もう迷わない! カメラバッグの選び方

《プロが教える》カメラアクセサリーの選び方もう迷わない! カメラバッグの選び方。

合地清晃

合地清晃(ごうち・きよあき)

写真家・EOS学園講師

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合地清晃(ごうち・きよあき)プロフィール

1966年、岡山県生まれ。'90年、写真学校卒業後、写真家・大山謙一郎氏に師事。コマーシャルフォトを中心にフリーランスとして活動、カメラ雑誌への原稿執筆や撮影会指導等アマチュアカメラマンの指導にも定評がある。 EOS学園東京校講師。

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2018.11.30

カメラやレンズを買ったのはいいけれど、持ち運びにお悩みではありませんか? カメラバッグには持ち運びだけではなく、機材を整理・管理しながら保護し、スムーズ&クイックな写真撮影をサポートする役目も。カメラバッグ選びのポイントをガイドしましょう。

自分のスタイルに
合ったものを選ぶ!

Q. どんなカメラバッグが人気?

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A.リュックタイプが
支持率NO.1

キヤノンイメージゲートウェイ会員アンケート結果

キヤノンイメージゲートウェイでは、会員の皆さまに「カメラバッグ」に関するアンケートを実施。「欲しいカメラバッグのタイプ」をうかがいました。
第1位のリュックは断然人気(37%)。続く第2位、第3位は拮抗。第2位には、肩から斜め掛けするスリングバッグ(24%)が、第3位にはショルダー(23%)が続きます。肩に掛ける通常のショルダー、そして斜め掛けするメッセンジャーバッグもここに含まれているようです。
ちなみに「いまお使いのカメラバッグは?」とうかがった結果は、ショルダーがもっとも多い結果に(50%)。「今後買うなら」、あるいは「もう1つ買うならリュック」という結果になりました。
用途や目的によって、いろんなカメラバッグを使い分けてみたいですね。

いろいろなタイプの
カメラバッグ

【リュックタイプ】重い機材OK! 両手がフリーになるからラクチン。

リュックタイプ

リュックタイプの最大の特徴は、重量のある機材でも背負えば比較的容易に持ち運べることです。形状や仕切り方によって収納力や使い勝手が大きく違いますが、原則的に両手をフリーにできるので、足場の悪い場所の移動が多い風景撮影などでとくに威力を発揮します。
重い機材をラクに運べるリュックタイプですが、背負った機材の出し入れがしにくいのはデメリット。頻繁に機材の出し入れをするような撮影では、リュックタイプは不便に感じるかもしれません。

【スリングタイプ】撮影の機動力をアップしてくれる軽快なバッグ。

スリングタイプ

幅広の1本のストラップで背負うスリングタイプは、肩に掛けたままバッグ本体の位置をずらすことができます。背負ったバッグを胸側に回せば、機材の出し入れが容易にできる使い勝手が魅力。頻繁に機材の出し入れをするシーンで威力を発揮します。
スリングタイプは1本のストラップで全重量を支えるため、機材が多い場合には不向きです。また、構造上バッグの形状によって右肩に掛けるか、左肩に掛けるかが決まる点は、好みの分かれるところかもしれません。

【ショルダータイプ】機材の出し入れ簡単で、スナップ撮影向き。

ショルダータイプ

せっかく持ち出した機材もバッグに収納したままでは意味がありません。ショルダータイプは、機材の出し入れが素早く行えます。また、リュックと違って肩からサッと下ろせるので、体への負担が少ないこともメリット。とくにスナップ撮影などで威力を発揮します。
ショルダータイプのデメリットは、移動時の肩に荷重が掛かりやすく、多くの機材を運ぶ場合の負担が大きいこと。また、ショルダータイプには、肩から垂直に掛ける一般的なタイプのほか、ストラップを斜め掛けにして使う「メッセンジャータイプ」もあります。

【ローリングタイプ】ヘビー級の機材でもローラーでラクに運搬。

ローリングタイプ

ローリングタイプのメリットは、多くのカメラ機材や超望遠など重量級機材をラクに運べること。カメラ用バッグであれば、仕切りの造りもしっかりしているので、大切な機材を安心して収納できます。
ローリングタイプは、ローラーやハンドルなどを備えているためバッグ本体の重量がそれなりに重くなることに加え不整地などの移動には適しません。

【ハードケース】とにかくタフ、頑丈な安心感。

ハードケース

ハードケースのメリットは、堅牢な造りで外部からの衝撃に強いことです。普段から自動車で移動する場合や、多くの荷物を積み重ねて収納する場合には適しています。
重量もかさむため、一般交通機関での移動や距離を歩く必要があるような撮影には適しません。ほかの持ち運びしやすいバッグと組み合わせて、必要な機材だけ移し替えて使えば便利でしょう。

