EOS R5対応の高速メモリーカードを検証。
いま買うべき?
「CFexpress」カードが
ハイスペックカメラに最適な理由
「CFexpressカード」(シーエフエクスプレス)は、高解像度の画像や動画データを高速で書込める次世代記録メディアです。EOS R5でも採用されている注目の規格ですが、SDカードなど従来のカードとはどう違うの? と思っている人も多いですよね。そこで今回、「CFexpressカードを選ぶべき理由」を調べてみました。ぜひ購入の参考にしてください。
高速メモリーカード
「CFexpressカード」の
実力ってどうなの?
「CFexpressカード(Type B)」は、高解像データを高速で読み書きできるメモリーカードです。多くの人が愛用しているSDカードに比べて、CFexpressカードは何が違うのでしょうか。大きな違いは、他のカードをはるかにしのぐ「速度」です。
数字で説明しましょう。転送速度(理論値)は約2000MB/秒。さまざまな使用環境により一般的に実力値は理論値より遅くなりますが、それでもサンディスクのCFexpressカードは、読取り最大1700MB/秒、書込み最大1400MB/秒と、高速転送を実現しています。この数字だけで「すごい!」と思ってもらえるとよいのですが(笑)。もう少し説明しましょう。
1秒間に約2GBのデータを転送する能力があるということは、既存のSDカード(UHS-I)に比べると約20倍の速度。これならすごさがわかるでしょう。ストレスのない高速連続撮影や、高精細な動画撮影も安定した速度で記録できます。撮影後のバックアップでも高い作業効率を実現してくれます。
カード種別ごとの転送速度(理論値)
「まだよくわからない」「その速さ、実際どんな感じ?」という声が聞こえてきそう。鉄道やスポーツ、ポートレート撮影などで連写をしているとき、撮影が止まってしまった経験はありませんか? バッファにたまったデータは順次メモリーカードに書込まれていきますが、カードの速度が遅いとデータが「渋滞」を起こしてしまいます。
「自分はあんまり連写しないから……」という声も聞こえてきました。でも、テンポよく撮影しているとき、遅いメモリーカードのせいで一瞬でもタイムラグがあると、シャッターチャンスを逃してしまいます。高速なCFexpressカードであれば、高画素カメラの大きなデータでもサクサク書込み可能。快適かつ確実な撮影ができます。
CFexpressカードが引き出す
EOS R5の〈真の性能〉とは?
CFepressカードの「速さ」は理解してもらえましたね。では、ここからはCFexpressカードとSDカードのデュアルスロットを搭載しているミラーレスカメラEOS R5を中心に語っていきます。まずはEOS R5のスペックを確認しておきましょう。
- 約4500万画素の高画素センサーを搭載
- メカシャッター約12コマ/秒、
電子シャッター約20コマ/秒の
高速連写性能 - 動画は8K 30pのRAW記録、
4K 120pによる撮影に対応
要するに、ハイレベルなスペックを誇るミラーレスカメラなわけですが、高画素・高精細なカメラだけに生成されるデータ量も膨大。4500万画素のカメラで1カットあたりのファイルサイズは約50M(RAW+JPEG)。それを秒間20コマで連写したときのデータ量は、毎秒約1000MB(1GB)に達します。1秒に1GBって、すごくないですか?
このようなEOS R5の性能を引き出すには、膨大なデータをバッファ詰まりすることなく、サクサク書込んでくれるメモリーカードが欠かせないのです。
「とはいえ、いままでのSDカードでもなんとか頑張れる」と思いたいですよね。そこで比較検証してみました。バッファ、書込み速度、読取り速度。この3つの観点からCFexpressカードとSDカードを比較したデータです。(協力:デジタルカメラマガジン編集部)
比較1:
バッファフルまでの時間は?
バッファフルとは、カメラ内のメモリ(バッファ)がいっぱいになった状態。バッファからメモリーカードへの書込みが滞ると快適に撮影できません。EOS R5で高速連続撮影を行った場合、SD(UHS-Ⅰ)カードと比べてCFexpressカードはバッファフルになるまでの時間に余裕があることがわかりました。バッファの解放はカード速度に依存します。一瞬を写したいときに、EOS R5の高速連写性能を安定して引き出せるのは高速なCFexpressカードです。
▶結論:
撮影中のバッファ詰まりを解消
比較2:書込み速度は?
バッファフルになって連写速度が低下したときから、カメラのアクセスランプが消灯してメモリーカードへの書込みが完了するまでの時間を比較しました。結果は歴然で、SD(UHS-Ⅰ)カードの約41秒、SD(UHS-Ⅱ)カードの約15秒に対し、CFexpressカードは5秒強と高速な書込みが可能。撮影時の書込み待ちのストレスはなくなりそう。動きものの被写体が連続してくるシーンなどでテンポよく快適に撮影できそうです。
▶結論:
書込み待ちのストレスは
限りなくゼロ
比較3:読取り速度は?
EOS R5で撮影した画像ファイル(RAW+JPEG)合計200枚をパソコンにコピーする転送時間を比較しました。SD(UHS-I)カードで約5分以上かかるコピーが、CFexpressカードでは約8秒で完了。圧倒的な高速転送です。次世代規格として登場したCFexpressカード は、データのバックアップなど撮影後の運用面を考えてもとても有利。この速さを一度体験してしまうと、もう元には戻れないはず。
▶結論:
パソコンへの転送速度も圧倒的
CFexpressカードを選ぶなら
高品質で実績あるサンディスク
カメラにもいろんなメーカーがあるように、メモリーカードもいろいろ。せっかく買うなら信頼できる製品を選びたいですよね。EOS R5にベストマッチなCFexpressカードとしてプッシュしたいのが、サンディスク製のカードです。
なぜサンディスクがおすすめなのか。じつはサンディスクは、90年代初頭からキヤノンと提携して、デジタルカメラの記憶媒体を格納するカードスロットの開発と標準化に尽力してきた実績があります。また、これまで多くのメモリーカードの仕様や規格の策定に貢献してきた業界のリーダー的存在。CFexpressカードについてもEOSとの互換性に不安な要素はありません。
サンディスクのメモリーカードの品質の高さと信頼性を裏付けるのが、他のメーカーにはマネできない「無期限保証」。さすが、世界中のプロの写真家やビデオグラファーから信頼されているメーカーです。
さらにウンチク情報を1つ。サンディスクのメモリーカードに使用されるフラッシュメモリーはメイド・イン・ジャパン。生産拠点は三重県四日市市なのです。ちょっと意外ではありません? また、万が一のトラブル時にサポート対応が海外だとちょっと不安……という人も多いはず。その点、サンディスクは日本のカスタマーサポートがあって安心ですね。
いつでも安心して使用できるメモリーカードを選ぶなら、やっぱりサンディスク。CFexpressカードのファーストチョイスとしておすすめです。


サンディスク製品に使われているフラッシュメモリの生産拠点、三重県四日市市の工場。工場内はクリーンルームとなっており、高い品質を保つようコントロールされています。
キラキラしたシートはNANDフラッシュメモリのウエハ。これを小さくカットしたものがサンディスクのメモリ製品に搭載されています。
サンディスク製品ではおなじみ、データ復旧ソフトウェア 「レスキュープロ®デラックス」を1年間無料で利用できる特典が付属。誤って削除やフォーマットで消してしまったデータを復旧できます。
キヤノンがおすすめする
「サンディスク」
CFexpressカード
キヤノンオンラインショップでは、さまざまなタイプのCFexpressカードをラインアップ。用途や持ち運びたい画像データの容量によってお選びいただけます。あなたにとってベストな一枚を見つけてください。
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