MY BEST CAMERA アワード

あなたのカメラ人生で、もっとも思い入れの深いカメラとは? 人生史上「最愛カメラ」を決定するため、アンケートを実施した結果を発表します。歴史的カメラから懐かしのベストセラーモデル、最新カメラまで歴代251 種類のカメラを対象に、2,500 票以上の投票をいただきました。最愛カメラへの想い出エピソードを中心にご紹介します。

会員が選んだ最愛カメラ

※ 投票数を多く集めたカメラのなかから、アンケートを元に計測した「熱愛指数」
(そのカメラがどれくらい愛されているか)の高かった機種をランキングしました。

番外編

秒間約10コマの高速連写で
決定的瞬間を逃さない

EOS 7D Mark II

(2014年発売)

EOS 7D Mark II

東京都
50代 男性

カワセミを撮るために手に入れたEOS 7D Mark II

初めて買った一眼はEOS Kiss X5 でしたが、公園でカワセミに出会い、そこにいたカメラマンに「そんなカメラじゃ撮れないよ」と言われ、カワセミの写真を撮りたくて、約4カ月で EOS 7D に機種変更しましたが、カワセミの素早い動きに少しでも連写速度が良い物にあこがれるようになり、EOS 7D Mark IIを予約して発売日に購入しました。7Dと7D Mark Ⅱは、もう全然違うものになっていました。連写速度プラス2枚とAFの食いつきはもちろん撮れた絵が凄く良くなっていました。
おかげで一度撮影に出かけると1,000枚超えが普通になって、帰ってからの処理がたいへんですが、それも楽しいんです。航空祭なんか3,000枚超えって笑っちゃいますよね。
「EOS 7D Mark III」があるとしたら、しばらくは発売しないでください。また買ってしまいます!


キヤノン独自路線の
一眼レフカメラ「EOS」の誕生

EOS 650

(1987年発売)

EOS 650

東京都
40代 男性

世界中をともに旅した相棒は、元祖EOS!

まさにEOSの元祖でありご先祖様です。このカメラを手に、世界を旅しました。
36枚撮りのフィルムを何十本も用意して、手荷物検査でX線に感光してしまわぬように気を遣いながら(デジタルから一眼レフカメラデビューした若造には分かるまい!!)、今考えればたいへんな苦労をして写真を撮っておりました。


Tシリーズ第2弾、
先進的デザインで人気に!

T70

(1984年発売)

T70

北海道
40代 男性

私のカメラ人生の基礎を築いてくれた「T70」

30年前、高校1年のときに初めて持った一眼です。毎日のように新川(札幌市)の砂利道の堤防を河口まで1時間くらい自転車を走らせて、日本海の夕焼けを撮りに行っていました。
絞りやシャッタースピードをいろいろ変えながら撮り、デジタルでは考えられない、仕上がりまでのドキドキ感はいまでも忘れられません。いま思えば、あんなド素人でもそれなりの夕景が撮れたのは、当時最先端の性能のおかげなのでしょうね。
写真そのもの以上に、自転車を必死でこいで撮影ポイントに行ったこと、壊れかかった古い橋、帰りの真っ暗な道の怖さ、父に三脚や100-300mm望遠を買ってもらったうれしさは、いまでもはっきり覚えています。
現在はEOS 70DとEF-S17-55mm F2.8 IS USMを愛用していますが、T70のあの想い出は、私のカメラ人生の基礎となっています。


愛称は「タンク」。
ペンタ部の曲線デザインが特徴

T90

(1986年発売)

T90

愛知県
40代 男性

デザインや連写性能に惹かれた「T90」

初めてのカメラがT90でした。高校生だった当時、カメラ雑誌を眺めてどんなカメラがいいか悩んでいるとT90の記事が目につきました。予算をはるかに超える高級機でしたが、今までのカメラとは違う流線形や連写性能に惹かれ迷わず購入。そこからカメラライフが始まりました。高校生活、大学でのサ-クル活動や友人との旅行を撮影したりして、いつも一緒でした。
しかし、10数年経ってシャッタ-が切れなくなり修理もできなくなってしまいました。そのせいか、一時写真をやめていました。
彼女という被写体を得てEOS-1Nで写真を再開。それからEOS 10D、EOS 40Dを経て、いまはEOS 5D Mark IIIで自分の子供の写真を撮影しています。
T90はいまでも大切に保管してあります。
たまに取り出してファインダーを覗くと、カメラを使い始めたその当時の思い出が蘇ってきて、もっと写真を撮りたいという気持ちがこみ上げてきます。
T90はいつまでも残しておきたい思い出です。


キャッチコピーは「連写一眼」。
世界的大ヒットモデル

AE-1

(1976年発売)

AE-1

福岡県
50代 男性

「唯一無二」「永遠の愛機」と呼ぶにふさわしい!

