寺作品1

山門をぼかして石段の長さをみせる

山門に向かって伸びる緩やかな石段を基調に、シンメトリックにフレーミングしています。絞りを開放にすることで奥に見える山門はぼかしています。雨の降っている最中に撮影することで石段が一層暗くなり、画面にコントラストを与えています。カメラ位置を低くして石段を長く見せているのもポイントです。

EOS 6D・EF24-70mm F4L IS USM・1/40・F4・-1/3補正・ISO100・WBオート・撮影:種清豊

寺作品2

光と影の様子を象徴的に見せる

本堂に上がる木造の階段や板戸、手すりに落ちる光の様子をポイントにねらいました。正面全体をフレーミングせず、光の当たった明るい部分を引き出すため、影をなるべく多く取り込み、露出も-1アンダーに設定することで暗い部分をより強調しています。

EOS 6D・EF24-70mm F4L IS USM・1/100・F6.3・-1補正・ISO100・WBオート・撮影:種清豊

寺作品3

瓦のもつ均整のとれた美しさとコントラストを表現

山門や本堂に見られる瓦の連なり。真上から降り注ぐ強い光でキレイに美しく並んだ瓦が、コントラストも良く黒々と光っています。瓦のアップでもいいのですが、木組みの様子や扁額を入れることで寺の様子を見せています。

EOS 6D・EF70-200mm F4L IS USM・1/320・F8・-2/3補正・ISO100・WBオート・撮影:種清豊

ポイントまとめ

日本ならではの木造建築である寺院。山門や本堂そのものを撮影してもいいですが、回廊や鐘楼などに見られる柱や瓦などのパーツをクローズアップしてみると面白いでしょう。

1)山門をぼかして石段の長さをみせる

2)光と影の様子を象徴的に見せる

3)瓦のもつ均整のとれた美しさとコントラストを表現

写真・解説 種清豊

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