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本レンズの手ブレ補正機構は、第4レンズ群を光軸に対して垂直方向に動かすシフト方式です。駆動機構には転動ボールを用いた極低摩擦構造を採用し、手ブレ補正ユニットの駆動特性に合わせた制御を行うことで、シャッター速度換算で4段分(※2)の手ブレ補正効果を実現しています。
※2 CIPA 規格による。焦点距離105mm、EOS-1D X 使用時。
フォーカス群に関しては、高精度にフォーカスレンズを駆動させるためのガタ負勢機構を採用し、摺動部には複数のベアリング部品を用いるなど高い精度と耐久性・耐振動衝撃性を両立させたフォーカス駆動機構になっています。
そのほかのメカ鏡筒部においても、質量増加に対応しながら、耐久性・耐振動衝撃性改善による信頼性アップのためメカ構造を見直し、最新シミュレーション技術を駆使するとともに信頼性試験を繰り返し、ズーム部の耐久性や鏡筒部の耐振動衝撃性を改善。ほかの最新Lレンズ同様の信頼性を実現し、デジタル時代にふさわしいLズームレンズに仕上げています。
絞りには、10枚羽根の円形絞りを採用。ほかの最新Lレンズと同様に動画撮影時にはフォーカス群の低速駆動に工夫を施し、動画撮影時の適応性を向上させています。
今回の2本のレンズに共通するデザインに関しては、EFレンズデザインコンセプトの「光の集束美&操快感」にのっとり、操作性を重視し高級感のあるデザインテイストを狙っています。
その特長は、操作性と外観デザインのバランスを両立させたフォーカスリングとズームリング、突出感を抑えて外装環と一体化させたSWパネル、さらにLレンズシリーズ間の整合性を重視したプロポーションとなっています。
大きさと質量は、全長118mm、約795g。操作系に絡むレンズ外径はφ83.5mmをキープしています。
本レンズは、EF16-35mm F2.8L II USMの後継機として、大口径GMo両面非球面レンズなどの最新光学技術を投入し、光学性能を向上。過酷な使用を想定し耐久性と堅牢性を向上させ、デジタル時代にふさわしいLレンズを目指して開発を行いました。
従来機種から改善および進化した主な点は次のとおりです。
それでは、次に本レンズの改善および進化した技術内容をご紹介します。
本レンズの光学系は、11群16枚構成で超広角域をカバーするLタイプ広角ズームレンズとして新たに開発したものです。
EF16-35mm F2.8L III USM光学断面図
大口径GMo両面非球面レンズを2枚、研削非球面レンズを1枚、UDレンズを2枚採用。
諸収差を改善し、高画質を達成しています。
進化させた項目の中でも特に大きな課題である「高画質化」において、前玉径を大型化する手法がその解決には早くて確実です。しかし今回は従来機種と同じフィルター径(φ82mm)を維持したまま最新の光学技術とシミュレーション技術により高画質化の課題をクリアしています。
EF16-35mm F2.8L III USM MTF特性図
開放絞り時(黒線)においても、
広角側・望遠側ともに高コントラスト・高解像度の画質性能を実現しています。
まず、第1・2レンズに大口径GMo両面非球面レンズ2枚、第15レンズに研削非球面レンズ1枚を採用。特に第1レンズの大口径GMo両面非球面レンズには最新の光学材料を採用し、樽型の歪曲収差補正効果を持たせると同時に倍率色収差も良好に補正しており、従来レンズと比べておのおのの収差を改善しています。また第2レンズの大口径GMo両面非球面レンズでは、像面湾曲の補正効果を持たせ周辺画質の向上を実現しています。最終群内の第13・16レンズの2枚には、UDレンズを採用。広角レンズで発生しやすい倍率色収差を低減し、高解像・高コントラストな画質を実現しています。
次に、絞り周辺のレンズ群の前後2カ所には副絞りを配置。フレアをカットし広角側の中間像高の性能をアップさせています。
初代EOS 5Dと同時発売され、今回刷新された「EF24-105mm F4L IS II USM」。待ちに待っていた方も多いはず。EOS 5D Mark IVとの相性もばっちりです! 高画質にさらに磨きをかけた「EF16-35mm F2.8L III USM」とあわせてご検討ください。
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