何気にテレビから聞こえてきた「連写一眼〜」のナレーションとメカニカルな作動音に意識を奪われ、すぐさま画面に目を向けると、一台のバイクに屈強な男たちが幾人かでフォーメイションを組んで相乗りしては疾走する。そんな強烈で衝撃的なCMを観てしまったその日から虜になったのは、思春期と反抗期の後期を迎えていた小生だけではないと思っております。
その後、幾多の諸事情を乗り越えて、やっと手にしたカメラが、「AE-1」でした。心残りとしては「パワーワインダー」を所有するまでには至らなかったこと。でも、中学時代の写真部での貴重な経験や、高校時代には、果てしない野望をカメラに託して抱いた尊い時間を創造してくれたカメラが、「AE-1」でした。
数十年の歳月を経て今日に至り、この企画を知り、少年時代から青年期の己自身を振り返る機会を楽しんでおります。我が青春時代を共にした写真機は「AE-1」です。唯一無二の永遠の愛機と呼ぶに相応しい名機だったことは、紛れもない事実であり、論より証拠だと信じております。


おしゃれな実力派ミラーレスカメラ

EOS M10

(2015年発売)

EOS M10

大阪府
10代 女性

母が「きれい! プロみたい!」とほめてくれました

中学生のころから写真を撮るのが好きすぎて仕方なかった私に、母も「あんたほんまに写真好きなんやなぁ、早よ買わなあかんな。」と、高校のときについに今のカメラを購入!今では私が写真を撮るたびにその写真を見せ、それを誰よりも「きれい!」「プロみたい!」と、褒めてくれます。本当に母には感謝しています。


35mmフルサイズセンサーの
高画質を手軽に!

EOS 6D

(2012年発売)

EOS 6D

千葉県
20代 男性

このカメラで、この春から私はプロのカメラマンに!

友達にコンデジを貸したところ、紛失されてしまいました。それまで一眼レフの購入など考えたこともありませんでしたが、ちょうど写真が楽しくなってきたころだったので、奮発して購入に至りました。フルサイズということもあって画質の差に驚くとともに、数少ない弱点のAFのおかげで腕が磨かれました。そんなこんなで、春からはプロのカメラマンです。EOS 6Dで人生が変わりました。


いまだファンの多い人気カメラ!

EOS 5D Mark II

(2008年発売)

EOS 5D Mark II

神奈川県
50代 男性

妻の写真を撮るために手に入れたカメラ

家内が重い病気にかかったとき、家内との写真が少ないことに気がつき、当時出たばかりのMark IIを購入いたしました。圧倒的にきれいな写真に、家内はとても喜んで、きれいにしていなくてはね!と元気を取り戻してくれました。奇跡的に回復をすることができた家内と、どこに行く時もこのカメラは一緒です。旅行のたびに増えるアルバムを眺めながら、家内の健康を喜んでおります。ありがとうMark II!


発売当時、世界最小最軽量を達成!

EOS Kiss X7

(2013年発売)

KissX7

福島県
10代 男性

コンテスト受賞作は、このカメラで撮りました

祖父にお願いして初めて自分の一眼レフとして買ってもらいました。
別に祖父の形見とかにはまだなってなくて、またまだ健在です(笑)。
元々コンパクトデジタルカメラで撮影していましたが、高校で写真部に入部したのをいい機会だと思って買ってもらったのが1番の理由ですかね。それから現在に至るまでEOS Kiss X7のもつ機動力を生かして、さまざまな場所に行き、さまざまな写真を撮りました。
特に1番好きな鉄道写真を撮るのに機動力は重要ですので、うってつけのカメラだなと思っています。
今年初めて高文連の県大会で最優秀賞をいただいたのですが、その作品もこのカメラで撮りました。
自分のカメラ人生と言っても短いですが(笑)、それを語るのにEOS Kiss X7抜きでは語れないですね。
全国大会にも出場する予定なのでその会場でも愛機を使って写真撮りたいですね。
今では完全に相棒みたいな存在です(笑)。


ライブビュー撮影や動画撮影の
AF性能が使いやすく進化!

EOS 70D

(2013年発売)

EOS 70D

兵庫県
10代 男性

私にカメラの魅力を教えてくれたEOS 70D

高校に入って友達に誘われて写真部に入部。シャッター音が好きという理由でEOS 70Dを購入。今まで、デジカメを使っていたころはただ何となくパシャパシャ撮っていただけだったのが、一眼レフになるとその写真の一枚一枚に自分の思いを込めるようになった。EOS 70Dは機能のバランスが良く、非常に使いやすい。盛り込みすぎず、かと言って少なすぎず、カメラ初心者の私でもゆっくりと機能を覚えることができた。
当時、はじめから中級機を買った私に対して、他の友達は初級機を買っていたが皆、その物足りなさに上級機に移動している。私の学年の写真部員は全員カメラにハマっており(もちろんレンズ沼にもハマっています笑)、皆高性能のカメラを追加購入しており、はじめての一眼レフを使い続けているのは今となっては私だけである。
もちろん、EOS 7D Mark IIやフルサイズに憧れたりもするが、EOS 70Dのバランスの良さが私は好きだ。具体的な話をすると、数は少なくても意外と万能な19点オールクロスAF、いざと言うときの内蔵フラッシュ、まあまあ使える高感度(私はEOS 70Dのノイズの乗り方は好きです)、バリアングルを利用してさまざまな角度からの撮影、もちろんライブビューでの快適AF、Wi-Fiを利用してのスマホへの転送(学校でクラスメイトを撮影しその場でスマホに転送してクラスメイトに送信なんてことも可)などなどオールラウンダーとも言えるかなり良い子である。
少しばかりEOS 70Dに対する私の愛が強すぎたかもしれないので、多少の偏見はご容赦いただきたい。とにかく私はEOS 70Dというマイハニーを愛している。好きだ。共にねんねすることだって少なくはない。
これからもこのEOS 70Dと共にやっていくつもりで、他の子に浮気するつもりはまったくない。EOS 70Dが私にカメラの魅力を教えてくれたのだ。これからも使い倒すぞぉ!

10代、20代の若い世代だって、ベテラン諸氏に負けないくらい手にしたカメラへの思いはアツイわけです。若い彼らがこれからどんなカメラと出会い、どんな写真を撮っていくのか。20年後、30年後は……? なんて、カメラと写真の未来に思いを馳せてみたくなりましたよ。

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