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本レンズは、従来機種EF-S18-135㎜ F3.5-5.6 IS STMからの進化モデルであり、
フォーカスレンズの駆動に新開発の「ナノUSM」を搭載しました。
そして、AF時のフォーカス駆動速度を向上させるとともに、動画撮影中にはスムーズなAFを可能にする
高性能なEF-S標準ズームレンズとして開発を行いました。
それでは、次に本レンズの技術内容をご紹介します。
※ インプレッション等、他の記事は「キヤノンフォトサークル」本誌でお読みいただけます。
本レンズの一番の特長は、フォーカスレンズの駆動用アクチュエーターに従来機種のステッピングモーター(以降、STM)から変更して新開発のナノUSMを採用したことです。
ナノUSMは、従来よりプロ・ハイアマに絶大な信頼を得ているUSM方式を採用した新しい超音波モーターです。
指先にのるほど小型・薄型化した振動子を今回新たに開発し、リングUSMで定評のある高速・高レスポンスによる素早いAFに加えて優れた制御性と静粛性も兼ね備え、静止画撮影時はもちろん、動画撮影時やライブビュー撮影時においても高い性能を発揮します。
ナノUSMの小型振動子
ナノUSMを搭載することによる特長は次の4点です。
① 静止画撮影時の高速AF
② 静粛性(リードスクリュータイプSTMと同等)
③ 動画撮影時やライブビュー撮影時の滑らかでスムーズなAF駆動
④ フルタイムマニュアルフォーカス(ワンショットAF時)が可能
最大の特長の高速AFに関しては、従来機種に比べフォーカスレンズの駆動速度を、広角側で約2.5倍(※1)、望遠側で約4.3倍(※1)高速化しています。
※1 ファインダーAF、静止画撮影時、焦点距離135mm、最短撮影距離から無限遠までの駆動時(キヤノン基準による)。
ナノUSMの駆動原理
新開発のナノUSMの構造は、金属弾性体と圧電セラミック素子からなる振動子で構成されています。
振動子の圧電セラミック素子は、交流電圧をかけると伸縮を繰り返す特性を備えた素子で、その伸縮振動が弾性を持つ金属体(金属弾性体)に伝わります。振動子は、送り振動と突き上げ振動の2つの振動モードを有し、2種類の高周波電圧をかけることで2つの振動モードが合成され、金属弾性体の凸部に楕円運動を発生させます。この楕円運動をナノUSMユニットにより直線運動として取り出し、連結されたフォーカスレンズを駆動しています。
この楕円運動は、圧電セラミック素子に印加する2種類の高周波電圧の周波数や位相を変えることで、楕円運動の回転方向と速度の制御を行っています。
特に動画撮影時は、楕円比を変える制御と突き上げ振動のエネルギーを抑制した制御を行い、静音化を図っています。
「キヤノンフォトサークル」は約100ページのフルカラー月刊誌。
新製品の技術レポートや著名写真家の作品紹介、フォトテクニックを学べる記事など、写真がもっと好きになる情報が満載です。
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従来機種 EF-S18-135㎜ F3.5-5.6 IS STMからの進化モデル。新AF駆動系「ナノUSM」を搭載、AFスピードは従来機の最大4.3倍!静粛性・スムーズさも兼ね備え、本格的な動画撮影にもおすすめの一本です。
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