《プロが教える》カメラアクセサリーの選び方

《プロが教える》カメラアクセサリーの選び方初心者も今日から空撮!
「ドローン」の選び方。

秦達夫さん

秦達夫さん

写真家

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秦達夫 プロフィール

1970年長野県飯田市(旧南信濃村)生まれ。自動車販売会社・バイクショップに勤務。後に家業を継ぐ為に写真の勉強を始め写真に自分の可能性を感じ写真家を志す。写真家竹内敏信氏の助手を経て独立。故郷の湯立神楽「霜月祭」を取材した『あらびるでな』で第八回藤本四八写真賞受賞。同タイトルの写真集を信濃毎日新聞社から出版。他に写真集の著書あり『山岳島_屋久島』『屋久島RainyDays』『New Zealand』。
小説家・新田次郎氏『孤高の人』の加藤文太郎に共感し『アラスカ物語』のフランク安田を尊敬している。
・日本写真家協会会員・日本写真協会会員・Foxfireフィールドスタッフ

2019.7.10

撮影機材として注目を浴びるドローン。上空から通して見る風景は、地上から見る風景とはまったくの別モノで、新鮮な驚きの連続。キヤノンオンラインショップでも販売しているドローンですが、どれを買ったらいいの? という疑問もありますよね。そこで今回は、初めてのドローン選びに役立つ情報をお届けします!

ドローンを使えば、
こんな作品が撮れる!

Q. 〈被写体クイズ〉マクロ? 超望遠?
これ一体、何を撮った!?

池

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A. ドローンで空撮した「池」でした。

池

動物の毛並みのようにも見える映像が、カメラが引いていくと水面になって……。この動画は、北アルプスの最奥地にある竜晶池で撮影しました。鳥の視点で見つめる自然風景は、多くの発見と驚きにあふれています。ドローンで撮影の可能性が広がります。

ドローンなら、
こんなことができる!

高さ、アングルをリモート操作で
自由自在にコントロール!

撮影地は、黒部源流の薬師沢小屋。赤い屋根の山小屋の上空からラダー(回転)操作を行い下降しています。テラスでドローンを操縦している私の姿も映っています。撮影する高さやアングルを劇的に変えながら撮影できるのは、ドローンの大きなメリットです。

水平移動により空間の奥行き感を表現できる。

黒部源流でフライフィッシングを楽しむ人物を撮影。ロッドから伸びるライン(糸)が光に輝く場面から、視点が奥へ奥へと移動していきます。渓流を上流に向けて平行移動しながら撮影することで、現場の環境を伝える映像を撮影できます。

360度のパノラマ空撮で
風景のスケール感を撮る。

北アルプスの薬師岳、太郎平小屋です。山小屋を中心にノーズインサークル(中心に向けた状態で回転させること)で、ぐるりとパノラマ風景を撮影しました。地上で撮影した写真では表現しきれない、雄大な山々を背景に変化していく景色をとらえています。

ドローンにしかできない
視点から生まれる新鮮なイメージ。

切り立った山に囲まれている渓谷では、川底まで日が入る時間はわずかしかありません。陽光が差し込み、エメラルドグリーンに染まる様子を4K映像で撮影しました。ドローンのプロペラの風の影響でできた波紋と流水の模様が、美しいイメージを生み出しています。

飛ばす前に知っておきたい
ドローンの基礎知識

Q1:ドローンはどこで飛ばせるのですか?

ドローンを飛ばせるエリアは、改正航空法(2015年12月10日施行)により規制を受けています。どこでも自由に飛ばせるわけではありません。例えば、人口密集地、空港・基地付近などは許可なく飛ばせません。国立公園など場所によっては許可申請が必要な場合も。ただし、200g以下のドローンであれば制約なく飛ばせます。とはいえ、人の迷惑にならないようにしましょう。飛行ルールについては国土交通省のホームページを確認しましょう。

Q2:免許、資格は必要ですか?

