ×

おすすめストレージはSSD。その選び方ポイント。

ポイント1 【容量】用途に応じてなるべく余裕のある大容量で!

サンディスク「エクストリームポータブルSSD」(2TB)

サンディスク「エクストリームポータブルSSD」(2TB)

SSDの価格は、容量が大きくなるほど上がっていきます。いま売れ筋のSSDは500GBで、倍の容量を持つ1TB(テラバイト)の製品の値段もこなれてきました。予算に余裕があれば1TBがよいでしょう。
海外旅行に行くとか、撮影枚数が多い場合などには、大容量のSSDをチョイスするとよいでしょう。
また、最近は動画撮影を楽しむ人が増えていますので、カメラに入れるSDカードだけではなく、動画をバックアップする大容量のSSDが注目されています。

ポイント2 【速度】転送速度は高速なものを選ぼう!

SSDを選ぶなら、転送速度は高速なものを選びたいですね。
SDカードもそうですが、SSDの各製品には、必ず転送速度の性能を示す数値が表示されています。たとえば、525MB/sec(メガバイト・パーセク)とあれば、1秒間に525MBのデータを転送できます。
スピードが速いと、SSDに保存したデータに直接アクセスしてアプリケーションソフトで加工、保存するような作業もラクラクこなせます。SSDにおけるスピードは正義です。

ポイント3 【堅牢性】防滴・防塵性能があるSSDなら安心!

私が愛用しているサンディスクのSSDは、防滴・防塵規格「IP55」をクリアしています。水没しなければ、多少水をかぶっても大丈夫です。ホコリも大丈夫。
シリコンゴムでコーティングされているので、衝撃にも強い。2mの高さから落下しても衝撃に耐えるそうなので、大切なデータを安心して保管できます。高温にも低温にも強い(温度耐性マイナス20~70度)のもうれしい。
普通のパソコンの内蔵ドライブには決してマネできない堅牢性を備えています。

ポイント4 【信頼性】信頼できるメーカーの製品を選ぼう!

SSDを選ぶなら信頼できるメーカーの製品を選びましょう。サンディスクの製品は、SDカードを始めSSDも長く使っていますが、一度もエラーを起こすなどのトラブルがありません。サンディスクのSSDに入っているフラッシュメモリーは、すべて日本製なのだとか。

購入は、信頼できるショップで。ネットなどで見かける安いモノには注意が必要です。正規販売品でないと国内での保証が受けられない場合があるからです。
また、サンディスクのすべてのSSDに「データ復旧ソフト」が無償提供されます。万が一、大切なデータを消してしまったなどのトラブルに対応しています。信頼性の証ではないでしょうか。

選び方のポイントまとめ

  • 【容量】用途に応じてなるべく余裕のある大容量で!
  • 【速度】転送速度は高速なものを選ぼう!
  • 【堅牢性】防滴・防塵性能があるSSDなら安心!
  • 【信頼性】信頼できるメーカーの製品を選ぼう!

目的(シーン)に合ったストレージを選ぼう!
キヤノンがおすすめするSSD8選

キヤノンオンラインショップでは、さまざまなタイプのポータブルSSDをラインアップ。用途や持ち運びたい画像データの容量によってお選びいただけます。あなたにとってベストなSSDを見つけてください。

超高速デジタルライフを実現するコンパクトストレージ。

サンディスク エクストリーム プロ
ポータブルSSD

サンディスク エクストリーム プロ ポータブルSSD

容量:500GB 1TB

超高速デジタルライフを実現するSSDをお探しなら、おすすめは「サンディスク エクストリーム プロ ポータブルSSD」。転送速度が最大1050MB/秒と大幅に高速化されているため、画像や動画ファイルを素早く移動したり、ドライブから直接編集することも可能。シリコンゴムコーティングの頑丈なケースが、どこにいても大切なデータを保護します。雨、水しぶき、液体のこぼれ、ホコリに対する耐性も備えています(IP55定格)。

●製品のポイント

  • ・最大1050MB/秒*1の超高速転送
  • ・アルミボディとシリコンゴムコーティングによる、高い耐衝撃性と防塵・防滴性
  • ・プロのニーズに応える容量、最大2TB*2
  • ・軽量なポケットサイズで撮影旅行も軽快に
  • ・Windows と Macの両方に対応

*1 : サンディスク社内テストの結果に基づき、パフォーマンスは、ドライブ容量、ホスト機器、OS、アプリケーションによって低下する場合があります。1MB=100万バイト
*2 : 1GB = 10億バイト、1TB = 1兆バイト。実際のユーザーストレージ容量は若干少なくなります。

●サイズ:W 57.34mm x H 110.26mm x D 10.22mm ●重量:77g ●読取り速度:最大 1050MB/秒 ●インターフェース:USB 3.1(Gen 2) ●保証期間:5年間

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お手ごろ価格のポケットサイズ・ポータブルストレージ。

サンディスク エクストリーム ポータブルSSD

サンディスク エクストリーム ポータブルSSD

容量:250GB 500GB 1TB 2TB

お手ごろ価格でSSDを導入したいならこちらがおすすめ。頑丈なケースに包まれた「サンディスク エクストリーム ポータブル SSD」 は、最大550MB/秒の読み出し速度で高速転送を実現。大きなファイルでもストレスなくデータの移動ができるので、 高解像度の写真やビデオの保存や編集に最適です。シリコンゴムコーティングの頑丈なケースが大切なデータを保護。雨、水しぶき、液体のこぼれ、ホコリに対する耐性も備えています(IP55定格)。

●製品のポイント

  • ・最大読み出し速度 550MB/秒*1の高速転送で、ファイルを瞬時に移動
  • ・最大容量 2TB*2で高解像度の写真、ビデオ、音声ファイルに対応
  • ・スマホより小さいコンパクトなポケットサイズデザイン
  • ・WindowsとMacの両方に対応

*1 : サンディスク社内テストの結果に基づき、パフォーマンスは、ドライブ容量、ホスト機器、OS、アプリケーションによって低下する場合があります。1MB=100万バイト
*2 : 1GB = 10億バイト、1TB = 1兆バイト。実際のユーザーストレージ容量は若干少なくなります。

●サイズ:W 49.55mm x H 96.20mm x D 8.85 mm ●重量:38.9g ●読取り速度:最大 550 MB/秒 ●インターフェース:USB 3.1(Gen 2) ●保証期間:3年間

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