あなたのカメラ人生で、もっとも思い入れの深いカメラとは? 人生史上「最愛カメラ」を決定するため、アンケートを実施した結果を発表します。歴史的カメラから懐かしのベストセラーモデル、最新カメラまで歴代251 種類のカメラを対象に、2,500 票以上の投票をいただきました。最愛カメラへの想い出エピソードを中心にご紹介します。
あなたのカメラ人生で、もっとも思い入れの深いカメラとは? 人生史上「最愛カメラ」を決定するため、アンケートを実施した結果を発表します。歴史的カメラから懐かしのベストセラーモデル、最新カメラまで歴代251 種類のカメラを対象に、2,500 票以上の投票をいただきました。最愛カメラへの想い出エピソードを中心にご紹介します。
思い入れのある愛機、メモリアルな名機への思いを「川柳」にしてもらって発表しました。皆さまから多くの支持(投票)を集めた人気作、第1位〜10位をご紹介します。
長崎県
50代 男性
高校生のとき、「池中玄太80キロ」というドラマでカメラに興味を持ちました。当時うちは母子家庭で決して生活は楽でありませんでしたが、母親が生活を切り詰めて買ってくれたのがAE-1でした。「先制攻撃」がキャッチコピーのシャッター速度優先AE搭載機。うれしくてどこに行くにも一緒でした。デジタル一眼に
移行した現在は、さすがに引退しましたが、青春の思い出を多数記録してくれたのはこのカメラです。
昨年母は亡くなりましたが、買ってくれたことを本当に感謝しています。永久に手放すことはないでしょう。
神奈川県
50代 男性
子供が幼稚園に上がったころ、当時の愛機「EOS 5 QD」に限界を感じ、ファインダーを覗いていて像が消失しないペリクルミラーの魅力に取り憑かれ、500円玉貯金でお金を貯めて中古で購入しました。子供たちの表情を確認しながら連写が可能なカメラは初めての経験で、おかげさまで数え切れないほどの思い出を残す
ことができました。デジタル一眼への買い換えの際、費用の足しにと手放してしまいましたが、いつか程度の良い個体を見つけたら、買い戻して思い出をコレクションしたいと思っています。
[...もっと読む]北海道
60代 男性
若いころはフィルム一眼レフを愛用、中年になったら中判カメラの重いのをかかえてあちこち出没していましたね。対象は自然だったり鉄道だったり、ときには写真仲間たちとヌード撮影など貪欲に撮影していたっけ。
それが、仕事が忙しくなってからは、愛機たちを皆お蔵入りさせてしまい、寂し
い思いをさせたものです。いつのまにか、昔の写真小僧もデジカメ手に、子供たちのスナップ中心になっていたわけです。それでも、自分の家の庭木に天然記念物(?)のクマゲラが来た時にゃ、カメラ片手に飛び出し、手が届くような距離で撮影、その写真は北海道新聞「読者の写真」年間2位に輝いたことがあったなあ。
いつしか時代はデジタル一眼になっていました。時間の余裕もできたので、デジイチ購入を決意、カメラはキヤノンで決まり、機種で迷いましたが、当時の先進テクノロジーを搭載したEOS 7Dを購入したんです。
いまも自然風景、野鳥、鉄道写真と幅広く撮影していますが、奥の深いカメラで、飽きがこないですねえ。写真誌の月例に挑戦(挫折)した若いときを思い出して、コンテストにも応募したくなってきましたよ!
東京都
50代 男性
中学生のときにどうしても欲しくて欲しくて、貯めていたお年玉をすべて使い、足りない分を祖母に援助してもらい、本体のみを御徒町のガード下で格安購入。家にあった親のAE-1のレンズを勝手に付け、学校に持って行って人物や風景を撮っていました。そのころネオパンSSだったかな。いまと違って一枚一枚大事に
シャッターを切って。高校生になり、現像代をケチるために友人の家の使ってない風呂場で汗だくになって現像したり、大学生になり、高校の部活の合宿にOBでついて行って写真を撮ったり、いまでも後輩に「あのときの写真がいまでも一番の写真」だと言われます。
当時は絞り優先とシャッタースピード優先の両方が使える唯一の性能で、いまでも一番好きで、本当にどこにでも連れて行った思い出深い一台です。
埼玉県
60代 男性
当時、他社製の一眼レフカメラを持っていましたが、仕事上「動きの速い被写体」を撮影するために、瞬時にピントが合い連写できるカメラとして選択しました。90年3月ごろ発売され、すぐ欲しかったが、3人の子持ちの小遣いでは買えず、12月のボーナス時に、妻に頼みこんでようやく買えました。さっそく使って
みると、動きが速い被写体もシャッターチャンスを逃さず連写でき、趣味の鉄道写真や祭りの撮影に重宝しています。購入当時渋っていた妻も、子供たちの運動会や家族旅行での撮影に満足しています。
[...もっと読む]千葉県
20代 男性
大学生のとき初めて購入した一眼レフで、長いこと一緒にいます。シャッター音が気に入り、いくつかの候補のなかからEOS 50Dを選びました。CMの渡辺謙が格好よかったことをいまでも覚えています。ほどよい重量感と、マグネシウム合金の肌触りがたまりません。国内は都道府県をすべて制覇し、海外はブータンを
一緒に旅しました。メイン機を変えたいまでも、サブ機として手放せません。このまま生涯を添い遂げる覚悟です。
[...もっと読む]奈良県
30代 男性
フルサイズへの憧れから思い切って買ったEOS 5D Mark II。これまでのカメラと存在感が違い、とてつもなく感動した思い出があります。また、高感度の性能もこのカメラを購入したきっかけでした。というのも、このカメラ、結婚した年に購入したのですが、新婚旅行に連れていく相棒として入手したのです。新婚旅行
先に決めていたのはニューヨーク。あの摩天楼の夜景をぜひとも写真にして手に入れたかったのです。
人生の伴侶と行ったニューヨーク、その側には常にEOS 5D Mark IIがいました。妻との結婚生活の年数はそのままEOS 5D Mark IIと連れ添った年数。楽しかった新婚旅行の思い出もすべてこのカメラが記録してくれました。
そのとき撮影したニューヨークの摩天楼は、今でも自宅の壁に飾ってあります。色あせない思い出を残してくれたEOS 5D Mark II。かけがえのない人生の相棒です。
千葉県
10代 男性
このカメラは高校の入学祝いに、父に無理を言って買ってもらったものです。天体写真を撮りたかったので、どうしても高感度低ノイズのフルサイズが欲しく「受験に合格したら買って!」という条件で父にお願いしました。受験は合格し、父は泣く泣く私に買ってくれました。お父さん本当にありがとう。それ
以来、家族で旅行に行くときはつねに一緒で、自分でバイトをして貯めたお金でEF16-35mm F4L IS USMも買いました。
このカメラを使い始めて3年が経った今年の夏休み、私は旅行先でうっかりカメラをアスファルトの上に落としてしまいました。あまりのショックにはじめは立ち直れませんでしたが、カメラの動作は正常で改めてEOSの頑丈さに感動しました。これからも一生手放せない愛機、それがこのEOS 6Dです。