街灯作品1

街灯のある「情景写真」としてねらってみる

実際には、街灯はまだ点灯していないのですが、背景に夕陽を入れることで、まもなくあたりが暗くなり、夜になっていく「時間の経過」をイメージさせる一枚にしてみました。街灯のみを主題とするのではなく、街灯のある街の情景写真として表現しました。

EOS 6D・EF24-70mm F4L IS USM・1/10・F4・+1 2/3補正・ISO800・WB白熱電球・撮影:種清豊

街灯作品2

街灯の「役割」に注目したフレーミング

オレンジ色に光る街灯に照らされた路地の一角。ひとつの街灯が照らし出す光のグラデーションを見ることができます。街灯の役割をシンプルに見せるため、主題を画面中心に、正対してフレーミングしました。また、ホワイトバランスを「太陽光」や「日陰」にセットすると、タングステン特有の赤みが強くなるため、ホワイトバランスはマニュアルを選択し、4500Kと色温度を低めに設定しています。

EOS 7D・EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM・1/10・F5.6・-1補正・ISO800・WBマニュアル(4500K)・撮影:種清豊

街灯作品3

「光」を連想させるイメージ性を高めたアプローチ

街灯はシルエットとしてねらいました。それとともに背景の壁面に輝く夕陽を街灯と重ね合わせたことで、両者の「光」のイメージをシンボリックに表現できました。ねらいそのものはシンプルですが、被写体のイメージを引き合わせることで、ひとつの作品としてまとめてみるのも面白いでしょう。

EOS Kiss X7i・EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM・1/320・F7.1・+1/3補正・ ISO100・WBマニュアル(4500K)・撮影:種清豊

ポイントまとめ

シンプルに光が灯った街灯をねらうこともできますし、一方で街灯=光を連想させる被写体と考えることもできます。

1)街灯のある「情景写真」としてねらってみる

2)街灯の「役割」に注目したフレーミング

3)「光」を連想させるイメージ性を高めたアプローチ

写真・解説 種清豊

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