将来的に「免許制度」が導入されるといわれていますが、ドローンで撮影を楽しむ目的の範囲内では、いまのところ免許や国家資格制度はありませんが、JUIDAなど民間団体の認定資格があります。ただし、ドローンレースへの参加や、高度な技能を要する飛行に関しては、資格が必要な場合があります。民間のドローン団体が発行する認定資格は、ドローンスクールで取得できます。認定資格があると飛行申請がスムーズに進むなどのメリットがあります。

Q3:EOSは積めるのですか?

EOSを搭載できる大型のドローンは存在しますが、かなり上級者向けです。キヤノンオンラインショップでは販売していません。ドローンが内蔵しているカメラでの撮影を楽しんでみましょう。

Q4:画質はどうなのですか?

ドローンのグレードによって画質は異なります。ドローンからワイヤレスで届く映像をスマートフォンで見るレベルなら、美しい画質で観賞できます。また、中級クラス以上の機体であれば高精細な4K動画や、約2000万画素の画像の撮影を楽しむことができます。

Q5:映像はリアルタイムで見られるの?

プロポ(コントローラー)にタブレット端末(スマホやタブレットなど)を装着し、リアルタイムでドローンから送信される映像を見ながら撮影できます。まるでドローンに乗って操縦しているような感覚です。カメラのシャッターもプロポから切ることができます。

Q6:どれくらいの高さまで飛べますか? 距離や時間は?

改正航空法により、ドローンを飛ばせる高さは150m以内、距離はドローンを目視ができる範囲内と定められています。ただ、機体によって異なりますが、最大高度6000m、最大飛行距離は18㎞、飛行時間は無風状態で31分まで飛ばせる性能を持つドローンもあります(Mavic 2 Proの場合)。

■ドローンでスムーズ&安全に空撮をするために・・・

ぜひ、JUIDA 認定ライセンスをご検討ください。

「ドローン」選び方の
ポイント

すぐに飛ばしてみたいあなたへ

①ドローンデビューするなら200g未満の機種をチョイス!

「とりあえずドローンを飛ばしてみたい!」という初心者は、手の平サイズで部屋の中でも飛ばせるトイドローンから始めましょう。重量200g未満のドローンは、飛行許可や申請が不要。操縦技術をマスターする練習機としてもトイドローンは必需品です。ここから上位機種にステップアップしましょう。

本格的に取り組みたいあなたへ

②搭載カメラのスペックや性能を比べてチョイス!

ドローンはいわば「空飛ぶカメラ」。映像にこだわるなら搭載カメラの性能は気になるところです。予算に余裕がある方は、圧倒的な高画質で撮影できる「4K対応カメラ」を搭載した機種がおすすめです。また、「光学ズーム」ができる機種は、撮影対象に近づきにくい場合などでも自由度の高い撮影を可能にします。

③飛行の安定感を求めるのであれば200g以上の機体をチョイス。撮影の安定感を求めるのであればジンバル装備の機体がおすすめ。

ドローンの機体が大きいほど、重量が重くなるほど、風の影響を受けにくく、安定した飛行ができます。トイドローンはわずかな風でも機体が不安定になります。美しく安定した映像を撮影するには機体が大きく、ジンバルを装備したドローンが適しています。

④安定した飛行と撮影を目指すならGPSセンサー付きをチョイス!

本格的なドローンにはGPSセンサーが搭載されています。飛行位置をGPSにより測定しているので、同じ位置で静止(ホバリング)させたり、〈Go Home〉ボタンを押して飛び立った場所まで自動で帰還させたりすることも可能です。

※今回紹介するドローンは、トイドローン「Tello」以外の全機種がGPSセンサー搭載モデルです。

⑤バッテリー容量に余裕がある機種をチョイス!

