
初代EOS 6Dで撮影したことがある撮影者として感じたのは、格段に向上した完成度です。高画質であることはもちろん、タッチパネル液晶モニターは見やすく、最高約6.5コマ/秒の連写も快適でした。
前ページの作品は、リスボンの旧市街、バイロ・アルトと呼ばれる地域。洗濯物が窓辺に干してあったりと、街の人たちの生活が垣間見える土地柄です。リスボンは「七つの丘の街」といわれるほど坂道が多いのですが、バリアングル液晶モニターになったにもかかわらず軽量なEOS 6D Mark IIは、レンズを3~4本入れたカメラバッグをかついでも軽く、フットワークよく歩きながら撮影に専念することができました。
EOS 6D Mark IIは、EOSのフルサイズとして初めてバリアングル液晶モニターを搭載。ボディーサイズは世界最軽量 ※ を実現している。
※ 可動式液晶モニター、35mmフルサイズ相当の撮像素子を搭載した、デジタル一眼レフカメラにおいて。2017年6月28日現在(キヤノン調べ)。
このカメラの魅力は、それだけではありません。僕がスナップを撮るとき、意識しているのが、まず光。どんなに被写体がよくても、光がよくないといい作品になりません。特に僕は柔らかな逆光気味の中で撮ることが多いので、フルサイズの階調豊かな描写力は必要不可欠。その場の空気感がとらえられるのは大きなアドバンテージです。
EOS 6D Mark II・EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM・F5・1/320 秒・ISO1600
ポルトガル第2の都市、ポルト。その街には世界で最も美しいといわれる書店があります。朝の光が入り口から静かに射し込む、開店前の時間。店員が本の整理をしているところを逆光で狙いました。
そしてもう一つ、人を撮るとき、気にしているのが動きと表情。予期しない人の動きを狙いつつ、いい表情も撮りたい。しかし、いい瞬間を撮ったはずなのに、瞼を閉じていることもあるので、連写を活用します。最高約6.5コマ/秒の連写でサッと撮った後、一番いい表情を選ぶ。デジタルだからこそできるスナップの方法だと思います。
約10日間の旅でしたが、EOS 6D Mark IIは、これからいろんな旅に連れていきたいカメラだと、僕に確信させてくれました。
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35mmフルサイズの世界がグッと身近に! EOS 6D Mark IIは、バリアングル&タッチパネル液晶モニターを搭載して多様な撮影に応えてくれるシリーズ2代目。フルサイズ機種に使い慣れた方なら、実機に触れてみると「おおっ!」と手の平から軽量&小型感が伝わるはず。初めてフルサイズをお使いになる方も、フィールドに連れ出してアクティブに撮影を楽しむイメージがきっと広がるでしょう。
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