カメラバッグに忍ばせておきたい
「小物アクセサリー」

撮影時にはカメラやレンズのほか、さまざまな撮影小物を持ち歩きます。メモリーカードやバッテリー、各種フィルターなどはそのままカメラバッグに入れる方法もありますが、専用のアイテムを使えば、撮影時に素早く使うことができます。
また、クリーニング素材を兼ねた保護用のクロスなどは、機材の保護だけでなくバッグ内の空間の「遊び」をなくして保護力を高めることもできます。

「カメラバッグ」選び方の
ポイント

①機材に対してゆとりのあるサイズと「収納力」

カメラバッグ選びの最重要ポイントは、収納する機材の量をしっかり把握すること。持ち運びのことだけを考えればコンパクトなサイズが魅力ですが、収納時にまったく余裕がないと使いにくいですね。持ち運ぶ予定の機材に対して多少余裕のあるものを選びましょう。すき間にちょっとした衣類やタオルなどを入れてもいいですね。
レンズやカメラボディ単体ではなく、組み合わせる機材によっては、レンズを装着したままバッグに収納することも前提に考えましょう。また、いっしょに持ち運びたいレンズフードやバッテリーなどのアクセサリー類の存在もお忘れなく!

②大切な機材を衝撃から守る「保護力」

大切なカメラ機材を収納するには、きちんとした仕切り構造など、安定した保護力を持ち合わせているかがポイント。カメラのことを考えて作られた、しっかりした構造のカメラバッグを選ぶようにしましょう(一般的なバッグでは、カメラ機材の保護には向きません)。
バッグや仕切りの構造にはさまざまなタイプがありますが、多くの場合「ベルクロ」と呼ばれるテープで、機材に合わせた空間の調整ができるようになっています。余計なすき間を作らないことで、高い保護力を発揮するのです。

③機材の量と撮影目的によって変わるバッグの「携行性」

カメラバッグの携行性(持ち運びのしやすさ)は、バッグそのものの形状やタイプによって変わります。頻繁に機材の出し入れをするなら、ショルダータイプやスリングタイプが向いていますし、ある程度重量のある機材ならリュック型やローリングタイプが向いています。
持ち運ぶ機材の量、ローラーを引ける路面状況かどうか、撮影現場での使い方などをよく考えて選ぶことが重要です。いくら優秀なカメラバッグでも、目的に合わないバッグではスムーズに撮影できません。

選び方のポイントのまとめ

  • 持ち運ぶ機材に対してゆとりのあるサイズを選ぶ
  • 機材を保護できる構造・素材の製品を選ぶ
  • 使用状況や機材の量、撮影目的をよく考えて選ぶ

自分に合ったバッグを選ぼうキヤノンがおすすめする
カメラバッグ5選

キヤノンオンラインショップでは、撮影目的や機材の量によって選べるさまざまなタイプのカメラバッグをラインアップしています。あなたにとってベストのカメラバッグに出合えるはず!

機内持ち込みOK。プロの支持を集める人気ブランド。

thinkTANKphoto エアポート・コミューター

thinkTANKphoto
エアポート・コミューター

★ おすすめコメント
望遠レンズ EF400mm F2.8L IS II USMも収納可能な大容量バッグパック。
シンクタンクフォトが提唱する「3C」ー Carry-on(機内持ち込み)、Comfort(快適な背負い心地)、Capacity(容量)をバランスさせた設計が特徴です。
収納力に優れており、余ったスペースは着替えや小物を入れて撮影に出かけることもできます。電車や人込みなど背負っていられない場合でも、3方向に配置されたハンドルを使用すれば簡単に持ち運びが可能です。
飛行機への機内持ち込みにも対応、座先下にも収まるように設計されています。

●重量 約1.7〜(本体のみ)1.9Kg(全仕切装備時) ●サイズ(外寸)W31.6×H45.7×D21.6cm ●サイズ(内寸)W29.2×H41.4×D17.3cm (PC収納部内寸 W27.9×H40.6×D3.3cm) ●収納の目安 デジタル一眼レフカメラ 本体 2台 + レンズ4〜6本

thinkTANKphoto エアポート・コミューター

携行性に優れたショルダー・メッセンジャータイプ。

TENBA ショルダー DNA15

TENBA ショルダー DNA15

★ おすすめコメント
Never Compromise(妥協しない)というTENBAのデザイン哲学を厳守して開発されたTENBAの新しい遺伝子。ロングセラーとなったTENBAメッセンジャーコレクション7年目の最初にして最大の進化。耐候性と保護性、軽量化、そしてカジュアルなスタイル。それら全てを満たす最良の材料と機能を満載しました。
クイックアクセスジッパーは、メインフラップを開けなくても、メインコンパートメントに直接アクセス可能。ノートPC用スロット付き。レインカバー付属。

●重量(約)1.4kg ●外寸(約)W41×H29×D20〜23cm ●内寸(約)W38×H27×D18〜20cm (※外袋内寸) ●収納の目安 デジタル一眼レフカメラ 本体 + レンズ3〜4本

TENBA ショルダー DNA15

移動中は背中に、撮影時は素早くカメラにアクセス可能!