機種により違いはありますが、フル充電したバッテリーでの飛行可能時間は20分程度です。予備バッテリーは必需品。ドローンが手元まで戻ってくるバッテリー消費も考慮しなければならないので、残量50%を切ったら撮影を中断してドローンを帰還させます。本格的な撮影には、ドローン1台につき4〜5個の交換バッテリーが必要となります。

選び方のポイント まとめ

  • ドローンデビューするなら200g未満の機種をチョイス!
  • 搭載カメラのスペックや性能を比べてチョイス!
  • 飛行と撮影の安定感を求めるなら大型のドローンをチョイス!
  • 安定した飛行と撮影を目指すならGPSセンサー付きをチョイス!
  • バッテリー容量に余裕がある機種をチョイス!

室内でも飛ばせるトイドローンで入門して、安定性の高い機種にステップアップしていくのがドローンの王道。キヤノンオンラインショップでは、入門機種から中上級者向けの本格派ドローンまで扱っています。

お手軽にドローンに入門できる、飛行練習にも最適なトイドローン。

DJI ドローン Tello
※充電用のマイクロUSB非同梱

DJI ドローン Tello

世界一楽しいドローンを作る、そんな想いを胸に「Tello」は設計されました。
たくさんの驚きがつまったTelloは、子供から大人までみんなが楽しめるトイドローンです。Telloを手に入れて、ドローン飛行の素晴らしさを体験してください!

●サイズ98×92.5×41mm ●重量約80g(プロペラとバッテリー含む)

プロペラをたためば上着のポケットにも入る携帯性の高さ!

DJI ドローン Spark コントローラー付 アルペンホワイト

DJI ドローン Spark

Sparkは、DJIの革新的な技術を搭載した手のひらサイズのミニドローンです。
多彩な飛行・撮影モードとブレを抑えるジンバル技術があなたの空撮をサポートします。
思わずシェアしてみたくなる驚くほどきれいな高画質の動画や写真を簡単に撮影することができます。

●サイズ143×143×55mm ●離陸重量300g

リーズナブルで高機能。3軸ジンバル搭載による安定した撮影を実現!

DJI ドローン Mavic Air Fly More コンボ コントローラー付 アークティックホワイト

DJI ドローン Mavic Air Fly More

Mavic Airは、ハイエンドな飛行性能と機能性、携帯性を備えた折りたたみ式ドローンです。ジンバルの角度ぶれ範囲も0.005°まで抑えられています。ジンバルの衝撃吸収部は三方に配置されており、抜群に安定性のある撮影を実現します。

●サイズ:たたんだ状態168×83×49mm/たたんでいない状態168×184×64mm  ●離陸重量430g

抜きんでた飛行性能の高さで、意図どおりの撮影を可能にする。

DJI ドローン Mavic 2 Pro コントローラー付

DJI ドローン Mavic 2

Mavic 2 Proは、ハッセルブラッドらしい映像品質を誇ります。全方向障害物検知と3軸ジンバルによって、滑らかで安定した映像を実現します。

●サイズ:たたんだ状態214×91×84mm /たたんでいない状態:322×242×84mm ●離陸重量907g

広角から中望遠まで対応する光学ズームレンズ搭載ドローン。

DJI ドローン Mavic 2 Zoom コントローラー付

DJI ドローン Mavic 2 Zoom

Mavic 2 Zoomは、光学2倍ズームレンズ (24 mm–48 mm) を搭載。デジタルズームと合わせると最大4倍までズームできる1/2.3インチ12MPセンサーを搭載し、ダイナミックに奥行きを描写でき、広角から中望遠の撮影において、よりクリエィティブな選択が可能になります。全方向障害物検知と3軸ジンバルによって、滑らかで安定した映像を実現します。

●サイズ:たたんだ状態214×91×84mm/たたんでいない状態:322×242×84mm ●離陸重量905g

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写真家・秦達夫さんホームページ

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「ドローンの選び方」、いかがでしたか? 今回の記事が、皆さまのドローン体験の入口になれたら幸いです。安全には十分に注意して、ドローンの世界を楽しみましょう。