MindShiftGEAR フォトクロス13

MindShiftGEAR フォトクロス13

★ おすすめコメント
高密度な撥水生地、分厚いターポリンの防水ボトムで撮影機材を保護し、あらゆる天候からカメラ機材を守ります。
また、長時間フィールドで背負っていても快適に使用できるように設計されています。
移動中などでカメラを必要としない場面では3点式スリングでぴったりと体にフィットしながらも、撮影を行う際は素早くカメラにアクセスすることができます。

●重量1.1 kg (全オプション装着時) ●サイズ(外寸)W32×H45×D18cm ●サイズ(内寸)W24×H36×D14cm (PC収納部内寸 W33×H23×D2.5cm) ●収納の目安 デジタル一眼レフカメラ 本体 1台 + レンズ2-4本

MindShiftGEAR フォトクロス13

電車移動も苦にならないサイズ感で快適な撮影をサポート。

thinkTANKphoto エアポート・ナビゲーター

thinkTANKphoto
エアポート・ナビゲーター

★ おすすめコメント
航空会社のパイロットが使うフライトケースがモチーフ。高さを抑えたローリングケースです。機材の取り出しはトップだけでなくケース前面のパネルからも可能。プロ用一眼レフを2台、レンズ3〜6本に加えて15.4インチのノートパソコンを収納可能。国際線機内持ち込み基準に適合しています。
ショルダーストラップで荷物を提げたり、ハンドルを伸ばしたときにはショルダーバッグなどを通すこともできます。

●サイズ(内寸)W38.1×H33×D17.3cm (PC収納部内寸 W37.6×H28×D3.8cm) ●サイズ(外寸)W40.6×H39.4×D25.4cm ●重量 約3.7〜4.2Kg(中仕切枚数により増減) ●収納の目安 デジタル一眼レフカメラ 本体 2台 + レンズ3〜6本

thinkTANKphoto エアポート・ナビゲーター

大切な機材を衝撃から守るキヤノンのアルミトランク。

キヤノン アルミトランク CAT-M II

キヤノン アルミトランク CAT-M II

★ おすすめコメント
3サイズ展開のキヤノン製アルミトランク。こちらは中間にあたるミドルサイズ。とにかく頑丈なアルミトランクなので、安心して機材を収納・運搬することができます。

●重量 約3.7Kg ●サイズ(内寸)W37.1×H28.1×D21cm ●サイズ(外寸)W40.2×H30.4×D24.1cm ●収納の目安 デジタル一眼レフカメラ 本体 1台 + レンズ4本 + スピードライト1台

タフな環境でも大切な機材を守ってくれるカメラバッグ。信頼できるバッグを選びたいですね。撮影スタイルに合ったバッグと出合えると、撮影に出かけるのがますます楽しくなります。ぜひお気に入りのバッグを見つけてくださいね。

〈カメラバッグ・
ブランド紹介〉

thinkTANKphoto

thinkTANKphoto

シンクタンクフォトは2005年、2人のデザイナーと2人のフォトグラファーのチームによって設立されました。大手カメラバッグメーカーで何年にも渡って製品デザインをした経験を持つデザイナーが練り上げた製品を厳しいフィールドテストに持ち出して改良点を指摘する、という過程を繰り返して生まれてくる製品はどれも野心的で、かつ洗練された使い心地を誇ります。

TENBA

TENBA

山岳写真家ロバート・ワインレブによって創り出された、チベット語で「最高のもの」を意味するTENBA。1977年に世界初のナイロン製カメラバッグを発売して以来、過酷な条件下での酷使に耐える頑強な素材と縫製が、写真家たちの間で絶大な支持を集めています。

MindShiftGear

MindShiftGear

マインドシフトは、不動の地位を確立したシンクタンクフォトのクリエイターたちによって発足しました。彼らは自然を愛し、その一片を写真として切り取ることに情熱をもち、そのためのギアを作りました。 “Engage with Nature” は彼らのスローガンとして、ただ単にアウトドアを楽しむだけでなく、写真を通して自然との協調・共生を育むことを目標としています。